今回は浅草橋駅の直近にある、外国人観光客（インバウンド）にも大人気のホテル併設カフェ「Island Japan」をご紹介。カフェ部分はホテル宿泊客以外も一般利用可能です。
　ここではバリスタによる本格的なコーヒーを出しており、ホテル併設のお店ながら味わいは本格的。おまけに5階から階段を上がった屋上テラスより浅草橋の往来を一望しつつ、青空とコーヒーを同時に満喫できるのです。

◆1階壁面いっぱいの国際的な「ありがとう」「また来ます」サインに圧倒！

　「Island Japan」があるのは、浅草橋駅東口から江戸通りを北方向に歩いて数分の所。

　こちらのビルが店舗です。

　入り口前には英語OKのポップなども。インバウンド向けの気配りが感じられます。

　私が気になったのが、こちらの案内。「5Fソファー席あり」「屋上テラス席」とは…？これに興味を持ったので、入ってみることにしました。

　お店の1階は洒脱な拵えのバーカウンター。こちらでメニューを注文し、1階のテーブル席につくか、店内奥のエレベーターで5階に上がるか、そこから階段で屋上テラスに上がるか…という流れになります。

　画面奥には大きなスクリーンがあり、サッカーの試合を中継していました。海外から日本に来た夜に、ここで酒食と試合観戦を楽しむ外国人観光客の方々も多そうです。

　また、「Island Japan」で驚かされるのは、オリーブグリーンの壁面全体を埋めるようにびっしり書かれたサインの数々！これら全て、日本国内のみならず世界中からホテルやカフェを訪れたお客さんが、お店への感謝を書き綴ったものです。

　店員さんいわく、日本人に馴染みのない遠国からはるばる来られた方もいて、そうした人達との触れ合いが大きなやりがいとのこと。逆に、海外のお客さんにとっても「Island Japan」での逗留が深い思い出になっていることが、サインの温かい文字から窺えます。

◆厳選されたコーヒー＆屋上テラスの優れた眺望を同時に堪能

　先述のとおり、「Island Japan」ではコーヒーにも凝っています。

　カウンターでの注文時には複数の豆の種類をオーダー可能。新進気鋭のカフェやロースタリーが数多い、浅草橋〜蔵前地域の雰囲気にも通じる拘りが光ります。今回はアイランドブレンド（お店のオリジナル）のハンドドリップ（550円）をチョイスしました。

　注文後はエレベーターで5階へ。エレベーター内の表記も英語で、何ともインターナショナル。

　5階にはソファー席やカウンター席のあるラウンジがあり、カフェ客はこちらも利用可能。室内は白く明るく、旅の思い出をSNSやブログに書き留めたりなど、軽作業にちょうど良さそうです。

　5階から階段で屋上テラスへ上がっていきます。

　テラス席に上がった先は、ごらんの通り見晴らしが最高！

　江戸通りの銀杏並木、車の往来、人々の行き交う姿など、浅草橋という街が息づいている様子を一望できちゃいます。

　テラス席はクッション付きの椅子がいくつかと、作業机が一つ。店員さんいわく、このテラス席で軽作業をされる宿泊客さんも多いとのこと。

　しばらくすると店員さんがコーヒーを運んできてくれました。アイランドブレンドのコーヒーはスッとした酸味・苦味で、多少冷めても味の変わり目がグッド。深い青色のカップも手と風景に馴染みます。

　お店を訪れた日は初冬の快晴。風の冷たさが少々染みつつも、青空を眺めていると気持ちのコリがスッと取れていきます。こんな日は屋内のラウンジだけでなく、こちらでもノマドワークが捗りそうですね。

　「Island Japan」は宿泊だけでなくカフェ利用にも気合が入っていて、おまけに屋上テラスからの眺望も抜群という、浅草橋の優良カフェの一つです。

　壁面サインの多さは、世界中のお客さんから得た信頼と感動の証。「ここの宿／カフェで本当に良かった！」と思い出を胸に帰国する方々も多いことでしょう。もちろん、「浅草橋〜蔵前でカフェ巡りしたい！」という日本人のお客さんも大歓迎ですよ。