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お取り寄せ可。ごまが好きな方にお勧めの胡麻油の老舗がつくる胡麻たっぷり羊羹 きょうの一口和菓子

decocookie和菓子研究家

胡麻を使った和菓子には様々なものがありますが、今回は特に胡麻好きの方にお勧めしたい和菓子をご紹介します。

かどやの胡麻がたっぷり入った和菓子、goma toようかん
かどやの胡麻がたっぷり入った和菓子、goma toようかん

こちらは胡麻油の老舗「かどや(かどや製油株式会社)」さんと、京都の人気あんこ屋「都松庵」さんのコラボで誕生した「goma toようかん」。かどやさんが手掛けた胡麻の和菓子と聞いて、胡麻が濃くて美味しそうだなと期待をして取り寄せてみました。箱はシンプルな白と黒の胡麻のイラストが描かれています。

上蓋を開けると黒練が3本、白練が2本、合計5本の羊羹が入っています。

白ごまと黒ごまの羊羹が入った、かどやgoma toようかん
白ごまと黒ごまの羊羹が入った、かどやgoma toようかん

原材料は以下の通り。左が白練、右が黒練です。白練(白ごまようかん)のカロリーがわずかに高いのが意外ですよね。

goma toようかんの原材料等。左が白練、右が黒練
goma toようかんの原材料等。左が白練、右が黒練

白練(白ごまようかん)から開けてゆきます。羊羹は密封されています。

goma toようかんの白練
goma toようかんの白練

goma toようかんの白練
goma toようかんの白練

開け口からフィルムを剥がすと、胡麻の粒が見える白ごま羊羹が現れました。胡麻風味の羊羹で胡麻の粒がそのまま見えるタイプは珍しいです。

いりごまが入っているのが見えるgoma toようかん
いりごまが入っているのが見えるgoma toようかん

続いて黒練(黒ごまようかん)を開けてみます。

goma toようかんの黒練
goma toようかんの黒練

フィルムを剥がすと、こちらも胡麻の粒が見える真っ黒い黒胡麻羊羹です。

goma toようかんの黒練
goma toようかんの黒練

二つを並べてみます。

goma toようかんの黒練と白練
goma toようかんの黒練と白練

さっそく白練から頂いてみます。羊羹には弾力があり、口に入れるとふわっと白胡麻の風味が広がります。白あんの美味しさと胡麻の香ばしさが感じられる優しいお味です。羊羹の中に含まれている煎胡麻がプチプチと口の中ではじけ、独特の食感が楽しめます。

続いて黒練。こちらは口の中に入れた瞬間、パンチの利いた濃い黒胡麻の香りが口いっぱいに広がります。ここまで入っているとはと黒ゴマの濃さに驚かされます。ごま油の老舗らしさが存分に出ている、とても攻めた黒胡麻羊羹です。こちらも煎胡麻のプチプチ食感が楽しめます。
黒練を頂いた後に再び白練を頂くと物足りなく感じてしまうほど、こくと風味が強い黒胡麻好きにはたまらないお味でした。

下は羊羹を手でカットしたあとの断面です。いずれも非常に弾力がある生地感のため、なかなか切れず千切れるようにして切れました。

goma toようかんの羊羹を手でカットした断面
goma toようかんの羊羹を手でカットした断面

もともと筆者が白胡麻より黒胡麻を使った和菓子の方が好みという事もあり、最初にいただいた時には5本とも黒練だったらよかったのに…と感じたのですが、日を改めて白練だけを頂いてみたところ、白練もまた白胡麻の良さを引き出していて、まろやかさと風味が白胡麻ならではの美味しさ。 白黒共にあってよかったなと、それぞれの良さを感じました。

「goma to ようかん」はかどやさんの公式オンラインショップからお取り寄せが可能です。胡麻好きの方へのプレゼントにいかがでしょうか。

ショート動画(34秒)でお菓子の質感を撮っています。購入される際のご参考にどうぞ。黒練のみです。

今回ご紹介したお店とお菓子
かどや製油株式会社
goma to ようかん 2,500円(税込)

和菓子研究家

YouTubeにて日本のお菓子と菓子作りを海外に紹介する菓子専門チャンネル「decocookie channel」を運営。伝統的な日本の菓子づくりだけでなく、今現在、海外で人気のある日本の菓子や知育菓子まで、幅広い日本の菓子を紹介しています。Yahooでは、奥深い和菓子を様々な角度からご紹介できればと思っています。

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