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【“節約”はダメ、ゼッタイ!】なぜ定期的な「オイル交換」をしなくちゃいけないの?しないとどうなるの?

DIY道楽のテツ元プロの溶接工で2児の父。バイク大好き&ママチャリ乗ってます

こんにちは!DIY道楽テツです。今日はバイクメンテナンスの基本中の基本、「オイル交換」についてお話ししますね。なぜオイル交換が必要なのか、そしてそれを怠るとどんな問題が発生するのかについて、詳しく解説していきます。

この記事から学べることをまとめると、以下の4つです。
1.エンジンオイルの役割と重要性
2.オイルが劣化するとどんな問題が起こるのか
3.オイル交換のタイミングとその目安
4.オイル交換をすることで得られるメリット

●ステップ1: エンジンオイルの役割

そもそも、なぜバイクにオイル交換が必要なのかについて考えてみましょう。エンジンオイルは、エンジン内部の潤滑、冷却、清浄、防錆の4つの大きな役割を担っています。エンジンを動かす際には多くの金属部品が高速で摩擦し合いますが、オイルがこれらの部品間をスムーズに動かすための潤滑剤として働くのです。さらに、エンジンの発熱を抑え、内部の汚れや金属粉を捕捉し、サビを防ぐ役割もあります。

●ステップ2: オイルが劣化するとどうなるのか?

では、なぜ定期的にオイル交換をしなければならないのでしょうか?その理由を考えてみたいと思います。

使われ続けるエンジンオイルは、次第に高温や摩擦によって化学的に変化し、その性能が低下します。オイルが劣化すると潤滑性が低下し、エンジン内部の摩耗を早めることにつながります。また、熱を十分に逃がせなくなることでエンジンの過熱、パワーダウン、異音の原因にもなりかねません。

ちなみに、これがオイル劣化による潤滑不足で走行してしまったエンジンの内部。

焼けただれた匂いがして明らかに異常を感じます。

カムシャフトやロッカーアームが 潤滑不良によって削れて摩耗しているのがお分かりいただけるでしょうか?

●ステップ3: オイル交換のタイミングとメリット

ではここで、具体的な問題解決のプロセスをまとめてみましょう。

オイル交換は、一般的には走行距離や使用時間、または定期的な時期(例えば半年に一回)で行うのが理想です。新しいオイルに交換することで、エンジンはスムーズに動作し、燃費の向上やエンジン寿命の延長にもつながります。

↑こうなってしまっては、エンジンの腰上はもちろんのこと、 ピストンやシリンダー、果てはトランスミッションにまでダメージが及ぶ可能性があり、 エンジンそのものが使い物にならなくなる 危険性が大きいです。

オイル交換をケチるのはダメ、ゼッタイ!ですよ~!

●ステップ4: まとめと結論

今回は、「オイル交換」の必要性について、その理由と効果をお話ししました。エンジンオイルはただの消耗品ではなく、バイクの心臓部とも言えるエンジンを守るための重要な役割を担っています。定期的なオイル交換は、バイクを長持ちさせ、常に最高のコンディションで楽しむためには欠かせない習慣です。この記事が皆様の参考になれば幸いです。今回も最後まで読んでいただきありがとうございました~!

元プロの溶接工で2児の父。バイク大好き&ママチャリ乗ってます

はじめまして!「DIY道楽」のテツと申します。「無いものは作る」という父の教えと、道楽者の血筋の母に育てられ、思いついたものを片っ端から作る人生を歩んできました。小さな頃から工具を握り、家の中の何もかもを自分の手で修理・改造してきました。 趣味は、古くなったオートバイや自転車を見つけては、レストアして新たな命を吹き込むこと。この趣味が、DIYスキルをさらに磨く助けとなっています。また、週末には自転車や徒歩で旅をしながら、新しいアイデアを見つけることも私の大きな楽しみです。 お付き合いのほど宜しくお願いいたします!!

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