専門マスター

伊勢赤福の朔日餅 今月は福がたくさん詰まったえびす餅

decocookie

和菓子研究家

QRコード

スマホ版Yahoo! JAPANのフォローで最新情報をチェックしてみよう

毎月一日に発売される伊勢赤福の朔日餅(ついたちもち)、11月の朔日餅はえびす講にちなんでえびす餅でした。

えびす講は旧暦10月(新暦の11月頃)に行われる、恵比須様に感謝をする行事のこと。

神無月である旧暦の10月は、全国の神様方が出雲に向かわれると言われています。

その際に残って留守番をしてくださっているのが、恵比須様。その恵比須様に感謝を捧げ、豊穣と商売繁盛もお祈りするというものです。

えびす講はえびす祭、十日えびす等とも呼ばれ、旧暦に行ったり新暦で行ったり、年に二度行ったり一月に行うなど、地域によって異なります。

また、えびす講では、熊手や福箕(ふくみ)なども売られますが、今月の朔日餅の化粧箱は、この福箕を表していました。

福をすくいあげるという意味を持つ福箕にぴったりの、お餅と小物が入っています。

お餅は二種。白の餅は、黄金の小判印が押された柚子風味。黒は打出の小槌印の押された黒糖風味。どちらも、肌寒くなったこの季節にぴったりの、温かいお茶によく合う味でした。

今月は、版画家の徳力富吉郎氏の豊年万作をイメージした包装紙だけでなく、大きな鯛を持った勇ましくも飄々とした姿の恵比須様の中絵、そして絵葉書に描いてある、少し力の抜けた雰囲気の大黒天と恵比須様の絵柄、楽し気に踊る「叶」の文字などが、箱を開けるたびに現れ、驚きと共に楽しませてくれます。

自分で楽しむだけでなく、大切な人に見せたり贈ったりしたくなる、福の詰まった今月の朔日餅でした。

朔日餅(ついたちもち)とは

伊勢では毎月一日の早朝、伊勢神宮にお参りする「朔日参り」があります。一か月を無事に過ごせたことに感謝し、新しい月の無事を祈願するというものです。その朔日参りに来た参拝客をおもてなしするため作られ始めたというのが、赤福さんの「朔日餅」。行列が出来る事でも有名です。
朔日餅は一月以外の毎月発売されており、月によって内容が異なり、その季節に合った和菓子が販売されます。動画でご紹介しているのは、化粧箱入りのご贈答用のものですが、小箱、大箱というものも販売されています。来月は雪餅とのことでした。

今回ご紹介したお店

赤福
http://www.akafuku.co.jp/

…続きを読む

専門マスターの新着作品

すべて見る

こちらのクリエイターもおすすめ

すべて見る

タグから探す

すべて見る