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ライトも未来も明るく!古~い「6ボルト」バイクを12ボルトに改造してみる計画!

DIY道楽のテツ元プロの溶接工で2児の父。バイク大好き&ママチャリ乗ってます

ヤマハ DT50の12ボルト化改造!「DT50 電装系 12V化」で色々調べましたが、沢山情報があるに関わらず、一通りの情報がまとまっているトコロが意外にも見つけられませんでした。そこで断片的な情報を自分なりに集めて今回まとめてみた訳ですが、同じようにDT50を12ボルトにしたくて検索してる人のお役に立てたらなと思ってます。

(YouTubeへのリンクです)→ 【DT50 12V化】電装系を6Vから12Vに改造します!必要なパーツとやり方をまとめてみました

レストアが完了したヤマハDT50初期型を、ここから徐々にカスタムしていきたいと思います

今回やりたいのは、電装系! 実はこのDT50、発売後かなりのロングセラーを記録したにもかかわらず、最終形まで電装系が6ボルトだったという伝説を持っているのです…

6ボルト…

今の若い人には想像できないでしょうが、今の12V、それこそLEDのライトが当たり前になりつつある現代からすれば、その暗さたるや想像を絶すると思います。なにせハイビームにしたところで前が見えないんですから(笑) それはもう、ツーリングの最中、人気のない真っ暗な夜道に入ったときなんか半泣きになるレベルです。

しかも問題は暗い時だけじゃない。ウィンカーの点滅やブレーキランプの点灯が暗いということは、昼間の周囲が明るい時間にストップランプやウインカーも非常に見づらいのです。つまり、危ない…!!

というわけで、電装系を12V化したいのだけど、どこをどうすればいいのでしょう??

電源を6Vから12Vに改造するというお話は以前から聞いてはいたのですが、やたらに大規模な改造しそうなイメージがあって躊躇しておりました

だって電圧を2倍にするわけだから、発電機の交換から始まりそうなイメージがないですか?? ・・・でも、色々調べてみるとそんな大変な作業じゃないらしい??のです。

まずはDT50のガソリンタンクと外装品を外して電装系を見える状態にしてみます

このガソリンタンクの下に電装系の中枢が概ね集結してます

はい、外してみました

左側の配線が1本だけ付いているのがレギュレーター、そして右側の濃い緑の四角いのがレクチファイア (Rectifier)です

レクチファイアは、ジェネレーターから来た交流電流をバッテリーに充電するための直流に変換するもので、レギュレーターは電圧をおおむね6Vに制御する役割を担っています

実はこのDT50のエンジン、ジェネレーターそのものはしっかり発電してくれるそうで、12Vのレギュレーターに交換すれば、そのまま12Vとして充分使えるだけの発電容量を備えているのだとか!!なんとそのままでも12vにできるだけの性能を持ってたんですねΣ(・ω・ノ)ノ

というわけで、12ボルトにするために交換する部品はこちら

12ボルト用のレギュレートレクチファイヤーと、同じく12V用のウインカーリレー。これにあと12ボルトのバッテリーと、ライトやウインカーテール、ランプのバルブ類を用意すれば、OK!!

そんなわけで、早速作業を開始していきましょう

配線を組み替える必要があるので、既存の配線をカットしていきます。この瞬間だけはちょっと心が痛みますが、再び6Vに戻すことはまあないでしょう(^^;)

別途購入しておいた端子とカプラーに組み替えて、レギュレートレクチファイヤーを取り付け。ウインカーリレーも交換して…

バッテリーを取り付けて

電球を一通り交換すれば完成!!

ちゃんと発電してるのか、テストしてみます

改造の作業自体は短時間でサクサク終わってしまって、ちょっと不安もあるので、ちゃんと発電しているかテストしてみましょう

まずはエンジンかけてない状態で、バッテリーの電圧をチェック。本来ならば使う前に充電しておきたいところですが、とりあえずそのまま測ってみたら12.97V。若干低い気がしますが、まぁこんなもんでしょう?

そして、エンジンをかけた状態でもう一度測ってみると…

13.74Vまで上昇しました

理想といえば14ボルト超えてほしいところですが、別にセルスターターを回すわけじゃないのでまぁ、これで充分かと

それより重要なのは、エンジンを高回転まで回しても、電圧が一定に安定するかどうかですがその点は問題ありませんでした

この電圧が安定してくれていないと高回転回した時にヘッドライトが青いスパークを発して一瞬で切れて、ブラックアウトします Σ(゚∀゚ノ)ノキャー

というわけで、DT50、無事に12ボルト仕様になりました♪

一通り部品も交換したら最終的なチェックです

まず、ニュートラルランプのインジケーター

うん、明るい!!

ノーマルではちゃんとバッテリーが生きていても、このニュートラルランプが暗かったんですよね〜。

そして、ヘッドライト

これは明るくなったというよりも、原付バイクとしての標準に近づけたような気がします(笑) いや、ほんと冗談じゃなくてノーマルのヘッドライトって暗いんですよ…

そして気になっていたウインカー

これは本当に明るくなりました! 今回安かったので、LEDバルブにしてみましたが、これは普通の12V電球でも問題なし。アイドリング状態でも普通にウインカーが点滅してくれるって本当に幸せですね(笑)

というわけで、いかがだったでしょうか?

YouTubeの動画の方では実際の改造の模様や改造した後のライトの明るさやウインカーの点灯の模様も見ることができますので、よかったらそちらも参考になさってみてください

今回もご視聴ありがとうございました!

(YouTubeへのリンクです)→ 【DT50 12V化】電装系を6Vから12Vに改造します!必要なパーツとやり方をまとめてみました

元プロの溶接工で2児の父。バイク大好き&ママチャリ乗ってます

はじめまして!「DIY道楽」のテツと申します。「無いものは作る」という父の教えと、道楽者の血筋の母に育てられ、思いついたものを片っ端から作る人生を歩んできました。小さな頃から工具を握り、家の中の何もかもを自分の手で修理・改造してきました。 趣味は、古くなったオートバイや自転車を見つけては、レストアして新たな命を吹き込むこと。この趣味が、DIYスキルをさらに磨く助けとなっています。また、週末には自転車や徒歩で旅をしながら、新しいアイデアを見つけることも私の大きな楽しみです。 お付き合いのほど宜しくお願いいたします!!

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