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自分でつくる和菓子の道具 波紋の焼き印の作り方

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和菓子研究家

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今回は、波紋(水輪)の焼き印を、自分でつくる方法を、動画でご紹介しています。

水輪の和菓子は、夏によく見られる和菓子のひとつで、さまざまな方法で清流や観世水などが表現されています。

動画では、一つ前に公開した「錦玉でつくる波紋の和菓子 季節の和菓子の作り方」で使用した焼き印を作りました。

使用するのは、ステンレス製の針金。0.9ミリの物を使用しています。

線径は、これより細い場合、焼き付けた際にずれやすくなりますし、太い物の場合は細工が難しくなりますが、あくまで参考程度にしてください。

使いやすいのは0.7から0.9ミリ辺りの針金ですが、作りたい物や表現内容によって臨機応変に選んでください。

注意したいのが、素材。融点の低さからアルミは避けて下さい。塗装されているものも危険です。

そしてもう一つ、注意が必要なのが火傷です。普通の焼き印ほど安定性がないため、油断をすると火傷をします。

特に、ガスコンロの火で焼き印を炙る際は、出来るだけ火を弱くし(弱あるいは中火)、しっかりと炎を確認してください。

このレシピでは安全性を考え、針金の長さを30センチ程度取っていますが、これより短いと炙っている際、知らぬ間に目視しづらい色(青い炎)の近くに指先を近づけてしまう事がありますので、耐火手袋などを使って、焼き印を持つことをお勧めします。

それでは、材料と作り方です。

材料(焼き印一本)
 
ステンレス製 針金 0.9ミリ程度 30センチ

道具、 丸ヤットコ、ニッパー、ペンチなど

作り方

安全性を考え、作業をする際には作業用手袋をすることをお勧めします。

ステンレス製針金をニッパーで30センチにカットし、片方の先端を丸ヤットコで丸めます。

丸めた部分を片方の手で押さえながら、ぐるぐると丸め、水輪を作ってゆきます。

残った部分で持ち手を作り、洗浄したら完成です。

焼き印の押し方

焼き印は、弱から中火のガスコンロで、赤くなる程度に熱したのち、一度濡れ布巾に軽く落とす(ジュっとさせる)と、丁度良い温度になります。

動画で使用している錦玉羹のように、糖度が高い物の上面に焼き付けると、一部が飴化し、形が崩れたり、解けた飴が焼き印について焦げ付きます。

それを避けるため、濡れ布巾で少しだけ温度が落としてから使用します。

一度焼き付けた焼き印は、水に浸け、濡れ布巾でよくふいてから使用します。飴が焼き印に付いてくるので、綺麗に取ってから使いましょう。焼き印を数本作っておくと楽ですよ。糖度が低いゼリーなどに押し付ける場合、この作業は必要ありません。

水輪の他にも、様々な焼き印を作ることができます。動画の最後ではハートを作ってみましたが、短冊状の錦玉に焼き付け、丸めた白あんに被せるだけで、可愛らしい和菓子が出来上がります。

また、この焼き印は、和菓子だけでなく洋菓子でも使用されます。

洋菓子の場合は、粉砂糖をふるったロールケーキの生地等に焼き付けてゆくのですが、デコロールなどが流行った現在、使用される機会は少ないかもしれません。

ゼリーを焼き印で焼くのは、とても心地が良く楽しい作業ですが、くれぐれも火傷やケガに気を付けて、お菓子作りを楽しんでくださいね。

音源提供:Nash Music Library

前回ご紹介した動画

錦玉でつくる波紋の和菓子 季節の和菓子の作り方
https://creators.yahoo.co.jp/decocookie/0300075953

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