平和の象徴「折り鶴」で作られた世界24ヵ国の国旗
日本人なら誰もが知っているというほどに、日本では有名は「折り鶴」
小さい頃に折り紙で遊んだ記憶がある方も多いと思います。
「折り紙」の起源
折り紙の起源は中国やスペインなどから来たと様々な説がありますが、明確な根拠は分かっていません。ですが、日本の折り紙は日本独自で発達したと言われています。
平安時代にはすでに「折り紙」という言葉が存在していたようです。
日本の折り紙の歴史は、7世紀初めに大陸から紙の製法が日本に伝えられたのち、日本の職人によって薄くて丈夫な紙「和紙」が生まれました。
その後、神事や神への供物などさまざまなものを紙で包むようになり、やがて供物や贈り物を包んだとき紙に折り目がつくことに着目し、美しく折って飾る儀礼折が生まれたという歴史から始まります。
室町時代の儀礼折は、今も使われている熨斗包みや雌蝶・雄蝶などでその名残が現代にも残っています。
儀礼折から始まった折り紙の歴史は、いつしか折り方そのものを楽しむようになり、江戸時代に入ると庶民に親しまれるようになりました。
1797年(寛政9年)には、世界で最も古い折り紙の本「秘傅千羽鶴折形」が出版されています。
現在では、「折り紙」は世界各地に広まり、日本だけではなく世界中で愛されています。
平和の象徴が世界の国旗に。
「鶴は千年、亀は万年」という慣用句があるように「鶴」は長寿を象徴する鳥として、日本では古くから「縁起の良い鳥」と伝えられています。
折り鶴や千羽鶴は、長寿祈願・幸福祈願・災害祈願・病気快癒の意味が込められ、「平和の象徴」「平和のシンボル」としての意味もあります。
24ヵ国の国旗になる折り鶴
こちらは株式会社トーヨーから発売されているユニバーサルデザインのおりづるです。
日本をはじめ、世界24ヵ国の国旗の絵柄が施されています。
複雑なデザインは、折り鶴になると、各国の国旗が浮かび上がるとても美しい折り紙です。
実際に折り鶴にしてみると、このように羽を広げた折り鶴には国旗が鮮やかに映えています。
折り鶴の折り方は、言語に関係なく折れる折図つきです。
これなら絵を見ながら誰でも簡単に国旗の折り鶴を仕上げることができます。
こちらの折り鶴は、日本をはじめとして欧米やアジアの国々の24種類のデザインがそれぞれ2枚ずつ(全48枚)入っています。
サイズ展開は、7.5センチ角と15センチ角の2パターンがあり、こちらは15センチ角サイズのものです。(7.5センチ角サイズには15センチの黒い台座が付属)
個人的な主観ですが、小さい頃にこの折り鶴で遊んでいたなら、国と国旗の勉強にもなったかもしれない。世界の国への興味が広がる機会になったかもしれない。と思いました。
対象年齢が3歳以上となっているので、ご家庭で楽しく世界の国旗に触れる機会にもなります。
平和の象徴でのある折り鶴に世界の国国旗が浮かび上がるのは、折っていてとても楽しめました。
同シリーズには、葛飾北斎の代表的な浮世絵である「富嶽三十六景」をデザインしたおりづるもありますので、日本に観光にいらっしゃる海外の方にもお土産として喜ばれるのではないでしょうか?
<セット内容>
・日本国 ・アメリカ合衆国
・オーストラリア連邦 ・スイス連邦
・台湾 ・ブラジル連邦共和国
・アルゼンチン共和国 ・カナダ
・スペイン ・中華人民共和国
・フランス共和国 ・イタリア共和国
・イギリス(グレートブリテン及び北部アイルランド連合王国) ・ロシア連邦
・タイ王国 ・ドイツ連邦共和国
・ベトナム社会主義共和国 ・インド
・サウジアラビア王国 ・大韓民国
・マレーシア ・インドネシア共和国
・シンガポール共和国 ・フィリピン共和国