【関西土産】とろけるお餅ときな粉の香りが絶妙、豊臣秀吉をもてなした歴史ある和菓子
今回ご紹介するのは、歴史のある奈良で四百年以上続く老舗和菓子屋、本家菊屋さんのつくる御城之口餅(おしろのくちもち)です。
趣のある包装紙を開くと、お店の紹介リーフレットが入っています。
御城之口餅は豊臣秀吉公が名づけた400年以上続く味とのこと。公式サイトには、以下のような説明がありました。
お菓子の入っている箱は、涼しげな色合いの菊模様。
箱を開けるとお菓子は薄紙で覆われていました。
薄紙をめくると、たっぷりのきな粉がまぶされたお餅が現れます。こちらは15個入り。他に6個、20個、30個、40個、63個入りがあります。
原材料名は下記の通り。余計なものが入っていないため、賞味期限が短めですが、その分餅の柔らかさと素材の美味しさが楽しめます。
本家菊屋、御城之口餅の原材料
砂糖(国内製造)、小豆、餅米(国産)、水飴、青大豆、寒天、ばれいしょ澱粉/トレハロース(一部に大豆を含む)
お餅を一つ、取り出してみます。黒文字を刺した瞬間、柔らかいお餅の感触に驚かされます。
お餅をカットしてみると、粒あんが薄い餅生地で包まれていました。粒あんに使用される小豆は、北海道十勝産や丹波産を使用した最高級小豆とのこと。また、餡を炊く釜にもこだわり、現在ではほとんど見かけない、蒸気で一気に炊き上げられる丈夫な砲金の大釜を使用しているそうです。
たっぷりまぶされたきな粉は、国産青大豆を使用し、柔らかいお餅は近江産の餅米を使用。餅粉ではなく、餅米から餅をついて作るという、シンプルながらこだわりのつまったお餅です。
実際にいただいてみると、きな粉の香ばしさと、とろけるような柔らかいお餅、そして風味のしっかり残った粒あんのバランスが絶妙で、15個も入っていたにも関わらず、あまりの美味しさに、ふと気が付くと食べ終えてしまっていたほどでした。
本家菊屋さんの御城之口餅は、奈良にある店舗で購入ができる他、公式サイトからもお取り寄せが可能です。うぐいす餅の原型となったと言われる歴史ある和菓子、関西旅行のお土産や歴史好きの方への贈り物にいかがですか。
ショート動画(35秒)でお菓子の質感を撮っています。購入される際のご参考にどうぞ。
今回ご紹介したお店とお菓子
本家菊屋
御城之口餅 15個入 1,620円