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本当は怖い適応障害の「症状」とは?HSPにとっての5つのストレスも解説!

精神科医しょう精神科医/メンタルドクター

こんにちは、精神科医しょうです。

HSP気質はHighly Sensitive Personと言われ、繊細で敏感、共感性豊かな人々のことを指します。そんな気質を持つゆえに周りの意思に振り回されてしまい、周りが最優先、自分軸を持てずに悩んでいる方が多くいるように感じます。

さて、本日のテーマは適応障害です。適応障害は日常生活を送る中で、生じるストレスに上手く対応できなかった結果、発症してしまう病気です。

精神面や身体面で様々な症状が表れるため、つらい期間を長引かせないためにも、早期に発見し、すぐに治療を開始する必要がありますが、HSP気質を持った真面目で責任感の強い人は、症状が表れているにも関わらず、甘えや怠けだと判断し、医療機関を受診しないことも多く見受けられます。

そのため、重症化して初めて自身が病気だったことに気付くケースも多いため、治療期間が長引き、社会復帰が遅くなってしまう場合もあります。

そうならないためには、普段から自分の健康を見つめ直し、適応障害を発症しづらい体作りを心がけることが大切です。

今回は、HSP気質の人が適応障害を発症しないためにできるコトについて考えていきたいと思います。

適応障害を発症すると?

適応障害を発症すると、精神面と身体面に様々な症状が表れます。

具体的に見ていきましょう。

<精神面に表れる症状>

・憂うつな感情を抱きやすい

・不安感が強くなる

・怒りっぽくなる

・神経が過敏で、些細なことに反応する

・感情の起伏が激しくなる

・興味・関心の喪失

・自己中心的な考え方をする

<身体面に表れる症状>

・不眠

・吐き気

・手が震える

・めまいがする

・食欲不振

・疲労を感じやすくなる

その他にも表情が虚ろになることや、笑顔を浮かべなくなるなどの症状が表れることもあります。

また、以前と比べて元気がなくなったり、人柄が変わったりした場合は、注意が必要かもしれません。

適応障害を治すには?

適応障害の場合は、ストレス要因が明確であるため、それを遠ざけることにより、症状は緩和されます。

しかし、自己流で治そうとしたり、我慢したりすることはやめましょう。

適応障害にだけに限らず、病を患った時は誰でも、冷静な判断をするのが難しい場合がほとんどです。

無理をせず、周囲に相談することや医療機関を受診して医師の治療を受けるようにしてくださいね!

では、医療機関での主な治療法について簡単に触れたいと思います。

・ストレス要因から離れる提案をする

・状況に応じて少量の抗うつ薬や抗不安薬などの薬を処方することがある

・心身のバランスを整えられるよう、カウンセリングを行うこともある

適応障害によるつらい症状を緩和させるには、まずはストレスの軽減を図ることが最も重要です。

しかし、HSP気質を持つ多くの人は、体調を崩す原因となったストレスそのものを克服しようと立ち向かったり、努力されたりすることが多くあります。

困難を克服することは時には必要なことかもしれませんが、病気を発症している時には、自身をつらい状況に置くのではなく、避ける努力も必要ではないでしょうか。

また、一つのことに執着するのではなく、環境改善を図ったり、できることを増やしたりすることにより、自信へつなげていくようにしましょう!

適応障害を放っておくと?

「今までも乗り越えてきたから、大丈夫だ!」とつらい症状を放置していると、適応障害にとどまらず、様々な病を併発してしまう危険性があります。

適応障害は症状が継続すると、うつ病に移行する可能性もあり、決して侮れません。

先ほど紹介した何らかの症状が自身に表れている場合は、ためらわずに、まずは医療機関を受診するようにしましょう。

HSPが感じやすい5つのストレスとは?

ストレスとは主に5種類に分別できると言われています。

①身体的ストレス

②精神的ストレス

③気象・天候によるストレス

④科学的ストレス

⑥環境的ストレス

順番に見ていきましょう。

①身体的ストレス

疲労や筋肉痛など、体が感じる痛みなどの不快感を示しています。

特にHSPは体の不調に気が付きやすい面がありますが、我慢して放置してしまうこともあるため、ストレスが継続してしまう傾向があります。

②精神的ストレス

仕事・学校・家事・育児・介護などによる人間関係を示しています。

HSPは対人関係によるストレスを強く感じやすい傾向があります。

一人の時間を増やしたり、好きなことを楽しんだりする時間を持つように心がけましょう。

③気象・天候によるストレス

季節の変化による暑さや寒さ、気圧の変化などを示しています。

HSPは季節の変わり目にも敏感な方が多く、気温が変わる度に体調を崩してしまうという人も多いのではないでしょうか。

④科学的ストレス

食べ物に含まれる化学調味料やカフェイン、たばこや酒などによる心身への影響を示しています。

摂取すると体にすぐに影響が出るというHSPも多いかと思います。

⑥環境的ストレス

騒音やにおい、照明など日常生活の中で受ける刺激を示しています。

強い刺激が頭痛を引き起こしたり、不眠につながったりするケースも多く見受けられます。

まとめ

今回は、HSPと適応障害、ストレスの関係性について解説してみました。

適応障害を放置すると、大きな病を併発したりうつ病に移行したりする恐れがあります。

何らかの不調を感じている場合は我慢をせず、すぐに医療機関を受診するようにしてくださいね!

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精神科医/メンタルドクター

HSP気質とメンタルヘルスについて発信している精神科医。精神科外来で診療を行い大学で研究も行っている。instagramのフォロワー7万人以上。著書:頑張り屋さんのための心が晴れる本(KADOKAWA)、新刊:精神科医が教える笑顔うつから抜け出す方法(2023年8月16日発売)。私のブログのテーマは、「他人軸でなく自分軸で気楽に生きる」です。あなたはこんな悩みをお持ちではありませんか?「他人の顔色ばかりみてクタクタ」「自分の意思で生きられない」「いつも後悔ばかりでグルグル一人反省会」こんな他人軸の悩みでクタクタなあなたは、上記の私の名前をクリックして公式ブログから自分軸を目指しましょう♪

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