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ホルモンの影響を受けやすい!?HSP女性がホルモンと上手に付き合う秘訣とは

精神科医しょう精神科医/メンタルドクター

こんにちは、精神科医しょうです。私は普段、精神科での外来を行い、インスタにてHSP気質に関する発信を行なっています。インスタにも遊びにきてね(外部リンク)

女性は男性に比べてホルモンの影響を受けやすいと言われています。

肌質や髪質に変化があらわれたり、感情が高ぶったり、心身に支障をきたすこともしばしば。

中でもHSP女性は繊細な気質から、女性ホルモンによる影響を受けやすいと言われています。

今回はHSP女性必見!女性ホルモンとの上手な付き合い方について紹介したいと思います。

HSPとは


HSPとはHighly Sensitive Person(ハイリー・センシティブ・パーソン)の略で、非常に敏感な気質を持った人のことを示します。


HSPはアメリカの心理学者エレイン・アーロン博士が提唱した心理学の概念です。


最近ではこの概念が日本でも浸透し、関連書籍がベストセラーになったり、HSPであることを打ち明ける人が出てきたりと、HSPという言葉自体もだいぶ定着してきました。


HSPの男女比に差はないとされていますが、HSPに関する投稿や書籍は女性向けに書かれたものが多いように感じます。

HSP女性と女性ホルモンの関係

女性ホルモンとメンタルの変動は切っても切れない関係にあります。

女性ホルモンが大きく乱れるとPMS(月経前症候群)やPMDD(月経前不快気分障害)、産後うつや更年期障害を発症する要因にもなります。

特にHSP女性は普段から何ごとに対しても敏感なため、ホルモンバランスが乱れると、非HSP女性より、いち早く心身の不調を感じ取ってしまうのではないでしょうか。

では、女性ホルモンがHSP女性にもたらす影響について説明したいと思います。

女性ホルモンはエストロゲン(卵胞ホルモン)とプロゲステロン(黄体ホルモン)の2種類あり、体の健康維持に重要な役割を担っています。

特にエストロゲンは脳内の幸せホルモンと言われるセロトニンの分泌を促進させる働きをするため、エストロゲンが減るとセロトニンも減少してしまい、精神的に不安定な状態に陥ります。

エストロゲンが減少するタイミングは月経前、出産後、更年期と大きく分けて3つあります。

それらの時期になると個人差はありますが、イライラしたり、不安でたまらなくなったり、自己嫌悪を感じたりなどの症状がでます。

普段から自己肯定感が低く、不安を感じやすい気質のHSP女性にとっては、女性ホルモンが乱れることは、日常生活に支障をきたしかねません。

エストロゲンが減少する時期は特に注意が必要だと言えるでしょう。

HSP女性の脳

HSPの脳は「偏桃体(へんとうたい)」という部分の働きが強く、刺激があると些細なことで興奮します。

また「偏桃体」は人間の感情をコントロールする神経中枢機関であり、特に不安や恐怖を感じた時に働きが活発になります。

つまりHSP女性の場合、女性ホルモンが乱れると「偏桃体」に強く作用することで、普段以上に、大きな不安や孤独感を感じやすくなってしまいます。

HSP女性はこのことを念頭に置いて、特定の時期を過ごすようにしましょう。

そうすることで、自分自身の感情に振り回されている自分を認めることができたり、仕方がないと納得ができたりなど、自分なりの解決策を見つけやすくなるかもしれません。

また、簡単な対処法としては、異変を感じたら体を休めたり、好きな音楽を聴いたりなどして、自分が心地よいと思える環境に身をおきましょう。

HSP女性と女性ホルモンの整え方

女性ホルモンの乱れは体の自然な反応であり、防ぎようがありません。

では、どのように特定時期の心身の不調と向き合えば良いのでしょうか?

女性ホルモンができるだけ大きく乱れないようにする対処法を紹介します。

まずはできることから始めてみましょう!

①日光浴をする

1日に15分~30分の日光浴が理想的です。

日光浴をすることで、ビタミンDが体内で作られ、骨粗しょう症予防やセロトニンの分泌を促す効果があり、うつ予防にもつながります。

②軽い運動をする

ウォーキングやジョギング、自転車に乗ることで周りの風景も変わり、良い気晴らしになりますよ。

③バランスの良い食事を心がける

特に必須アミノ酸の一種トリプトファンを多く含む食品(カツオやマグロ、豆腐や納豆、牛乳やチーズ、バナナなど)はセロトニンの分泌を助けてくれます。

④十分な睡眠をとる

自分に合った睡眠時間をきっちり取ることで心身の疲労を回復させましょう。

まとめ

  • HSP女性は女性ホルモン(特にエストロゲン)の影響を大いに受ける。
  • エストロゲンが減少する月経前、出産後、更年期は心身バランスが乱れるので注意が必要!
  • HSP女性の脳の一部である「偏桃体」は女性ホルモンの影響を受けやすい。
  • HSP女性が女性ホルモンと上手に付き合うためには、日光浴をする、軽い運動をする、バランスの良い食事をする、十分な睡眠をとるなどすると効果的。

今回この記事ではHSP女性が影響を受けやすい女性ホルモンと脳の一部「偏桃体」の関係性について紹介しました。

個人差があるとはいえ、特定の時期になると女性ホルモンの影響で普段よりもさらに強い孤独や不安を感じてしまうことを心得ておきましょう。

ただし、症状があまりにもひどい場合は無理をせず、かかりつけ医に相談するか、精神科、婦人科を受診することも視野に入れて下さいね。

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精神科医/メンタルドクター

HSP気質とメンタルヘルスについて発信している精神科医。精神科外来で診療を行い大学で研究も行っている。instagramのフォロワー7万人以上。著書:頑張り屋さんのための心が晴れる本(KADOKAWA)、新刊:精神科医が教える笑顔うつから抜け出す方法(2023年8月16日発売)。私のブログのテーマは、「他人軸でなく自分軸で気楽に生きる」です。あなたはこんな悩みをお持ちではありませんか?「他人の顔色ばかりみてクタクタ」「自分の意思で生きられない」「いつも後悔ばかりでグルグル一人反省会」こんな他人軸の悩みでクタクタなあなたは、上記の私の名前をクリックして公式ブログから自分軸を目指しましょう♪

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