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【HSPのママさん必見!】ママ友との関係はどうすればいい?相性の悪いタイプや距離感について解説!

精神科医しょう精神科医/メンタルドクター

こんにちは、精神科医のしょうです!私は普段、精神科での外来を行い、インスタにてHSP気質に関する発信を行なっています。インスタにも遊びにきてね(外部リンク)

人一倍繊細な気質を持っているHSPさんは、日常のさまざまな場面で心を痛めたり、些細な言動に傷ついてしまう人が多いですよね。

特に人間関係に頭を悩ませているHSPさんが沢山いらっしゃるかと思います。

幼稚園や小学校などで関わらなければならない「ママ友」との関係に疲れていませんか?

「ママ友と一緒にいるとなんだか疲れてしまう」「悪口や噂話のターゲットにされないようにグループに入らないと」という考えに陥っていたら要注意です。

今回の記事はHSPさんと相性の悪いママ友のタイプや、付き合い方に困ったときの対処法について紹介します!

HSPさんはママ友との付き合いがうまくいかない?

苦手な人に合わせて無理をしてしまう

HSPさんは相手の反応や気持ちの変化に敏感なので、苦手な人や自分と違う意見でも無理に合わせてしまう傾向があります。

価値観を押し付けられたり、噂話に付き合ったり、必要以上に相手を持ち上げて褒めたりしてしまいます。

周囲の人の影響を受けやすいため、気づけば他人の争いに巻き込まれてしまったり、嫌な思いをさせられるなど、立て続けに問題が起こり人間関係に疲れ切ってしまうことも。

気を遣い過ぎてしまうので、ママ友さんに都合のいいように扱われてしまい、悪意に晒されてしまう可能性もあります。

グループLINEなどの連絡ツールに振り回される

現在は幼稚園の連絡事項や小学校のPTAのやり取りにグループLINEを活用している所が多いですよね。

いつ来るか分からないLINEの通知に神経質になってしまったり、会話になかなか混ざれないことにストレスを感じたり、返事の返し方に悩んだり……。

もともと連絡を取り合うことに関してはあまり得意ではないHSPさんにとっては、LINEでのやり取りは苦痛になってしまいます。

HSPさんと相性が良くないママ友のタイプ

マウンティングしてくるママ友

「マウンティング女子」という言葉があるように、ママになったとしても人の性格は変わらないものです。

HSPさんは誰かと比較して自己肯定感が下がってしまう傾向があるので、会話の端々にマウンティングの気配を感じたら要注意。

共感の言葉や曖昧な態度を見せていると、マウンティングのターゲットにされてしまう可能性があります。

謙遜したり羨ましがるような言葉をかけたりするのは危険です。

マウンティングしてくる女性は自己顕示欲や承認欲求が強く、「この人は話を聞いてくれる」と一度思うとマウンティングがエスカレートしていきます。

おしゃべり&噂好きなママ友

おしゃべりや噂好きなママ友さんがあなたの周りにいませんか?

一見社交的で人の良さそうなママさんでも、気づけば出所不明な噂話を周りに広めているので要注意です。

このタイプのママさんは、「みんなが知らない新しい情報を誰よりも早く知っている」ということを誇示したいので、他人から情報を聞き出しては噂話として広めようとします。

時には噂話を大袈裟に盛って、印象を操作することも。

大抵はネガティブな噂を流してくるので、繊細なHSPさんにとっては自分のことのように受け取って辛くなってしまいます。

依存してくるママ友

「依存してくる」ママ友は、依存心の強いHSPさんとある意味似ている部分があるかもしれません。

しかし、強く同調してしまうとママ友の感情に引っ張られて自由に身動きが取れなくなったり、自分の気分が下がってしまったりする原因にもなります。

このタイプのママさんは何をするにも自分で決められずに相談してくるなど、「他人軸」で生きている傾向があります。

相談されることで「頼られている」という感覚になり最初は嬉しくなると思いますが、長い時間一緒に過ごすと家に着いた頃にはエネルギーが奪われてしまったようにどっと疲れた……などということも少なくありません。

ママ友とは無理に関わらなくていい

最低限の関わりだけにして一線を引く

ただでさえ家事や育児、旦那や親戚の関係で頭がいっぱいになってしまうのに、ママ友との関係まで考えなければいけないのはHSPさんにとってとても苦痛ですよね。

「疲れるのは当たり前」と割り切り、連絡事項や挨拶のみの最低限の関わりだけに留めておきましょう。

また、PTAや学校行事で親が役員を務めなければいけない場合があります。

ママ友や話せる人がいれば色んな物事がスムーズに進むことは間違いないのですが、HSPさんは他人と交流することで疲れてしまうので、まずは「やるべきことだけをしっかりやる」という方向に重点を置きましょう。

ママ友がいなくても大丈夫!

ママ友がいないと子供の学校行事やレクリエーションなどで集まりがあった際に一人ぼっちになってしまうのではないか、と不安な気持ちを抱く人もいるかもしれません。

周りからどう思われるだろう、子供からも「お母さんいつも一人だな」と思われたら嫌だな……など、HSPさんはぐるぐるとマイナスなことを考えてしまいがちです。

しかし、あまり深く考える必要はありません。

「ママ友はいてもいいし、いなくても大丈夫」というように、軽く考えましょう。

HSPさんだけではなく、人付き合いが苦手だというママさんは世の中に沢山います。

交友を積極的に広げないようにすることが、HSPさんにとっては心を守る一つの方法だということを覚えておいてくださいね。

グループLINEは事務的に対応する

幼稚園や小学校の連絡事項のやり取りをするグループLINEは、事務的に対応しましょう。

通知はオフにして後からまとめてLINEを見るのがおすすめです。

スタンプはシンプルで敬語が含まれているものをダウンロードしておくと便利です。

どういう返事を返せばいいのか分からなくなってしまって苦痛を感じる場合や、そもそもLINEでやり取りしたくないと思う人もいるでしょう。

まとめ役の人に「LINEは不具合で届かないことがあるので、お手数ですがメールでお願いしても良いですか?」と丁寧に伝えてみてください。

言いづらいと思いますが、LINEのグループに属してしまうと新たな悩みが必ず出てくるので、最初に断っておいた方が後々楽になりますよ。

まとめ

役員などでどうしても関わらなければならない苦手なママ友でも、適切な距離を保つことで心を守ることができます。

無理に仲のいい人を見つけるよりも無難な付き合い方をすることが、HSPさんの心の健康にとって一番大切です。

顔色をうかがって嫌われない努力をする必要は全くないので、子供が成長するまでの短い付き合いだと開き直って「自分軸」で行動することを意識しましょう。

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精神科医/メンタルドクター

HSP気質とメンタルヘルスについて発信している精神科医。精神科外来で診療を行い大学で研究も行っている。instagramのフォロワー7万人以上。著書:頑張り屋さんのための心が晴れる本(KADOKAWA)、新刊:精神科医が教える笑顔うつから抜け出す方法(2023年8月16日発売)。私のブログのテーマは、「他人軸でなく自分軸で気楽に生きる」です。あなたはこんな悩みをお持ちではありませんか?「他人の顔色ばかりみてクタクタ」「自分の意思で生きられない」「いつも後悔ばかりでグルグル一人反省会」こんな他人軸の悩みでクタクタなあなたは、上記の私の名前をクリックして公式ブログから自分軸を目指しましょう♪

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