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和菓子の起源といわれる「椿餅」はご存じですか。季節の和菓子のつくりかた

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和菓子研究家

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年が明け、初のつく行事が一つずつ過ぎるうち、生活の中に新たな年が馴染むころになりました。

今回ご紹介する和菓子は、平安時代の文学、源氏物語や宇津保物語にも記述があるお菓子「椿餅」です。

当時、お菓子の多くは大陸から伝わった唐菓子でした。そのため、もち粉を甘葛の汁で練ったものを椿の葉で包むという形式が日本独自とされ、椿餅が和菓子の起源ではないかと言われています。

現在、和菓子屋さんで販売されている椿餅は、当時のものとは異なります。通常は道明寺粉が使われることが多いですが、道明寺粉以外の素材を使うお店や、シナモンを道明寺粉に入れ、赤い椿餅を作るお店もあります。

早いところでは12月末、多くが2月にかけてみられる冬の和菓子、椿餅。お近くの和菓子屋さんで販売していたら、ぜひ召し上がってみてくださいね。

それでは、材料と作り方です

材料(5つ分)

シロップ(湯25ミリリットル、グラニュー糖25グラム)

道明寺粉 50グラム
湯 70ミリリットル
グラニュー糖 25グラム

あんこ(つぶあん、こしあんどちらでも)100グラム
椿の葉 10枚

作り方

まずは、シロップを作っておきます。耐熱ボウルにグラニュー糖と湯を入れ、よくお砂糖を溶かしてから、レンジで軽く沸騰させます。

シロップはそのまま、常温で冷ましておきます。

続いてお餅づくり。耐熱ボウルにグラニュー糖を入れ、湯で溶きます。お砂糖が溶けたら道明寺粉を入れ、軽く混ぜて、そのまま20分程度おいておきます。

20分後、お餅(道明寺)が柔らかくなったら、蒸し器に入れ、強火で20分ほど蒸します。

その間に、あんこを5等分し、丸めておきます。

蒸しあげたお餅が熱いうちに、取り出して固く絞った布巾などを使って軽くこね、5等分します。

手にシロップをつけ(つけすぎると甘くなるので注意してください)、お餅であんこを包んで、二枚の椿の葉で挟んだら出来上がり。

椿の葉は、ネットショッピングでも扱っているお店がありますよ。

普段、和菓子作りをされる方はお気づきだと思いますが、作り方はほとんど、関西風桜餅の道明寺と同じです。材料はよく似ていますが、桜葉ほど主張のない、清涼感のある控えめな葉の香りがお餅に移り、穏やかな気持ちになれる和菓子です。

ストレスの多い生活を送るなか、ほっと一息つきたいとき、温かいお茶と一緒に召し上がってみてくださいね。

■調理をする前に
動画では、見やすいように素手で作業していますが、ご自宅で行う和菓子作りは、感染症予防のため、調理用手袋をすることをお勧めしています。

音源提供:Nash Music Library

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