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【特殊工具ナシの裏技】「頭をネジ切ったボルト」の抜き方を教えます~!

DIY道楽のテツ

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「頭をネジ切ったボルト」の抜き方を教えます~!

※映像バージョンはコチラ→ 「アタマが折れたボルト」の外し方、教えます。

ネジを締めすぎてボルトをネジ切ってしまうことは、よくあります。細いボルトほど強度が低いので、たいして力を込めていないつもりでも、ネジ穴がサビてたりするとあっさりオーバートルクで「ヌルッ」とした感触とともに、一瞬で途切れるトルク感。・・・そして、コロンと落ちるボルトのアタマ・・・。

オワタ!!!!!!!!!!!!!!!!!!
オワタ!!!!!!!!!!!!!!!!!!

焦らないでください。

絶望しないでください。

誰もが1度は通る道。よくあることなんです。ホントに!

ボルトが折れても心まで折れちゃイケナイ。抜くことはできます。

今回は、ボルトを締めすぎてネジ切ってしまった(しかも軸の頭が引っ込んで折れた状態)場合でも、特殊工具を使わずに抜き取る方法を紹介したいと思います。コレを読めば、折れたボルトをレスキューできることを目指しております。

私自身のこれまでの経験上、折れたボルトの95%はこの方法で抜き取ることに成功してます。

今回使う道具は二つ。

①ハンマー(小型のものでOK)

②センターポンチ

主人公は「センターポンチ」です。

先が尖っている形状で、トリルの穴あけの前にくぼみを作る工具です。単品でも買えますし、気の利いたドリルのセットとかにも付属していたりします。

こんな簡単な道具で本当に外せるの?と思ってしまうと思います。私も最初そう思ったのですが、実はボルトって、頭が付いているときはネジ部分にテンションが掛かってしっかり固定されているのですが、頭が落ちちゃうと、そのテンションが解放されちゃって、実はガタガタになってしまっているのがほとんどです。ですので、ネジ部分に大きな抵抗がない限りはポンチ一本でほとんどが外れるのです。

それでは、さっそく作業していきましょう。

まず、コレが今回の患者さんです。

ぎゃああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ
ぎゃああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ

オークションでバイクのフレームを買ったのですが、よくよく見てみたらタンクを固定するボルトが折れてました。オイ、マジか。

ちなみに、今回紹介する「折れたボルトの抜き方」はこれまで95%の成功率だと書きましたが、残りの5%は何か?というと、折れた直後ではなくて、折れてから時間が経過して表面が錆で覆われたり固着してしまったものが該当します。

というわけで、今回のようなケースの場合、抜き去るのに苦労する可能性が高いということです。

そんな時は、最初の簡易診断として、ポンチでボルトの軸の真ん中を軽く叩きます。これでボルトの固着を剥がすという意味合いもあるのですが、たたくときによく見てみて、少しでも軸が振動するようであればほぼ外せると思って間違いないです。このときに、澄んだ金属音がしてまったく微動だにしなければ、苦しい戦いになると覚悟したほうがいいでしょう(その時はエキストラクターもスタンバイしてください)

ちなみに、今回は軸がちょっと動いてくれました。うん、これなら簡単に抜けそうだぞ?

潤滑剤吹き付けて、コツコツと叩いておきます。
潤滑剤吹き付けて、コツコツと叩いておきます。

抜ける気配がしたら、潤滑剤をたっぷり吹き付けておきます。

吹き付けてから先ほどと同じように振動を与えてあげると、中まで浸透しやすくなるので、コツコツと叩いてあげましょう。

さて、ここからが本番。

しっかり尖らせておくのが吉
しっかり尖らせておくのが吉

作業の要である「センターポンチ」の先端は、しっかり尖らせておいてください。この「センターポンチ」の食いつき具合が、作戦成功の可否を決めるといっても過言ではないからです。

コツコツと叩く。
コツコツと叩く。

そして、この「センターポンチ」でボルトの軸を叩いて回すわけですが、叩き方は至ってシンプル。

ボルトの軸のセンターからちょっとズラして、軸が緩む方向に回るように叩いてください。

叩いて、回す。

叩いて、回す。

文字通り、コツコツと。焦らずじっくり。

1ミリにも満たないですが、ほんのちょっとずつ回していきます。

「気が遠くなるわっ!!」

・・・と、お嘆きになるかもしれませんが、これが意外や意外。実際にやってみるとわかるのですが、すっごい細目ボルトならともかく、1.5ミリピッチのネジとかになってくると、一周まわせば1.5ミリせりあがってくるので、ついつい楽しくなってくるぐらいに出てきます。

大切なのは、兎にも角にも「焦らない」こと。そして、軸のセンターからちょっとズラした、回転方向へ向けて叩くこと。

この時に、あまり軸の端っこを叩くと、軸の周囲が潰れてネジの溝に引っかかってしまう→抵抗になってしまうので、慎重に。ポンチをしっかり押し当てて、強すぎず弱すぎずの力でコツコツ、コツコツ、文字通りコツコツ回していきます。

これが・・・
これが・・・

軸が動いて回ってくれるならば、じっくり回していけば確実に抜くことができます。

ホラホラ、だんだん出てきた・・・!
ホラホラ、だんだん出てきた・・・!

もうちょい・・・!!!
もうちょい・・・!!!

というわけで・・・

おめでとうございます!
おめでとうございます!

抜けました~~!!!!!

折れたボルトが大きいものならばエキストラクターが手っ取り早いですが、細いボルトとなると、センターに穴を開けるのも一苦労です。だったら、その穴あけのためのポンチを手に持ったときに、ちょっとこの方法を先に試してみてください。

今まで何本の折れたタップを抜いてきたことか・・・
今まで何本の折れたタップを抜いてきたことか・・・

余談ですが、この方法はもともと、折れたタップを抜くためのテクニックでした。なので、折れたタップも当然抜くことができます。お試しあれ!!

映像のほうが分かりやすいと思うので、よかったら動画バージョンも参考にしてみてください~!! 

※映像バージョンはコチラ→ 「アタマが折れたボルト」の外し方、教えます。

それでは今回もご視聴ありがとうございました!!

少しでもお役に立てれば嬉しいです♪\(≧∀≦)/

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