これかっ!スクーターのエンジンが動かなくなる原因「カーボン噛み」ってのは~~
これがウワサ(?)の「カーボン噛み」か~っ!!!
原付バイクのエンジン不調の原因の一つとされる「カーボン噛み」に遭遇したので、皆様にシェアしたいと思います。
エイプ100のエンジンをゼロから組んでいます↓↓↓
とりあえず腰下を組み上げてオイルの循環も確認したので、ここから腰上組み立てに入ろうってとこでした。
以前同じエンジンを組み立てた時にバルブシートの摩耗により、圧縮漏れを起こしていたという事例があるので、念のために圧縮漏れチェックを行います。
簡易的だけど確実な方法で、燃焼室にガソリンを入れて、そのガソリンが漏れないかどうか、機密性をチェックするというもの。燃焼室にガソリンを注入すると、正常であれば時間を置いてもガソリンが減らないのですが・・・
なんか、コポッて泡が出た???
嫌な予感がとか言うまでもなく、明らかにおかしい!
あ、あ、あ、
排気ポートからガソリンがただ漏れっっっ!!!!
8万キロ走って調子が悪くなったエンジンを分解した時に、ガソリンがじわじわ漏れてくるのは見たことあるけども、ここまで豪快にダラダラ漏れてくるのは初めて見た。
そんなわけで、バルブシートの状態を確認するべく、バルブスプリングコンプレッサーを使って分解したところ、排気バルブがめっちゃ汚れてました。
あ~~、これが、ウワサに聞く「カーボン噛み」ってやつですか~!!
燃焼室に蓄積したカーボンの粒がバルブの隙間に挟まって、圧縮が漏れてしまう「カーボン噛み」。はじめてのその正体を目の当たりにしました。
うん、確かに。バルブとバルブシートの間にゴミのようにカーボン粒が入ってますね~~・・・ あはは、こりゃすごいや。
ちなみに、このカーボン、ウエスでこすったぐらいで落ちちゃいました。本当にささやかな原因なんですね~。
とは言っても、これだけでエンジンが始動できなくなるので困りものです。今回のようにエンジンを分解していたら簡単に直すことができますが、分解できない場合などはその対処に困るところでしょう。
エンジンを分解せずに回復させる方法は、ネット上にいくつか方法があるので、良かったらそちらを参考にしてみてください。
今回は、燃焼室をきれいにしてバルブすり合わせをしたら、圧縮がしっかり復活しました。
実際に見たことがなかったので、いい経験になりました♪。
(YouTubeへのリンクです)→ 【ソーダブラストの威力】燃焼室と排気ポートも!? エンジンの外も中も "スッキリ丸洗い" で綺麗になっちゃいました(重曹ブラスト)