ニヤニヤが止まらない!白化した黒樹脂パーツの艶復活作戦
#スクーター #トゥディ #修理
クルマの外装にも多用される「未塗装樹脂(黒樹脂)パーツ」車体の軽量化や製造コストの低減や軽量化に役立つ一方で、樹脂という素材の性質上、直射日光や紫外線、酸性雨などの影響による経年劣化で色が抜け白化(白ボケ)してしまいます。今回はそんな白っぽく日焼けしてしまった黒樹脂に艶を取り戻しますよ~!
(YouTubeへのリンクです)→ ニヤニヤが止まらない!白化した黒樹脂パーツの艶復活作戦
黒樹脂パーツが白っぽくなってるだけで、何でこうも古臭く見えてしまうのか・・・??
我が家のスクーター(ホンダ TODAY AF61)は特にそう。
軽量化のためなのか、コスト削減のためなのか、車体全体における黒樹脂パーツの比率が異常に高いのです。それがご覧の通り、真っ白になっているので、とにかく古臭く見えてしまう。
そもそも、黒樹脂パーツ(未塗装樹脂)が白っぽくなってしまう原因について調べると、以下のようなことらしい。
黒い樹脂が白っぽくなる現象は、「白化」と呼ばれます。通常、この現象が起こるのは、樹脂表面に水分が吸着しているためです。湿度の高い環境下では、発生しやすくなります。
この白化現象は、樹脂表面に微細な凹凸がある場合に顕著に現れることがあります。樹脂表面に水分が吸着することで、光の屈折率が変化して表面が白く濁ったように見えるようになります。
黒色の樹脂が白化する理由は、紫外線吸収剤を添加していないため、紫外線や湿度の影響を受けやすく、表面温度が高くなりやすいためです。この結果、湿度が高い場合には水分がより容易に表面に吸着するため、白化しやすくなります。
このような白化現象を防ぐには、樹脂表面の保護処理が必要です。例えば、塗装やコーティング、加工品の表面処理などがあります。また、樹脂自体に紫外線吸収剤を添加することで、紫外線による劣化を抑制することができます。
つまりは、何もしなければどんどん劣化していくということ。洗ったりワックスをかけたりしてるぐらいじゃダメだってことなんですね~~
てことで、コーティングをしてみたいと思います。そんわけで使うのはコレ、「ワコーズ SH-R スーパーハード 未塗装樹脂用耐久コート剤」。
ちょいと高いです。この量で6000円オーバーなのでかなり躊躇してしまうお値段なのですが、実際使ってみたらその性能で納得できます。だけどやっぱり高いですけど(笑)。
特徴としては、
■主成分の珪素化合物があらゆる樹脂表面にガラス状の硬い乾性皮膜を形成し、色あせた樹脂も蘇える。
■自然なつやは6~12ヶ月にわたり持続。
■300の耐熱性があり、エンジンヘッドカバー等、熱の掛かる箇所にも最適。
同様に、黒樹脂パーツのツヤ復活剤というのがこのように数あれど、ここまでの耐久性と耐熱性があるのはなかなか少ないです。
余談ですが、以前バイクのカーボンマフラーのコーティングに使ってみましたが、ボロボロに劣化。仕掛けたカーボンサイレンザーの艶が見事に復活してくれました。耐熱性があるので使用用途がかなり広いですよね。
性能については、論より証拠ってことで、実際使ってみましょう。
サイレンサーカバーとエアクリーナーボックスのカバー。付属のスポンジにワコーズスーパーハードを少し染み込ませて、すい~~っと伸ばします。
とにかく伸びがいいです。1回スポンジに染み込ませたら、このサイレンサーカバーの半分以上が塗れるぐらい。
エアクリーナーのカバーも塗っていきます。あんなに真っ白だったのに、ご覧の黒さに。
塗ってから5分ほど乾かして、乾いた布で拭きます。拭き取るというより伸ばすといった感じで、こうやっておかないとムラになるのでご注意。
こんな感じだった樹脂パーツが、ここまで艶を復活させました。
ビフォー、
アフター。
最初は古ぼけたtodayですが、こんな感じに仕上がりました。
どうでしょう?黒樹脂パーツがちゃんと黒くなるだけでこんなにも全体の印象が良くなります。確かに高いケミカルではありますが、どうせ新品の部品を買ったところですぐに経年劣化してしまうのを考えると、このワコーズスーパーハードで半年ごとぐらいにコーティングしてやればずっと長持ちしそうな気がします。
とても伸びがいいことと耐久性があるので、これだけの量でもかなり使い応えがありますよ~!個人的におすすめのコーティング剤です。
耐水性に関しては完全乾燥する必要があるため、塗った後24時間乾燥させるなどルールがありますが、詳しくは取扱説明書をよくご覧になって、正しい使い方でご使用ください。
(YouTubeへのリンクです)→ ニヤニヤが止まらない!白化した黒樹脂パーツの艶復活作戦