和菓子でつくる福寿草 季節の和菓子のつくりかた
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今回は、和菓子の練りきりで福寿草を作っています。福寿草はお正月飾りなどで見られる花ですが、実際の開花日は二月あたりから。ちょうど旧正月の頃であるため、元日草や朔日草などと呼ばれています。
和菓子屋さんでも福寿草の和菓子を販売するお店がありますが、販売時期はお正月か旧正月の頃が多そうです。きんとんを使って表現される事が多く、品を感じさせる抽象的なもの、可愛らしさを表現した写実的なものなど、お店によって異なります。もし見かけましたら、縁起の良い和菓子なのでぜひ召し上がってみてくださいね。
それでは和菓子の福寿草の材料とつくりかたです。
材料
白練りきり生地 25グラム
こしあん 15グラム
緑色練りきり生地 1グラム程度
黄色練りきり生地 3グラム程度
しべ用 黄と緑を混ぜた練りきり生地 少々
つくりかた
白練りきり生地を平たく伸ばし、緑色練りきりを二つにわけて貼り付け、中央に黄色練りきりを貼り付けます。
色生地の周りを少し指先でなじませたら生地をひっくり返し、こしあんを包んでゆきます。
包み終わったら形を整え、黄色生地が真ん中に来るよう調整します。
細工棒で葉の部分をつくります。
黄色の中央に印をつけ、中央から外に向かって細工棒で線を入れ花びらを作ります。
中央の印をつけた周りを細工ばさみで一周切ります。
しべ用の薄緑生地を押し棒につけ、中央にしべをつくったら完成です。
今回、中に包むあんはこしあんを使用していますが、白あんを使った方がより作りやすいです。細工棒を使う際、表にこしあんの色が出ないで済みますよ。
縁起の良い福寿草。旧正月の頃にでも、ぜひ温かいお茶と一緒に召し上がってくださいね。
■調理をする前に
動画では、見やすいように素手で作業していますが、ご自宅で行う和菓子作りは、感染症予防のため、調理用手袋をすることをお勧めしています。
音源提供:Nash Music Library