エンジンに溜まったカーボンや汚れはグツグツ煮込むといいらしい?←本当ですか
#旧車 #レストア #ウェットブラスト
≪隣のパッソル君⑦≫ 旧車スクーター☆ぷちレストア ご近所さんの「ヤマハ パッソル」45年前の ビンテージ 原付スクーターをレストアしてます。エンジンのシリンダーとピストンの汚れ、カーボンを煮込んで洗浄します!≪メタルクリーン煮込み≫でどこまで汚れを落とすことができるでしょうか?初挑戦します~!
(YouTubeへのリンクです)→ グツグツ煮込んでカーボン落とし≪メタルクリーンα≫ エンジン部品 まるごと洗浄にトライしてみた(エンジンオーバーホール 前編)≪隣のパッソル君⑦≫
サンエスエンジニアリングの≪メタルクリーンα≫で煮込むと、エンジン内部に溜まったカーボンや、付着した油汚れを落とすことができるらしい・・・?
皆様こんにちは! DIY道楽テツです。
ヤマハパッソルのぷちレストア、第七回目、今回はエンジンオーバーホールの前編となります。
ここのところ、サンエスエンジニアリングの≪メタルクリーンα≫をよく使ってます。
以前はエンジンや車体の油汚れ(特にひどい物)に関しては、洗油として灯油をよく使ってました。
汚れた部品に東洋かけて歯ブラシやブラシでゴシゴシこすると、それはもう面白いように汚れが落ちるのです。とても便利だったのですが、何分臭いがきついことと、洗った後の汚れた灯油の処分がちょっと大変でした。
その後、教えてもらったサンエスエンジニアリングの≪メタルクリーンα≫を使うようになったのですが、これがまた便利なシロモノでしてね。粉を水に溶かして使うのですが灯油とどっこいの洗浄能力があるのに、作業後の処分が容易で、しかも引火性がなくて匂いもきつくないという。1度使ったら手放せない、利便性があります。
そんな≪メタルクリーンα≫ですが、ただ浸け込むだけでなくて容器に入れて加熱して「煮込む」ことによって、その洗浄能力を最大限引き出すことができるらしいのですよ!
エンジンの洗浄はもとより、バイクのキャブレター掃除などで分解できないほどに汚れた時などに「メタルクリーン煮込み」が使われるそうですが、蓄積した汚れを落とすのにかなり有効な手段なのだとか。
・・・というわけで、今回ヤマハパッソルのエンジンオーバーホールで、初採用してみました。
シリンダーとシリンダーヘッド、そしてピストンと、実験用としてスパークプラグ。
料理につかう鍋を使うわけにはいかないので、缶にメタルクリーンαを濃い目にとかして・・・
シリンダーを入れて
そのほか諸々の部品も投入して
そのまま煮込みます!!
沸騰したら弱火にして、高温をキープすることおおよそ30分・・・
真っ黒になってしまったメタルクリーンαの風呂の中から部品たちを取り出します
初挑戦のメタルクリーンα煮込み、果たしてその効果は・・・?
メタルクリーンα煮込み、その効果はというと、実はピストンヘッドのカーボンは取れませんでした~~
濃度が薄かったのか、それとも煮込み時間が足りなかったか? もしくは、カチカチになってしまったカーボンに効果は薄いのか?
だけど、それ以外の場所はすっごく綺麗に汚れが落ちました!
ピストンサイドの溝の中までスッキリきれい! 素手で触ると驚くほどに油汚れは完全に落ちてます。
キレイになったといえばシリンダーヘッドの燃焼室!
油汚れが溜まっていた個所などは完全に汚れが落ちてます。
また、懸念していたアルミの表面の変色や腐食はみられませんでした。
最も効果があったのはシリンダーの排気ポートの中のカーボン
今回、一番効果があったのはシリンダーです。その中でも排気ポート内の汚れの落ちっぷりは見事!
いがかでしょう?タール状になっていた2サイクルオイルのドロドロはどこれやら。指で触ってもサラサラです。
まとめ。ドロドロ油汚れには効果てきめんでした!
先人たちの知恵、「メタルクリーンα煮込み」にトライしてみましたが、ドロドロの油汚れへの効果は絶大でした。
ブラシが届くところならばほかの手段もつかえますが、シリンダーのように奥の奥まで迷宮のように通路が入り組んでいる部品のカーボン落としにはかなり威力を発揮しそうです!
(YouTubeへのリンクです)→ グツグツ煮込んでカーボン落とし≪メタルクリーンα≫ エンジン部品 まるごと洗浄にトライしてみた(エンジンオーバーホール 前編)≪隣のパッソル君⑦≫