2024年度から、近江鉄道は上下分離方式を導入します。

上下分離方式とは、土地や建物といった「下」の部分を自治体が管理し、そして自治体が管理するものの「上」で近江鉄道が電車を運行させるというものです。

近江鉄道は1994年から赤字の状態であり、様々なイベントの開催をはじめとする努力を重ねてはいるものの、大幅な増収によるV字回復は見込めそうにありません。
そのため廃線も検討されたこともありましたが、平年の近江鉄道利用者数は約475万人。新型コロナウイルス感染症の影響を大きく受けていた2020年度でも、利用者数は約369万人でした。

近江鉄道が廃線となった場合、400万を超える方々が別の方法で各地を行き来をすることとなります。
沿線地域では交通量の増加が予想されるため、道路の拡張・整備が必要となりますが、実現には多くの時間と費用がかかります。
その結果、上下分離方式が採用されました。

そして春から新体制がスタートすることを記念して、駅前土地区画１号公園にて「mini フードフェス」が2024年3月24日に開催されます。
【鉄道、バスに乗って東おうみ周遊応援！】をキャンペーンテーマとする催しであり、会場ではキッチンカーやフードテントが様々なグルメを提供します。
また当日、会場からほど近い場所にある近江鉄道八日市駅では、「鉄道、バスに乗って東おうみ周遊応援！　ヘッドマーク」を付けた電車の出発式も執り行われます。

3月24日はこの春きれいに整えられたばかりの駅前土地区画１号公園に足を運び、多彩なグルメに舌鼓を打ってみてはいかがでしょうか。

【mini フードフェス】
開催地
滋賀県東近江市八日市本町駅前土地区画１号公園
開催日
2024年3月24日
電話番号
0748-22-7621