処暑が過ぎたにも関わらず暑さが続くこの頃。和菓子の商品は秋のものが少しずつ並び始めていますが、まだまだ涼菓に目が行く方も多いのではないでしょうか。
今回は残暑で食欲のない方にお勧めのさっぱり和菓子（和風デザート）をご紹介します。

ご紹介するのは佐賀県にある豆腐屋、平川屋さんのつくる「豆乳もち」です。

平川屋さんは、大豆の産地でもある佐賀の良質な大豆を使って美味しい豆腐をつくられている豆腐専門店。その平川屋さんがつくる和風デザート「豆乳もち」は、佐賀県の豆腐文化の一つである呉豆腐（ごどうふ）を用いたものです。呉豆腐は佐賀県の有田町を中心に伝わる豆腐で、にがりを加えて固める通常の豆腐づくりとは異なり、豆乳をでん粉で固めたもの。食感はもちもちとした独自の柔らかさがあります。

豆乳もちのお味は全４種類。黒みつときな粉、抹茶蜜、みたらし、つぶあんがあります。今回は黒蜜ときな粉味を購入しました。

こちらは個売りの商品なので簡易なパッケージですが、お取り寄せの場合は箱入りになります。
原材料はこのようになっていました。

パッケージを開けると黒みつときな粉の入った袋が２個ずつ乗っていました。

豆腐は馴染みのある豆腐容器に入っており、中央でパキッと割るタイプです。

一食分がこの組み合わせ。豆腐を器に入れ黒みつときな粉をかけていただきます。

上のフィルムを剥がすとつやつやとしたみずみずしい豆腐が現れます。スプーンで押してみるとぐにゃりと曲がって元に戻るほど弾力があります。

器に入れてみました。一見ゆるく柔らかそうなのであっという間に崩れそうなお豆腐にも見えます。

黒みつときな粉を掛けてみます。

一口食べてみると、豆乳もちの弾力と独特のなめらかさに驚きました。大豆の香りが口の中に広がり爽やかな風味です。黒みつときな粉ともよく合いました。冷蔵庫であらかじめよく冷やしておいたので冷たくさっぱりしていて、食欲のない季節に体が喜びそうです。厳しい残暑の手土産や贈り物にも喜ばれそうな涼菓でした。

平川屋さんの豆乳もちは佐賀にある店舗で購入できる他、公式オンラインショップからもお取り寄せが可能です。お取り寄せの場合はセットのみ（４種類の味が入った箱入り、送料込みで2,980円税込）になるとのこと。

ショート動画（４４秒）でお菓子の質感を撮っています。購入される際のご参考にどうぞ。

今回ご紹介したお店とお菓子
平川屋
豆乳もち 黒みつときな粉　345円税込（購入した際の金額）