ホットボンドの接着力を強くしたいなら「もっと熱く」させるべし!
車のボディーの凹み修理に使える「デントリペアツール」というものがあります。比較的安いものからあるのですが、口コミでは「すぐ剥がれて使い物にならない」と
いうものをチラホラ見かけます。でもそれって実はデントリペアツールそのものではなくて、使うホットボンドの【使い方】で性能が大きく変わってしまう(!)のですよ。合言葉は「もっと熱くなれ!」です(笑)
バイクタンクの凹みを直すために
1,980円という激安デントリペアツール買ってみました。
デントリペアツールの使い方は「プーラータブ」と呼ばれる丸っこい部品を、ホットボンド(グルーガン)でくっつけて、スライドハンマーで引っ張って凹みを直すというもの。
ここでいうデントリペアツールの性能は
①スライドハンマーの威力
②プーラータブの接着力
③プーラータブの強度
これが凹みを引っ張れるかどうかの分かれ道となります。
ちなみに、口コミに書いてある「すぐ剥がれて使い物にならなかった」というものは、②の「プーラータブの接着力」が弱いということになります。
このプーラータブをくっつけるのは
ホットボンド(グルーガン)
グルースティックという温めるとドロドロになる棒を溶かして塗りつけて、冷えて固まる前にプーラータブをくっつけるのですが 、これってば普通に貼り付けてしまうとかなりの確率で強度不足になります。
強度不足になるその理由は簡単
車のボディにしても、バイクのガソリンタンクにしても、 ホットボンドを塗る瞬間に金属に熱を奪われて冷めてしまうから
また、塗る面積も広いので、 プーラータブを貼り付けるときにはとボンドの表面温度が下がってしまうから
これは大型のグルーガンを使っても結果は 似たようなものです
そりゃ、引っ張ったとたんに「ぺりっ」って剥がれるのは無理もないこと。
ボディーもプーラータブもガンガンに余熱すれば接着力爆上がり!
そこで使ってもらいたいアイテムが「ヒートガン」
温度が低いなら、加熱しちゃえばいい!
ホットボンドを塗る前のガソリンタンクも温めて
プーラー タブも温めます
貼り付ける直前にホットボンドも再加熱してやれば、ヤバいほどに接着力アップします
ホットボンドが少しでも白濁していたら もうそれは 接着能力が落ちてるものと思ってください。 理想は ガラスのような透明度。ドロドロ状態が接着力が最大化します。
ちなみにホットボンドは低温タイプで120~130、一般的には170~210の温度で溶かすので、ヒートガンの温度設定はプラスアルファくらいの温度にするといいでしょう。
また ヒートガンがなくても一般家庭のドライヤーでも十分 効果があるのでもしよかったら試してみてください!
(YouTubeへのリンクです)→ 安物のデントリペアツールをパワーアップさせる秘策あり!≪凹んだガソリンタンクを励ます会②≫ 燃料タンク 凹み修理 挑戦記