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腹筋なしでお腹が痩せる意外な方法

ダイエット専門トレーニングYUKIKOフィットネストレーナー

動画を見て腹筋をしたり、
運動をしているのに
なかなか効果が見えない…

そんなお悩みを聞くことがあります。

おなかの脂肪が落ちる人と
落ちない人には運動方法も含めた違いがあり、

腹筋だけしていると
おなか周りにはあまり効果がありません。

そこで今回は
腹筋をしなくてもおなかが痩せる意外な方法を
ご紹介します!

同じ時間運動して
おなか周りの脂肪を減らしたいなら
股関節周りの大きな筋肉を使う運動が効率的です!

日本人が衰えやすいお尻の筋肉を刺激して
効果的におなかの脂肪を減らしやすくする
最新の動画はコチラ

同じ時間分の運動をしておなかが痩せる意外な方法

運動をして鍛える筋肉の量によって
基礎代謝が向上しやすいのが
お尻の筋肉です。

以前は筋肉の影響力を
面積から考えていましたが

近年ではスポーツ医学の研究が進み
面積ではなく、筋肉の体積から
運動量を考えるように変わりました。

これは2001年の東京大学の研究によっても
明らかになっています(Fukunaga,2001)。

おなかの脂肪を落とすためには
消費カロリーが多い体になる必要があり、

つまり「大きい筋肉を鍛える=
筋肉量が増えやすい=痩せやすい」と言うことです。

その中でも日本人が衰えやすく、
鍛えてお得な筋肉が
お尻にある大殿筋です。

筋体積が大きい筋肉のトップ3は
以下の通りです。

1位 大たい四頭筋(太もも前)1913m3

2位 下たい三頭筋(ふくらはぎ)897m3

3位 大殿筋(お尻)864 m3
中殿筋411m3とあわすと2位 1275m3

これらの筋肉の筋体積を考慮しつつ
ボディメイクの観点も踏まえると、

ふくらはぎや太ももを
鍛えて太くしたいという女性は
少ないと思いますので

鍛えてお得な筋肉は
お尻の筋肉です。

実際に、加齢による影響では
お尻の筋肉が衰えて下に下がるだけでなく、
骨盤が横に広がりやすくなります。

すると横の幅が広いシルエットになり、
太ももとお尻の境目もなくなります。

農耕民族の日本人は
体が前傾しやすく、

意識しないと
お尻の筋肉が発達しにくい人種でもあります。

お尻の筋肉の運動を
意識して行うことで、
おなかの余分な脂肪が減りやすくなり

基礎代謝の高い体が手に入る、
というわけです。

おなかを引き締めるために
腹筋ばかりしていた方は
ぜひお尻の運動を取り入れて
基礎代謝を向上しやすくしてくださいね。

新しい動画では
お尻の筋肉量を増やしやすくするため
負荷がある運動を最初の方に入れています。

疲労する前に一種目がんばってみてください!

【まとめ】腹筋をしなくてもおなかが痩せる意外な方法

いかがでしたか?

もう一点、運動で効果を上げるコツとして
鍛えたい、つけたい筋肉の運動は
最初に行うと効果が上がりやすくなりますので、

ぜひ、おなかの脂肪を減らしたい方で
腹筋をしている方は
先にお尻の運動を取り入れてください。

運動の順番を変えるだけでも
効果の出方が大きく変わります。

理由は、先に鍛えないと、
運動をすると疲労していくので
後になればなるほど
十分な回数や正しいフォームで鍛えにくくなるからです。

これらの情報が
あなたのダイエットの成功に
何か一つでお役に立てると幸いです。

■参考文献

Fukunaga, et al. Muscle volume is a major determinant of joint torque in humans. Acta Physiol Scand. 2001 Aug;172(4):249-55.

フィットネストレーナー

13年間競泳選手・4期連続出場国体選手・全中・インターハイ・インカレ出場のヨガ・フィットネストレーナーです♪自身が幼い頃から見た目にコンプレックスを持ち、自信が持てなかった経験から、『美しく、健康的に年齢を重ねる』をモットーに、20代~60代までの幅広い年齢層に向けた、自分に自信を持ち、元気で愛せる体作りを提案中「人は自分が諦めない限り、必ず変われる」

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