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【HSS型との違いも解説】外交型のHSP(HSE)ってどんな人!?

精神科医しょう精神科医/メンタルドクター

どうも!精神科医しょうです。

先日、お話していた方がこうおっしゃっていました。

「私は内向的なHSPだけど、とても外向的に見える人がHSPと言っている。同じHSPでも私とは全然違うのに」

テレビやネットなどでHSPさんは内向的と伝えられている事が多いですね。

実はHSPさんには外交型のタイプもいるんです。

HSPさんのイメージに内向型が多い理由としては、HSPの70%が内向型タイプで、30%が外交型タイプと内向型のHSPの割合が多いからかもしれませんね。

「内向型と外交型ってどう違うの?」

こんな声が聞こえてきたような気がしてきました。

あなたはどちらのタイプでしょうか?♪

今日は内向型HSPと外交型HSPの特徴について一緒に考えて行きましょう!

そもそもHSPって何?というあなたはこちらの記事を読んでみてくださいね↓

3分でわかるHSPについて読む

1 内向型HSPについて

1-1 内向型HSPとは?

先ほどもお話ししましたが、HSPの70%がこの内向型HSPに属すと言われています。

HSPと聞くとこの内向型HSPのイメージをする人も多いですよね♪

そしてこの内向型HSPさんはどちらかというと、内面的な部分に興味関心を持つんです。

そのため豊かな感受性が活かされて芸術や音楽、アートなどに自分の世界を膨らませたり

深い感動を感じるといった方も多いです♪

このように内面世界を楽しめるのは、敏感で繊細な部分も持ち合わせている事も大きいのです。

ですがその分多くの人と関わる事に疲れや負担を感じたり、騒音や騒がしい場所が苦手などといった繊細さや敏感さに悩まされているという方もいらっしゃいます。

1-2内向型HSPの特徴

  • 1人の時間がとても大切
  • 大勢の人よりも、少人数を好む
  • ゆっくりと過ごせる環境を好む

このように静かな場所を好んだり、負担を受けすぎない少人数での環境を大切にする傾向が強いみたいですね!

内向型HSPさんにとって1人の時間というのは、リラックスやリフレッシュにとても重要な時間です。

そして自分の世界や趣味に没頭する時間にもなるため、充実感や幸福感にもつながるんですね!

2-3内向型HSPさんの強み

想像力と発想力この2つは特に内向型HSPさんの強みだと言えます!

  • 豊かな想像力で他の人には考えつかない想像ができる
  • じっくりと深く考え色々な角度から発想をすることができる

これは興味関心が内側にある傾向が高い、内向型HSPさんだからこその強みなんです♪

芸術家やアーティストといった人の中には、このようなクリエイティブな能力が活かしている内向型HSPの方が多いとも言われているんですよ♪

簡単にではありますが内向型HSPについてはこのような特徴や強みがあります♪

では次は外向型HSPについて一緒にみていきましょう♪

2 外向型HSP(HSE)について

2-1外向型HSP(HSE)とは?

外向型HSPさんは「HSE」とも呼ばれ、社交的で人との交流を好む人が多いです。

そして人との関わりによって、充実感を感じることも外向型HSPの特徴の1つと言えます。

外向型HSPさんは、社交的な部分と繊細な部分を持ち合わせています。

そのためそんな高い社交性があるがゆえに、人と会う機会が多かったり交流をし過ぎたりしてしまい、刺激を受けすぎて疲れてしまうと悩んでいる方もいるんですね。

そして社交的な分、周囲からはHSP気質を持っていると思われず、本人は周囲とのギャップに苦しんでいることも少なくありません。

2-2 外交型HSPの特徴

  • 社交的で人と関わる事を好む
  • 新しい出会いを求める
  • 交友関係が広い

外向型HSPさんはこのような特徴を持っています♪

やはり人との交流を求めたり、新しい出会いを求めたりといったような行動を好む事がここからもよくわかりますね!

外向型HSPさんは内向型HSPよりも刺激が受ける機会が多くなります。

そのため気づいたらクタクタになってしまったりするので、自分が思っているよりも早めに休みの時間を作ることが大切になってきますよ♪

2-3 外向型HSPさんの強み

相手の事を気遣えたり考える事ができる上に、社交性も持ち合わせている外向型HSPさんはとても魅力的な人間性ですよね♪

これは繊細な部分と社交性を持ち合わせている外向型HSPさんの大きな強みだと言えるでしょう!

逆の立場になって考えてみると、自分の事を気遣ってくれて、思いやりを持って接してくれる。

そして社交性もあり、関係を築きやすい。そんな外向型HSPの魅力に気が付きますよ♪

そして外向型HSPさんのそんな強みは、接客業や介護職などで存分に活かせるのではないかと思います♪

実際、私のインスタのフォロワーさんでも、接客業や介護職についていらっしゃるHSPさんはとっても多いんですよ!

ところで、外交型HSPについてのお話をしていると必ずといっていいほどこんな質問をもらいます。

「外交型HSPとHSS型HSPってどう違うの?」

なので次は外交型HSPとHSS型HSPの違いについてお話していきましょう。

3 外向型HSP(HSE)とHSS型HSPについて

3-1 HSP、HSS、HSEの提唱者は違う

・HSP(提唱者 アーロン博士)

・HSE(アーロン博士ブログより ジャクリーン・ストリックランド氏による提言)

・HSS(提唱者 マービン博士)

実は、このようにHSP、HSS、HSEは提唱者が別々なんですね!

カタカナが並びますし、頭が混乱しそうですよね(笑)

特にHSSとHSEについては、人によっては共通している部分もあるんじゃないか?

と受け取れるような部分があります。

また、提唱者が複数のため、どうしても複雑になってしまいがちなんですが、外向型HSP(HSE)とHSS型HSPにも違いがあるんですね!

HSS型HSPさんについてはこちらの記事で詳しく解説していますので読んでみてくださいね。

HSS型HSPについての詳しい記事(診断チェックもあり)を読む

3-2外向型HSP(HSE)とHSS型HSPとの違い

外向型HSP

・外向型HSP(HSE)はコミュニケーションや人とのつながりを重要視する傾向がある

・HSS型HSPよりも社交的で、人との関わりを好む

HSS型HSP

・HSS型HSPの人は興味関心は外部にあるが、外向型HSPのように人と関わる事を重視しない。

・一人旅のような人と関わらなくてもよいので、とにかく刺激や新しい経験を求める事を好む傾向がある

このように異なる部分があるんですね♪

そのため同じHSPといってもみんな同じではなく、特徴を併せ持った人もいる。

このような理解が少しでも広がって行けば、HSPさんにとってもより生きやすくなっていくのではと思っています♪

まとめ:自分の事を少しでも知る事で気持ちが楽になる

今日は内向型HSPさんと外向型HSPさんについてのお話でした♪

同じHSPさんでも、色々な特徴があるんですね。

もし今まで、

「自分はどっちなんだろう?」

と悩んでいた方は、HSPにも色んな種類があると知る事で自分にあった生き方や、過ごし方に気づき気持ちが楽になることもあったのでは?

もし一人で悩んでいた方がいれば、今回のお話で少しでも気持ちが楽になってくれれば嬉しいです♪

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精神科医/メンタルドクター

HSP気質とメンタルヘルスについて発信している精神科医。精神科外来で診療を行い大学で研究も行っている。instagramのフォロワー7万人以上。著書:頑張り屋さんのための心が晴れる本(KADOKAWA)、新刊:精神科医が教える笑顔うつから抜け出す方法(2023年8月16日発売)。私のブログのテーマは、「他人軸でなく自分軸で気楽に生きる」です。あなたはこんな悩みをお持ちではありませんか?「他人の顔色ばかりみてクタクタ」「自分の意思で生きられない」「いつも後悔ばかりでグルグル一人反省会」こんな他人軸の悩みでクタクタなあなたは、上記の私の名前をクリックして公式ブログから自分軸を目指しましょう♪

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