HSP必見!あなたの症状、実は自律神経失調症からくる熱中症の危険信号かも?!
こんにちは、精神科医しょうです。
私は普段、精神科での外来を行い、7万人以上インスタやvoicyのフォロワーさんに対しHSP気質に関する発信、書籍の出版を行っています。インスタにも遊びにきてね(外部リンク)
暑い日が続いていますが、夏バテで食欲がない、よく眠れない、体がだるい…などの症状は出ていませんか?
私たちの体を良い具合に調節してくれている自律神経は、暑さや寒さ気圧変化などの気象条件によっても乱れることがあります。
特にHSPさんは気候に関しても察知能力が高いため、自律神経の乱れ放置していると、自律神経失調症になってしまうかもしれません。
この時期は急激な暑さや天候不順により、体が気候の変化に馴染めず自律神経が乱れやすい傾向があります。
しっかりと休んでも疲れが取れないなど、対策をとっているのに症状の改善が見られない場合は一度、医療機関に相談をしてみるのも選択肢です。
今回は暑い夏を乗り切るため、自律神経失調症とHSPの関連性、熱中症のリスクについて考えてみましょう!
夏場に自律神経が乱れると出やすい症状とは?
自律神経は気温の変化に応じて汗をかいたり、血流を調節したりして体温を一定に保つ役割をしてくれています。
夏場は室内外の温度差が激しいため、自律神経の調節が上手くいかず、体に不快な症状が表れてしまうことがあります。
では、主な症状についていくつか取り上げてみたいと思います。
・疲労
十分な睡眠を取り、しっかりと食べているのに体が何となくだるいということはありませんか?
寒暖差が激しい所を行き来していると、体に負担がかかり慢性的なだるさにつながっている可能性があります。
・食欲不振
食欲不振におちいると、胃腸機能が低下し、エネルギーや栄養が不足していることが考えられます。
暑くなるとつい冷たい飲み物や食べ物を摂取しがちになりますが、内臓を冷やしてしまうことになり、体に負担がかかってしまうため、ほどほどにしておく方が良いでしょう。
・睡眠不足
寝苦しくてなかなか寝付けない、何度も夜中に目が覚める、朝起きた時スッキリとしない、日中に眠くなる…など、夏場は多くの方が悩まされる症状ではないでしょうか?
暑さで眠りの質が落ちると自律神経のバランスが乱れ、日常生活に支障をきたしかねません。
また、睡眠不足は熱中症のリスクを高くする可能性もありますので、注意が必要です。
HSPが夏場の自律神経の乱れに対処するには?
HSPの立場から、自律神経失調症を予防するためにも夏場に気を付けて過ごしたいポイントについて解説したいと思います。
HSPの特徴の一つとして「五感が鋭い」というものがあります。
HSPは日頃から気象や気圧の変化を敏感に察知し、体に不調が表れやすい傾向があります。
いくら気を付けていても、防ぎようがない場合もあるかと思いますが、心身のストレスを少しでも緩和できる方法をいくつか紹介します。
・日傘を使う
真夏の太陽の日差しは強く、紫外線によって、肌や髪、目などがダメージを受けることがあります。
日陰を上手に使って歩くことももちろん大切ですが、時や場所によっては日陰がまったくない場合もありますよね。
そのような時にそなえて、折り畳みの日傘を携帯していると役に立ちます。
・サングラスをかける
光りに敏感なHSPにとっては、必需品とも言えるアイテムかもしれません。
サングラスをかけることで、まぶしさを軽減でき、目をダメージから守ることができます。
また、症状によっては医療用サングラス(遮光眼鏡)を使用することでまぶしさとなる特定の光を遮り、視界がクリアになるでしょう。
医療用サングラスについては、眼科で相談されることをオススメします。
・耳栓をする
夏は突然の夕立や雷、台風の発生により、大気の乱れが不安定になりやすく、気圧が乱れやすい傾向があります。
気圧の変化に敏感な方は、気圧調整フィルターがある耳栓などを着用し、自律神経が乱れやすそうな天気の日には、早めの対策を取るようにしましょう。
・水分補給を心がける
水分を摂取することは、体温調節や栄養素を全身に運ぶと言った重要な役割を担っています。
自律神経の機能を調整するだけではなく、脱水症や熱中症の予防にもなるため、積極的に水分を補給するように心がけましょう。
自律神経と熱中症の関連性とは?
日頃から自律神経が乱れやすい傾向がある方は、慢性的な疲労や朝起きるのがとてもつらい、頭がぼうっとするといった症状を訴える方も多いです。
自律神経が乱れており免疫機能が落ちていると、熱中症にかかりやすいといった可能性もありえます。
主に熱中症になりやすい人としては、下記の方々が該当します。
・高齢者
・乳幼児
・運動習慣がない人
・肥満気味の人
・水分をこまめに摂取しない人
・免疫力が弱い人
・持病がある人、体調が悪い人
なお、水分を取る際に注意すべきこととして、塩分も一緒に摂取することが大切です。
特に大量の汗をかいた後は、水分とともに塩分を摂取するようにしましょう。
まとめ
今回は自律神経の乱れとHSP、熱中症について解説をしてみました。
自身の性格や体質、行動パターンなどを意識し、記事の内容を参考に、夏場の自律神経の乱れを予防し、猛暑を乗り切りましょう!
私のブログのテーマは、「他人軸でなく自分軸で気楽に生きる」です。
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