お取り寄せ可。羽子板をモチーフにした縁起和菓子がSNS映えしそうな華やかさ
今回ご紹介するのは、埼玉県春日部市にお店を構える、菓匠ちぐささんの作る「羽子板最中」です。
春日部は押絵羽子板の生産地として知られており、その羽子板をモチーフにして作られたのだそう。一つから購入ができますが(箱なし)、今回は公式オンラインショップで5個の箱入りを購入してみました。
届いた羽子板最中はこのように包まれていました。
包みを開けると、羽子板職人の描かれた懸紙が現れます。
戦前は浅草を中心に栄えた江戸の押絵羽子板でしたが、戦禍から逃れ春日部に移り住んだ多くの押絵師たちにより、春日部は押絵羽子板の産地となったのだそう。
箱を開けると華やかなお菓子が現れます。
押絵羽子板を表した紫と橙の菓子袋が交互に詰まっていました。紫は栗、橙は餅が入った羽子板最中です。
まずは紫色の羽子板最中を一つ取り出してみます。艶やかな雰囲気の女性が描かれています。
最中を取り出すと、なんと最中生地まで羽子板模様をしていました。
中にあんこが詰まった状態で包まれていたため、パリッとした部分を残しつつも程良くしっとりしています。
最中を割ってみました。大きな栗が現れます。
あんこは粒あん。薄い最中生地の中にぎっしり詰まっていました。最近、これほどあんこが詰まった最中を見ることは稀です。手の平に乗せると、ずっしりあんこの重みが感じられるほどでした。
続いて橙の方を一つ取りだしてみます。
紫と全く同じ絵柄なのに、なぜか可愛らしい女性に感じてしまうのが色の不思議さですね。
もちろん、こちらの最中生地も羽子板柄。
割ってみると、大きなお餅が現れます。最中が届いた当日は、お餅が長く伸びるほど柔らかかったです。
羽子板を飾る季節といえば12月中旬から小正月(1月15日)にかけて、またはひな祭りの頃ですが、縁起の良さそうなお菓子なので、季節を問わず贈り物として喜ばれそうですね。
華やかな羽子板が描かれた菓匠ちぐささんの縁起和菓子「羽子板最中」、春日部にある菓匠ちぐささんのお店や公式オンラインショップでも購入が可能です。たっぷりのお茶や珈琲と一緒に召し上がれ。
羽子板最中の質感を撮ったショート動画(33秒)も作っています。よろしければご利用ください。
今回ご紹介したお店とお菓子
菓匠ちぐさ
羽子板最中、栗、餅(各税込248.4円)