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お取り寄せ可。思わず笑みが浮かびそうな山陰銘菓「どじょう掬いまんじゅう」きょうの一口和菓子

decocookie和菓子研究家

手軽に買えて楽しめる一口和菓子のおやつ、ご紹介するのは島根県の中浦食品さんが作る山陰銘菓「どじょう掬いまんじゅう」。

どじょう踊りとして全国的に有名な、島根県安来市の民謡である安来節(やすぎぶし)の発祥の地らしいユニークな和菓子です。

水玉模様のパッケージからこちらを見つめているのは、どじょう掬い踊りに使う「ひょっとこ」のお面をモチーフにしたお饅頭たち。

ひょっとこ面をモチーフにした中浦食品の「どじょう掬いまんじゅう」
ひょっとこ面をモチーフにした中浦食品の「どじょう掬いまんじゅう」

袋を開けると、ひょっとこのお饅頭が4個入っていました。こちらは4個の袋入りですが、数の多い箱入りもあります。

中浦食品の「どじょう掬いまんじゅう」4個入り
中浦食品の「どじょう掬いまんじゅう」4個入り

一つ取り出してみます。水玉模様の手ぬぐいがお饅頭を覆っていてとてもユニークです。

水玉模様の手ぬぐいがカワイイ、中浦食品の「どじょう掬いまんじゅう」
水玉模様の手ぬぐいがカワイイ、中浦食品の「どじょう掬いまんじゅう」

剥がしてみると、フィルムはこのような形をしていました。

中浦食品の「どじょう掬いまんじゅう」ひょっとこを覆っていたフィルム
中浦食品の「どじょう掬いまんじゅう」ひょっとこを覆っていたフィルム

フィルムを剥がしたあとのひょっとこさんはというと、ちょっと寂しい感じ。埴輪のようにも見えます。

つぶらな瞳の中浦食品の「どじょう掬いまんじゅう」
つぶらな瞳の中浦食品の「どじょう掬いまんじゅう」

フィルムで覆うだけでひょっとこになるのが面白いです。目の部分は焼印製。そのままフィルムを乗せると手ぬぐいというより、エリザベスカラーをかぶされた子犬にも見えます。

どじょう掬いまんじゅうのフィルムをそのままおまんじゅうに乗せてみる
どじょう掬いまんじゅうのフィルムをそのままおまんじゅうに乗せてみる

お饅頭をカットしてみます。お饅頭の皮はしっかりしている硬めのタイプ。中は白あんです。

中は白あんの中浦食品「どじょう掬いまんじゅう」
中は白あんの中浦食品「どじょう掬いまんじゅう」

原材料はこのようになっていました。

中浦食品の「どじょう掬いまんじゅう」の原材料
中浦食品の「どじょう掬いまんじゅう」の原材料

このお饅頭、とても現代的なデザインのため、SNS映えなどを狙って最近発売された品のような印象を持たれるかもしれませんが、実は1967年に販売開始をしたロングヒット商品。
50年以上も前に作られたお菓子とは思えないほど可愛らしいデザインです。

ご紹介したどじょう掬いまんじゅうは白あん入りでしたが、他にも様々な風味があります。例えば練乳入りの餡に安来産のいちご「紅ほっぺ」使用のジャムが入ったいちご味。いちご味はピンクの水玉模様の風呂敷で包まれていました。
他にも梨ジャム入り、抹茶味、こしあん、ミルクチョコ味などもあります。

ユニークで思わず笑みがこぼれそうなひとくち和菓子、どじょう掬いまんじゅう。いかがでしたか。

今回は大阪にある阪急うめだ本店にて購入しましたが、中浦本舗さんの店舗で購入できるほか、公式サイトからもお取り寄せが可能です。

ショート動画(38秒)でお菓子の質感を撮っています。購入される際のご参考にどうぞ。

今回ご紹介したお店と和菓子
中浦本舗
どじょう掬いまんじゅう 4個入り 378円(税込)

和菓子研究家

YouTubeにて日本のお菓子と菓子作りを海外に紹介する菓子専門チャンネル「decocookie channel」を運営。伝統的な日本の菓子づくりだけでなく、今現在、海外で人気のある日本の菓子や知育菓子まで、幅広い日本の菓子を紹介しています。Yahooでは、奥深い和菓子を様々な角度からご紹介できればと思っています。

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