もしもの備えに和菓子はいかが。5年持つ人気保存用羊羹「えいようかん」と「チョコえいようかん」が優秀
今回は井村屋さんのつくる5年(賞味期間5年6か月)持つ人気の保存用羊羹「えいようかん」と「チョコえいようかん」をご紹介します。
通常の羊羹「えいようかん」とチョコ味の羊羹「チョコえいようかん」があるえいようかん。まずは通常のえいようかんからご紹介します。
パッケージに大きく「備」と書かれた5本入りのえいようかん。この備のマークはホログラム仕様で暗闇でも見つけやすくなっています。
大きく描かれたえいようかんの文字上には点字による表記もされ、中身が羊羹である事がわかるようになっています。
アレルギー特定原材料等不使用で1本あたり171kcal。原材料名は砂糖(国内製造)、生あん(小豆)、水あめ、寒天とシンプルで余計なものが入っていません。
パッケージ裏面には災害用伝言ダイヤルの使用方法と賞味期限。忘れてしまいがちな災害用伝言ダイヤルの利用法が書かれているのは便利です。
パッケージ前面の開け口から開けてみます。この開け口も暗闇でわかりやすいような手触りに設計されていました。
5本入ったえいようかんの個包装フィルムにもカロリーや賞味期限(フィルム裏面)など必要なことが書いてあります。
個包装のフィルムを剥がしてみます。
現れたのは少し硬めの羊羹。保存性を高めるため水分調整をしている様子。羊羹を覆っていたフィルムも厚めでしっかりとした作りです。開け口から羊羹をかじったあとはフィルム下を指で押すと中の羊羹が出てくるので手が汚れません。
手で割ってみた断面はこちら。
弾力のある食感が特徴の美味しい羊羹です。保存食、特に長期間持つタイプの商品はどうしても味が通常のものと比べて劣りがちなものですが、この井村屋さんのえいようかんは通常の羊羹と変わらない美味しさ。これがもしもの時に手元にあって食べられたら、心も体も満たされそうです。
続いてチョコえいようかん。チョコ味の羊羹でこちらも5年間(賞味期間5年6か月)の長期保存が可能です。表面のホログラムや点字もあり、裏面も通常のえいようかんと同じく、災害用ダイヤルの使用法が書かれていました。
個包装のフィルムを開け、羊羹を取り出すとチョコの香りがほのかにします。
こちらも弾力がある食感でチョコの風味がしっかり感じられます。色はビター風ですが食べやすく、お子さんでも食べられそうな適度な甘さがあります。あんこがあまり好きでないという方にお勧めです。指で割った時のチョコえいようかんの断面はこちら。
保存用の羊羹と言えば昨年発売された無印良品さんの備蓄おやつ「チョコようかん」もあります。こちらも作っているのは同じ井村屋さん。5年持つという「えいようかん」と最長で4年6か月持つという「チョコようかん」、せっかっくなので内容に違いがあるのか比べてみました。
左が「チョコようかん」右が「チョコえいようかん」です。どちらも55gの羊羹が1箱に5本入っています。
フィルムを開けると羊羹の色はこのようになっています。見たところ違いは分かりませんでした。
両方を食べ比べてみたのですが味に違いが感じられませんでした。大量につくるお菓子は同じ製品でも製造日や工場などによって多少の違いがあるものですが、違いがあったとしてもその程度のように感じます。
念のため原材料を見てみます。原材料は同じの様子。
栄養成分表示はこちら。炭水化物と食塩相当量にほんの僅かの違いがありますが表示値はあくまで目安。どちらを購入するかはお好きなデザインと買いやすさで選ぶのが良さそうです。
「えいようかん」「チョコえいようかん」「チョコようかん」の3品を食べ比べてみて、個人的に一番気に入ったのは通常の「えいようかん」でした。くせがなく優しい小豆の風味に、いざというとき一番ほっとしそうだなと感じました。
能登半島の地震や1月17日の阪神・淡路大震災の追悼行事を期にもしもの備えを見直す方は多いと思います。見落とされがちではありますが、カロリーや栄養の面だけでなく、心を癒すものとして甘いものはとても重宝すると言われています。もしもの備えを見直す際、保存用の和菓子もいかがでしょうか。
ショート動画(27秒)でもお菓子(えいようかんのみ)の質感を撮っています。購入される際のご参考にどうぞ。
今回ご紹介したお店とお菓子
井村屋
えいようかん648円(税込)、チョコえいようかん756円(税込)