懐かしの200系"緑の新幹線"復活!東北・上越新幹線開業40周年記念で開業当時のカラーを再現
JR東日本は、鉄道150周年と東北・上越両新幹線の開業40周年を記念し、開業当時の「200系」の緑色カラーリングを再現したE2系車両の運行が始まりました。
運行は、東北新幹線では、東京―仙台間。上越新幹線では、東京―新潟間を1日数本の走行予定です。
東北・上越新幹線の開業当時から運行されていた200系は、1982年(昭和57年)から2013年3月のダイヤ改正まで定期運行をし、2013年4月14日のさよなら運転にて引退した車両です。
「緑の新幹線」として、登場時には「緑の疾風(みどりのはやて)」の愛称があり、懐かしいと感じる方も多いのではないでしょうか?
今回、E2系1編成(10両・全長約250メートル)に当時の200系のクリーム白地、車体底部と窓枠に緑色のラインを施し、当時の懐かしい緑色のラインの塗装が施されています。
この色合いは、寒冷地を走行するため「雪解けの新芽」のイメージから選んだとされています。
パンタグラフもグレーに塗り替えるなどして細部まで再現がされています。
E2系車両では、特徴的だった200系の先頭部分「団子っ鼻」とは異なりますが、E2系のスタイリッシュな先端もとても素敵だと感じました。
記念ということで200系カラーのE2系新幹線に新潟ー燕三条間ではありますが乗車してきました。
車内では、停車駅ごとに、ご当地民謡が流れる「ふるさとチャイム」も復活しており、当時を知る方も、知らない方も普段とは違う音楽を楽しめるようになっています。
ふるさとチャイムとは、車内方法のチャイムのことです。
上越新幹線では1982年11月から1991年6月まで使用していました。
各駅ごとのふるさとチャイムは、当時と同じということですので、上野駅「花」、大宮駅「大宮をどり」、熊谷駅「秩父音頭」、高崎駅「八木節」、上毛高原駅「上州馬子唄」、越後湯沢駅「湯沢旅情」、浦佐駅「はねおけさ」(上野開業後、ふるさとチャイム廃止まで「さんよ節」)、長岡駅「長岡甚句」、燕三条駅「岩室甚句」、新潟駅「佐渡おけさ」となっているのではと思います。
また、車内に常備されている鉄道雑誌にも鉄道開業150周年の記事もあり、歴史に触れる特別な機会として楽しめました。
200系カラーのE2系新幹線の運行終了日は未定となっており、翌日の運行時間に関しては、前日の22時以降にJR東日本のホームページで確認ができるようになっています。
運行終了日が未定ということになっておりますので、気になる方はお早めに200系カラーのE2系新幹線に会いに行くのが良いと思います。
E2系新幹線は、上越新幹線では2023年3月にも運行を終了し、E7系に統一する見込みとなっていますのでとても良い思い出となりました。