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こよみと和菓子~睦月(一月)の和菓子紹介~

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新しい年が始まるとともに、和菓子屋さんにも様々な新春和菓子が並ぶようになりました。

干支をモチーフにした和菓子から、縁起物の和菓子、温かいぜんざいや汁粉、そしてこの季節ならではの上生菓子も姿を現します。

十二月に多くみられた、冬に力強く咲く花や雪をイメージするものから、徐々に雪解けや雪の中から顔を出す春の色、淡い色合いの梅をモチーフにした生菓子が見られるようになるのもこの季節です。

今回ご紹介したお店は、京都市南区にある相生本舗さん。「からはし」という代表菓子の看板が大きく掲げられた、地元に愛される和菓子屋さんです。本当はこちらの「金柑餅」一品と、残り二つは他のお店のお菓子をご紹介する予定だったのですが、うかがった際、目に入った生菓子がとても可愛らしかったので、今回はこちらの和菓子屋さんのみでまとめてみました。

学問の神様として有名な菅原道真公を祀る吉祥院天満宮の近くなので、神社にお立ち寄りの際はぜひ足を延ばしてみて下さいね。

まずは、季節の上生菓子、練りきり二種です。一つ目の梅一輪は、この季節ならではの練りきりです。お店によってデザインが異なりますが、このタイプは淡い色合いの丸い練りきりに一筋の線が入り、小さい梅の花をあしらうものが多く見受けられます。

梅は、表現できる期間が長いからか桜より多様な表現がされ、季節の移り変わりとともに、形だけでなく色の濃さまで変わります。こちらの梅一輪は、梅と福鈴を兼ねたような形が特徴的でした。

二つ目の手鞠は、一般的に着色した練りきりあんを白練りきりに紙風船のようにつけ、丸く成型したのち細かい線を入れるものです。様々なデザインの手毬がありますが、こちらは菊によく見られる形で手毬を表現しています。

続いては、金柑餅。桜餅としておなじみの道明寺の中に、密漬けした金柑が一粒。外側は氷餅で覆われた一品です。さくっとした氷餅の食感からはじまり、もちもちとした道明寺の食感と甘いこしあん、そして口の中ではじける金柑が合わさって、絶妙な美味しさをうんでいます。金柑餅を販売しているお店は少ないかもしれませんが、もし見かけたら一度召し上がってみて下さい。

最後は、一月を代表する新春菓子「花びら餅」です。花びら餅は、甘く煮たゴボウと味噌あんを餅で挟むというものですが、お店によって味がまるで異なる面白い和菓子です。もし、過去に花びら餅が合わないと感じた方がいらしたら、他の和菓子屋さんのものも試してみて下さい。「あれ? こんなに美味しいものだったんだ」と感じる方もいらっしゃるかもしれません。

今回は京都の和菓子屋さんをご紹介させて頂きましたが、ぜひ皆様のご近所にある和菓子屋さんにもお立ち寄りくださいね。この時期ならではの素敵な和菓子との出会いがありますように。

今回ご紹介したお店
相生本舗(あいおいほんぽ)さん
ホームページ等なし。京都、西大路駅から徒歩約500mほどの場所にあります。

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