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【絶版車バイクのレストア】サスペンションの色を塗り直す「リメイク」は意外と簡単だからやってみるべし!

DIY道楽のテツ元プロの溶接工で2児の父。バイク大好き&ママチャリ乗ってます

絶版車、ホンダ ダックス(ST50)のレストアをやっています。

全バラにしたり、②メッキ部品を磨いたり、③金属部品を塗装したりして、④塗装前にステッカーのサルベージ そして⑤フレーム塗装したあとに ⑥合わせホイールの錆に驚いた のが前回までのあらすじ。

「ホンダ ダックス ST50 」。ダックスは、1969年と1995年の2回発売されたレジャーバイクです。今回レストアすることになったのは95年に発売された車体ですが、それでも26年前のもので、今は絶版車となってます。

今回はコレだ→→ 「【Dax50】古ぼけたサスペンションを「新品同様」に生まれ変わらせる!」!!

古いバイクのリア(後)サスペンションです。

御覧の通り、色褪せているわ、錆が出ているわ・・・ なんかもう、「古っ!」って叫びたくなるレベルの劣化っぷり。

だけどもね・・・ これがよくよく見てみると、ダンパーユニットのロッドには錆もないし、オイル漏れも見られません。

試しに、グッグッと押してみると、まだまだダンピングが効いておりましてですね、つまりはこのサスペンションはまだ「生きて」いるのです!!

生きているのなら捨てるのも忍びない。

でも、このまま使うのはちょっとヤダ。

というわけで、サスペンションのリメイクします!!!!

ダンパーユニットの分解を除けば、意外にシンプルな構造のリアサスペンション。スプリングを縮める工具さえあれば比較的簡単にバラすことができます。

分解することさえできれば、あとは部品ごとに磨いたり塗装することで、新品同様に光らせることもできるし、それよりも色を変えることで自分好み(!)にすることもできるってスンポーです。

論より証拠、さくさくとバラしてみます。

※お時間がある方は、動画をみていただくのが間違いないです。

お急ぎのかたの為に、サクサクお見せしましょう!

あったほうがいいのがコレ、コイルスプリングコンプレッサー。

いきなり自作品でごめんなさい。もちろん、正規に売っているスプリングコンプレッサーのほうがいいに決まってます。それは間違いない。だけども、自作品でもなんとかなっちゃうので、興味あるかたはアウトローな世界へどうぞ(笑)余談ですが、ターンバックルをちょいっと改造するのが一番手っ取り早いです。

スプリングを縮めると・・・

スプリングを抑えている、この「Cリング」がぽろっと取れます

そうすると ・・・ ほらほらホラ、こんなカンジにサスペンションがズルズル~っと分解できるのです。

はい、バラバラになりました。

バラバラになっちゃえばしめたもの。メッキ部品は磨きで何とかなりそうなレベルだったので、いつも通りボンスターで磨いてあげます。

そしてスプリングとダンパーボディーは、カップブラシやスポンジ研磨材でさび落とし&足付けをしたあと、「ミッチャクロン」を吹いて密着性をあげてやります。

そして本塗!「シリコンスプレー」で塗装します!!

ちなみに、ラッカーなどの普通の塗料で塗るとスプリングが伸び縮みした時に割れてしまうのですが、この「シリコンスプレー」は車のスプリング塗装に使っている人もいるようで、割れにくく、そして剥がれないそうです。本来ならば、塗料に柔軟剤を配合して、乾燥後も柔らから状態を作るのが一番正しいようですが、DIYレベルの作業ならこの缶スプレーで十分かと(ただし、絶対に割れないという保証はないのでご了承ください)

ダンパーボディはカヤバらしい青に、

スプリングは黒に塗ります。

そしてあとはしっかり乾燥させて・・・

見違えるほど綺麗になりましたっ!!!

ほい、完成!!!

今回は、オーナーさんのご希望により、もともとのカラーリングで塗っていますが、赤にしたり金色にしたり、はたまた紫にしたりと、好きな色に塗れるので、ありきたりなカスタムよりも安上がりなのにインパクトあるリメイクができます!

ただ、スプリングの分解と組み立てについては、きちんと工具を使ってくれぐれも怪我等ないようにお気をつけください。それさえ守れば、意外と簡単にできる作業なので、ぜひトライしてみてください~!!

※詳しい作業工程については、YouTubeの動画を見てただけたら幸いです!!! 

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◎筆者プロフィール DIY道楽 テツ
ボロいバイクの修理が大好物で、二児の父。放浪癖アリ。
いつもママチャリに乗ってますが最近ロードバイクに目覚めました。
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元プロの溶接工で2児の父。バイク大好き&ママチャリ乗ってます

はじめまして!「DIY道楽」のテツと申します。「無いものは作る」という父の教えと、道楽者の血筋の母に育てられ、思いついたものを片っ端から作る人生を歩んできました。小さな頃から工具を握り、家の中の何もかもを自分の手で修理・改造してきました。 趣味は、古くなったオートバイや自転車を見つけては、レストアして新たな命を吹き込むこと。この趣味が、DIYスキルをさらに磨く助けとなっています。また、週末には自転車や徒歩で旅をしながら、新しいアイデアを見つけることも私の大きな楽しみです。 お付き合いのほど宜しくお願いいたします!!

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