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【発達障害について】その種類と原因、診断されたらどうするべき!?

精神科医しょう精神科医/メンタルドクター

こんにちは、精神科医しょうです。私は普段、精神科での外来を行いインスタにてHSP気質やメンタルヘルスに関する発信も行っています。インスタにも遊びにきてね(外部リンク)

発達障害って言葉を聞いたことはあるけど、詳しく知らないという人は多いと思います。

発達障害とは、生まれつき脳の作りが人と少し違っているために、生活でさまざまな不便を被ってしまう障害を指します。

しかし、実際に理解をしている人は決して多くはなく、誤解されていたり、「言いでしょ」と扱われてしまうケースが多いのが現実です。

そのため、発達障害の人は気がつかれないうちにこころの傷を負ってしまったり、スルーされていわゆる問題児として扱われてしまいます。

そこで、こちらの記事では以下のような内容についてご紹介いたします。

  • 発達障害について
  • 発達障害の種類や症状、治療法について
  • もしも発達障害だと診断されたら

こちらの記事を読んで発達障害についてや、その種類についての知識を学んでみましょう。

発達障害って?

そもそも発達障害というのは、病気ではありません。

わかりやすく言えば、脳の構造の違いによる特性の違いなのです。

そのため、病気ではなく、ちょっとした人との違いに過ぎません。

生まれつきの脳の構造の違いによって、考え方や行動などに癖のようなものが出てしまうのです。

発達障害の症状の軽度重度は人それぞれです。

人によっては学業や仕事に困難が生じてしまうケースもありますが、グレーゾーンと呼ばれる発達障害とテストで診断されたにも関わらず、治療に繋がらないというケースもあります。

発達障害の原因と治療

結論としては、原因についてはまだはっきりと分かっていません。

先天的な脳の機能障害によるものではないか?と考えられていますが、具体的に脳のどの部分に何の問題なのかまでは分かっていないのが現状です。

そもそも脳が原因と断言できるほどの情報も確証はありません。

そのため、以下のような要素が原因になっているのではないか?と考えている人や、研究をしている人もいます。

・遺伝

・環境

・幼児期の疾患 などなど…。

このように、発達障害はクリティカルな原因が見つかっていないのが現状です。

そのため、現在も多くの研究者や医者によって調査が進められています。

そのため、診断をする先生たちも明確な診断を下せるわけではなく、心理検査の結果を元に「こんな傾向がある、可能性がある」と言った形で診断を行い、その結果をもとに治療が進められていきます。

発達障害の種類について

発達障害と言っても、症状によって色々なタイプに分類されます。その種類について説明していきます。

1.ADHD

こんな人は当てはまるかも?

  • 落とし物や忘れ物が多い、部屋が汚い
  • 勉強や仕事に集中できない
  • 落ち着いて席に座ってられない

正式名称は注意欠如/多動性症候群といいます。ドーパミンという、褒められたり、嬉しかったりすると分泌される脳内物質が人より少ないことだと考えられています。

ADHD には多様な症状が存在しているため、衝動型と不注意型、そして二つの混ざった混合型の 3 種類に分けられます。

基本的には症例や医者の判断に応じて、「コンサータ」「ストラテラ」などの薬を服用したり、周囲の人の協力を得て日常生活を送ることができるようにするのが主な治療法です。

(※コンサータは処方するための許可が必要な薬のため、すべての病院でもらえないため、その点は注意が必要です。近所の病院できる病院についてなど、知識を頭に入れておくようにしましょう)

2.ASD

こんな人が当てはまるかも?

  • コミュニケーション、関係構築が苦手
  • 特定のものなどに対して強いこだわりがある

自閉症(正式には自閉症スペクトラム障害)やアスペルガー症候群と呼ばれていましたが、今では症状やIQによって分類されています。

症例は幅広く、以下のようなものが挙げられます。

・他人に関して関心を抱けない

・こだわりのために癇癪を起して周囲の人間とトラブルを起こしてしまう

・偏食による栄養不足

ASDは ADHDと異なり、薬物治療の方法が存在していません。

そのため、自分自身の特性をしっかりと理解したうえでメンタル面の治療や、SSTなどで人とのコミュニケーション方法を学んでいくことになります。

3.LD

こんな人が当てはまるかも?

  • 読み書きや計算など特定のことだけが全くできない、理解できない

学習障害の一種であり、以下のような症状が主に挙げられます。

・特定の分野だけ勉強ができない

・文字が書けない

・教科書を見ても理解できない  

そのために、学業不振が生じるリスクなどがあり、医者だけでなく専門家との連携を取ることで改善のための努力をしていく必要があります。

また、上記のものに限らずチック症や吃音などの様々な種類のものが存在しているため、その人だけの治療法が求められます。必要なことは患者の悩みや症状を正しく理解したうえで、治療を進めていくことになります。

発達障害なのかな?と思ったら

大切なことはまずは病院に行って正式な診断をもらうようにしましょう。

もしも発達障害なのかな?と思ったとしても、診断がないと前に進まないことも多いです。

そのため、心理検査を受けられる近所の病院に行って、検査を受けてください。

その結果をもとに今後どのように治療を進めていけばいいのか、知識をつけていったり、医者と相談しながらより良い生活を目指していくようにしましょう。

また、必要であれば時には家族や会社といった他社に協力を求めることも必要になります。

発達障害は向き合い方を変えるだけで、症状をその人の良さ、個性として生かすことができるようになります。

しかし、それには周囲の協力が必要不可欠です。

また、障害者手帳や障害者年金、医療費の補助など発達障害者のための支援制度も豊富なため、これらを駆使しながら毎日の生活を送りやすくしていく必要があります。

まとめ

発達障害は病気ではなく個性です。どのようにすれば個性と割り切ることができるようになるか、向き合って考えていかなければなりません。

そのためには、他の人の理解や協力が不可欠な、難しいものです。

この記事を読んでいる方が少しでも発達障害について理解を深めることができたのであれば幸いです。

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精神科医/メンタルドクター

HSP気質とメンタルヘルスについて発信している精神科医。精神科外来で診療を行い大学で研究も行っている。instagramのフォロワー7万人以上。著書:頑張り屋さんのための心が晴れる本(KADOKAWA)、新刊:精神科医が教える笑顔うつから抜け出す方法(2023年8月16日発売)。私のブログのテーマは、「他人軸でなく自分軸で気楽に生きる」です。あなたはこんな悩みをお持ちではありませんか?「他人の顔色ばかりみてクタクタ」「自分の意思で生きられない」「いつも後悔ばかりでグルグル一人反省会」こんな他人軸の悩みでクタクタなあなたは、上記の私の名前をクリックして公式ブログから自分軸を目指しましょう♪

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