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【一宮市】ママ達絶賛! 高校生のビジネスプランコンテスト1位をご紹介! 

でめ地域ニュースサイト号外NETライター(一宮市)

2021年8月25日(水)に行われた高校生のビジネスプランコンテスト「ジュニアスタートアッププログラム2021」

9組のグループが参加したこのコンテストでは、高校生のフレッシュなアイディアが光る、素晴らしい内容で幕を閉じました。

中でも、1位に選ばれた、滝高校の「一集中宮(いっしゅうちゅうぐう)」は、その内容を知ったママ達から未だ絶賛されており、「ぜひ実現に向けて動いて欲しい!」との声が上がっています。

ビジネスプランコンテストから約2カ月経った今でも絶賛されているというそのプランとは一体どんな内容なのでしょうか? 

滝高校 「一集中宮(いっしゅうちゅうぐう)」

使用する地域課題のテーマは「教育」。高校生が感じている生の声がとてもリアルでした。

まず、課題として挙げられていたことは、一宮駅から離れた地域の高校生が「行きたい」と思える自習室がないということ。

・9割以上の高校生が自習室を必要としている。
 →できれば家の近くに。
 →塾などの授業を受けずに利用できる安価で快適な自習室に行きたい。

「安価で快適な自習室」というところが、親にとっても嬉しいポイントです。

これらの調査結果から、下記のアイディアやプランが出されました。

  • 一宮市内で駅から離れた地域に住む高校生に自習室「一集中宮」を提供。
  • 現在使われていないのこぎり屋根工場をリノベーションして活用。
  • 快適な自習室を設置。
  • 喫茶店とのコラボレーションを企画。

そして、重要なのがこちらの項目! 

利用料金を安く。

塾代に模試代など、高校生は、学習にかかるお金が半端なく、少しでも安くなれば家計は楽になるに違いありません。

子供から毎回請求される模試代に唖然としたり、毎月当たり前のように引き落としされる塾代・・・。一体何のために働いているの? と疑問に思うこともあると、ママさん達は言います。

「一集中宮」の具体的な料金プランとは?

一般コース:2,500円/月 長期休暇コース:3,000円/期
 ・「一集中宮」のみ 3万円/年
 ・「一集中宮」+スタディサプリ 20万円/年

「自習する場所の提供のみ」だと、なんと、年に3万円との算出です! 

ここに、例えばスタディサプリをつけたとしても、年間20万円とのことで、高校生のニーズと親のニーズが合致しているアイディアだと感心しました。

更に具体的に、「一集中宮」を各エリア毎に設置する提案が出されていました。

 ・丹陽・千秋エリア(約1,300人)
 ・浅井・葉栗・西成エリア(約1,900人)
 ・大徳・木曽川町エリア(約1,700人)
 ・朝日・萩原エリア(約800人)
 ・萩原・大和エリア(約800人)

地域毎に自習できる場所があれば、ママ達はなにかと安心ですし、子供たちも近い場所にあると、勉強時間もより確保できますね! 

他にはないアイディア

他にはないアイディアとして挙げられていたことは、

 ・あえて駅から離れたところにあること。
 ・地域と密着した自習室の運営であること。
 ・授業を取らない自習室だけの形態で成立していること。

塾には自習室はあるけれど、授業を選択する必要があって、どうしても費用がかかってしまいます。。。

今回の審査は下記のメンバーの方々で行われました! 

審査委員長 西岡隆夫
(株式会社マルエム商会 代表取締役)

一宮商工会議所 副会頭 服部宙史
(一宮市 活力創造部長)

鈴木万治
(株式会社デンソー 技術企画部担当部長)
(スズキマンジ事務所 代表)

西垣雄太
(株式会社 GENEROSITY 代表取締役 CEO)

粟生万琴
(株式会社 LEO 代表取締役)
(なごのキャンパス 企画運営プロデューサー)

高校生のみなさんは受験などに忙しいので、残念ながらこのプランが積極的に進んでいくことは難しいとのお話を伺ったのですが、ママ達は絶賛しており、ぜひ実現して欲しいとの声が多数上がっていました! 

実現に向けて、なんらかの動きがあることに期待したいと思います! 

また、もうすぐ締め切りとなる、一般の部のビジネスプランコンテストが12月に開催されます。(10月31日必着)

一宮商工会議所創立100周年記念 スタートアッププログラム2021<審査員・コメンテーターに注目!>

新たな審査員をむかえて行われるという一般の部! 高校生の部に引き続き、市民の皆さんが喜ぶビジネスプランが生まれるか、注目していきたいです☆ 

地域ニュースサイト号外NETライター(一宮市)

一宮市をこよなく愛す、地域ニュースサイト号外NET一宮市担当ライター。一宮市の旬な話題を求め、日々市内を駆け巡っている3人の子供達の母。得意分野は食レポ。一宮モーニングや尾州織物など一宮市が誇る文化を探求中。好きなアーティストがBTSなので、時々一宮市におけるBTSの記事を書く時がある。プラハ在住の時期があり、海外にも目を向けた言葉を届けたいという想いが強い。気持ちはいつも20代、でも実際は40代の、自称まだおばさんじゃないお姉さん。座右の銘は、Love my self , Love your self

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