練りきりでつくる紅葉の和菓子 季節の和菓子のつくりかた
暦の上では冬を迎えましたが、全国的に秋が深まり、木々が鮮やかに色づく季節になりました。
今回は、練りきり生地を使い、紅葉の和菓子を作ってみました。紅葉の…と言っても、和菓子の世界では様々な表現で紅葉を表し、素敵な菓銘を添えています。
練りきりは勿論の事、きんとんやこなし、お干菓子や半生菓子など、この季節には色とりどりの和菓子が見られるので、一度、お近くの和菓子屋さんを覗いてみて下さいね。
貴方の琴線に触れる、素敵な紅葉の和菓子との出会いがあるかもしれませんよ。
それでは、練りきり紅葉の作り方と材料です。
材料
オレンジ練りきり生地 40グラム
黄色練りきり生地 2~3グラム
赤練りきり生地 3~5グラム
こしあん 15グラム
作り方
オレンジ練りきり生地を手に取り、平たく伸ばします。
赤練りきり生地、黄色練りきり生地を好きなように貼りつけ、指先で境界をぼかします。
水で濡らした板、または濡らして固く絞った布巾の上に生地を乗せ、めん棒で薄く伸ばします。
葉型で抜き、葉脈柄の木型で葉脈をつけます。
こしあんを置いて、くるりと丸めたら完成です。
今回はオレンジをベースにしましたが、基本の色や貼り付ける色によって、様々な色が表現出来るので、絵を描くように楽しんで色づくりをしてみてください。貴方好みの紅葉が出来たら、ぜひSNSなどで自慢して下さいね。
今回は、木型や抜型を使って、紅葉の和菓子を作りましたが、使わなくても同じものを作ることが出来ます。
その場合は、オレンジ生地を少なめにし、他の色を貼りつけぼかしたのち、手のひらで木の葉型に薄く伸ばして、竹べらで葉脈と葉のギザギザを付けます。以前公開した、落とし文の動画を参考にしてくださいね。
■調理をする前に
動画では、見やすいように素手で作業していますが、ご自宅で行う和菓子作りは、感染症予防のため、調理用手袋をすることをお勧めしています。
音源提供:Nash Music Library
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