お取り寄せ可。埼玉県の和菓子屋さんがつくる、懐かしの和菓子「シベリア」は、こだわりの一品
今回ご紹介したのは、埼玉県にあるシベリア本舗さんの和菓子、シベリアです。
宮崎駿監督の「風立ちぬ」で知った方も多いこのお菓子、独特の形は、シベリアの永久凍土やシベリア鉄道から来ているという説もありますが、日本発祥であること以外は、はっきりとはわからないようです。
関東では以前、パン屋さんで見かけることが多かったですが、いつのまにか作られなくなりました。
映画の影響で人気は復活したものの、手間がかかるからか、いまだ扱うお店は少ないようです。
それでも、スーパーに山崎製パンさんの作る三角シベリアが置かれている事が多いので、関東人にとっては(世代によりますが)、馴染みのあるお菓子の一つです。
さて、そのシベリア、和菓子と洋菓子、どちらだと思いますか。
羊羹は和菓子ですが、外側のカステラ生地に長崎カステラのような、しっとり卵たっぷりのカステラ生地を使ったり、底にほんのりザラメがあれば、完全に和菓子になる気がします。
しかし、スポンジケーキの生地を使用すれば、洋菓子寄りに早変わり。
実際、山崎製パンさんの分類では、洋菓子になっていますし、パン屋さんで売られる場合は、パン菓子とされれることもあります。和菓子屋さんで売っていれば、和菓子になっているようです。
そのような少し謎めいたお菓子、シベリアですが、埼玉県の和菓子屋「シベリア本舗」さんでは、ほぼ専門にシベリアを作られているようです。(和菓子屋さんなので、シベリアだけでなく、美しい季節の上生菓子も販売しています)
動画では、現在発売している、全12種をお見せしました。箱に入っていますが、こちらはセットではありません。
単品を全種類頼んだところ、この形で届きました。
また、動画内では、味について触れていなかったため、こちらでは、一つずつ感想を記します。
「昔懐かし」定番のシベリアであり、カステラにあっさりこしあんの羊羹がはさまっています。
「小倉」一見、昔懐かしと同じものに見えますが、こちらは粒餡の羊羹でした。
「キャラメル」カラメル風味ではなく、ミルクキャラメルが入っているような味です。
「黒糖」こくのある黒糖風味。
「オレンジアンドマンゴー」マーマレードジャムの味です。マンゴーよりマーマレードの味が強く、紅茶に合いそうな一品でした。
「青梅」さっぱりとした酸味が印象的でした。甘酸っぱさと香りが独特で、意外な組み合わせでした。紅茶に合いそうです。青梅が一番意外性があり、美味しく感じました。
「ミルクコーヒー」ミルクコーヒーというので、子供向けかと思いきや、炭焼珈琲にミルクをいれたような、少し大人の味でした。
「モカ」炭焼珈琲のような香ばしさと、あんがよくあい、コーヒーが進みそうです。
「抹茶」抹茶の香りがしっかりする羊羹が挟まってます。抹茶好きの方におすすめです。
「ラムネ」粒状のラムネが入った、少し変わった一品でした。
「味噌」甘さ控えめの白味噌の羊羹が挟まってます。
「柚子」柚子ピールが入った、爽やかで香りの良い羊羹が挟まってました。煎茶、紅茶に良く合い美味しいです。
昭和レトロなお菓子シベリア、お取り寄せで取り扱っているお店は少ないので、ご興味のある方は一度、召し上がってみて下さいね。
音源提供:Nash Music Library
■参考情報/Yahoo!ショッピング
シベリア本舗 シベリア 各180円
https://bit.ly/2D05NDb
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