【一宮市】意外とはまる☆ 一宮のデゴイチがレトロで可愛すぎる!
令和3年11月21日(日)に行われたいちのみや市100周年記念事業「第6回SLふれあいイベント」開催前、「大平島公園SL友の会」の会長様から「一宮のデゴイチ」について、色々なことを教えて頂きました。
教えて頂いた後、愛着のような、そんな感情が湧き、しかも、見た目もレトロ可愛いことに気づいたので、今回はその魅力をシェアしていきたいと思います!
蒸気機関車「D51718」のあらまし
大平島公園の蒸気機関車「D51718」は、貨物専用の機関車として製造されました。
製造されたのは、太平洋戦争さなかの1943年。1945年の終戦までは、戦時に使用する資材や機材を各地から大量に運搬する大役を務めていたそうです。
戦後は、日本復興、産業発展の礎となりましたが、1964年、新幹線の開業とオリンピックの開催、1965年には名神高速道路開通や一般国道の整備が進み、1970年からは順次廃車されていきました。
煤煙等の公害問題が発生したことも、廃車されていった一因のようです。
廃車された蒸気機関車は、国鉄より設置を希望する自治体等へ無償貸与されることとなり、1974年、一宮市も貸与を受けて、当時建設途中だった大平島公園への設置・展示が行われました。
ちなみに、愛知県内には8台の蒸気機関車が各地に設置されています。
デゴイチの中を見てみよう!
ところで、皆さんは蒸気機関車の運転席をご覧になったことはありますか?
下の写真は、運転席の様子です。これらの小さなハンドルを、全て手動により運転手さんが動かしていました。
こちらは運転手さんの席です。
運転手さんの席の上には「押スイッチ」がありました。
運転席のすぐ後ろの部分には、石炭が積まれていて、
こちらの穴の開いている部分に、手作業で石炭を入れて、蒸気機関車を走らせていたとのことです!
現代の世界から考えると、びっくりすることがいっぱいですよね!!!
綺麗に再現されたホームには、
看板もありました!
ちなみにこの看板は、実際に使われていたものがリサイクルされています。
線路側に出て車輪を見てみると、その大きさにびっくりしましたよ~。
4つ繋がっていて、ひとつひとつが大きいので、大きい車輪でも曲がれるような線路になっていたようです!
勾配を計測するメーターも発見!
文字が手書きのようで、胸がきゅんとする可愛さを感じました☆
一宮にデゴイチっていいね!
「大平島公園SL友の会」の会長様のお話によると、一宮市は昔、繊維業がとても栄えており、全国からその仕事を求め、多くの方が蒸気機関車に乗って来ていたそうです。
そんなことから、蒸気機関車を見ると、懐かしい気持ちになる織物関係の方々もいらっしゃると伺いました。
また、蒸気機関車に乗ったことがない年代の方には、この形がかっこよかったり、可愛く見えたりするのではないでしょうか?
部品ひとつひとつをとっても味があって、今の時代では感じられない魅力があると思います!
大平島公園の蒸気機関車をフェンスの中に入って見たい方は、毎月第2日曜日に本体のメンテナンスが行われているので、そのタイミングにぜひお出かけくださいね。(午前9時~12時)
また、それ以外のときにも希望すれば見せて頂くことができるようなので、詳細は下記リンクにてご確認ください。
▼大平島公園
〒491-0028 愛知県一宮市朝日2丁目6