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愛犬が噛みついてくる癖をやめさせるには!噛んでしまう原因を解説

ドッグトレーナー/金倉高志犬のしつけ教室【ドッグキャッチ】

「うちの子、どうしてこんなに噛むんだろう!接し方に問題あるのかしら?」

「うちの子の噛み癖どうにかしたい!どう接すればいい?」

といった愛犬の噛んでしまう癖をどうにかしたい飼い主さん。

噛まれると痛いし、危険だからやめさせたいですよね。

でも犬が噛むのには、理由があるんです。

その理由を理解した上で、適切に対処すれば、愛犬の噛み癖もスマートに対応できますよ。

この記事では、噛む理由や解決策を紹介します。

人を噛む子もいれば、家具を噛んだりする子もいます
人を噛む子もいれば、家具を噛んだりする子もいます

わんちゃんが物や人を噛んでしまう理由

噛んでしまう理由は、以下の6つが考えられます。

  • 嫌がる場所・痛む場所を触っているから
  • 防衛本能から
  • 噛むことにメリットを感じているから
  • 近寄って欲しくないから
  • ストレスがたまっているから
  • 相手が怖いから

嫌がる場所・痛む場所を触っているから

痛む場所や苦手な場所を触ってしまっている可能性があります。

デリケートな部分を触られるのは、仲の良い飼い主であっても嫌がる子が多いです。

犬が嫌がる場所は下記の通りです。

【犬が触られるのを嫌がる場所】
・口先
・しっぽ
・足先
・耳の先
・口先(マズル)

これらの場所は犬が嫌がりやすいです。

基本的には、体の先端部位をいきなり触るのはNGと考えてください。

防衛本能から

防衛本能で、反射的に噛んでしまう子もいます。

見知らぬ人、仲良くない人、警戒している人が触ろうとすると、止めるために噛んでしまうのです。

危険だと感じると、噛むのです。

危険だと思われるような接し方、距離の詰め方をしないようにしましょう。

噛むことにメリットを感じているから

噛むことで、「自分が嫌なことをやめてもらえる」と思っている可能性があります。

  • 爪切りをしようとする
  • 風呂で洗われる

これらが苦手なので、噛んで阻止しようとします。

「噛む=やめてもらえる」と学習してしまっているのです。

近寄って欲しくないから

嫌いな人には触られたくないから、噛む子もいます。

例えば、「予測がつかない行動をしてくる子供」や「大嫌いな家族」。

これらの人からは触られたくないので、噛んで触られることを防止しようとするのです。

ストレスがたまっているから

ストレスがたまっており、噛むことで解消しようとする子も。

人に噛みついたり、物に噛みついたりします。

自分のしっぽを噛んでしまう子もいるのです。

ストレスの原因が何なのかを特定して、それに応じた対処をする必要あります。

原因が散歩の頻度が少ないのであれば、頻度を増やしたり、代わりにこみにゅケーションの時間を増やすなど、接し方を考えましょう。

怖がっている様子のときは気をつけて下さい
怖がっている様子のときは気をつけて下さい

相手が怖いから

相手を怖い対象として、警戒しているときは噛んでしまいます。

特に初対面で触ってこようとする人。

触られて良いほどの距離感ではないのに、おかまいなしに触ろうとすると噛まれます。

打ち解けあっていない状態で、何も考えずに触ろうとするのは危険です。

わんちゃんに噛まれないためにすべきこと対処法3選

犬に噛まれないためにすべきことは、以下の3つです。

  • リフレッシュをさせてあげる
  • 噛んでいいおもちゃを与える
  • 噛まれても必要以上には反応しない

リフレッシュをさせてあげる

噛む原因がストレスの場合は、リフレッシュをさせてあげましょう。

  • ドッグランに連れて行ってあげる
  • 散歩の頻度を増やす
  • スキンシップや遊びの時間を増やしてあげる

これらのことをして、リフレッシュさせてあげてください。

他にもストレスを溜めないような環境づくりも大切。

  • しつけを上手くできたときに、褒めてあげる
  • ストレスの原因となるものから遠ざけてあげる

これらの環境づくりもして、愛犬がストレスを抱えないようにしてあげましょう。

噛んでいいおもちゃを与える

噛むことで、犬はストレス解消に繋がります。

噛んでもいいオモチャを与えましょう。

噛んではいけないものや家具などを噛まなくなりますよ。

犬向けに噛んでもいいオモチャというのは、たくさん販売されています。

ぜひ、通販やペットショップで探してみてください。

噛まれても必要以上には反応しない

噛むと、ご主人が大きくリアクションを取ってくれることで、面白がってしまう子もいます。

犬によっては、「遊んでくれている」と勘違いしてしまう子も。

噛まれた時もなるべく反応しないようにしましょう。

噛まれたときは、静かに犬から遠ざかってください。

噛み癖を直すポイントは噛まれないこと

噛み癖を直すには、噛まれないようにすることが大切。

噛まれないようにするために大切なことは、「噛むタイミング」を把握すること。

  • どこを触ったら噛むのか
  • どんなタイミングで噛むのか
  • なぜ噛もうとするのか

過去に噛まれた経験から、噛むときの共通項を探ってみてください。

共通項を探って、同じような状況を作ることを防止しましょう。

噛まれる機会が徐々に減っていきますよ。

まとめ

この記事では、犬が噛んでしまう理由や解決策を解説しました。

愛犬がなぜ噛むのか理由を特定して、それに合わせた解決策を実行しましょう。

YouTubeでは、噛み癖について動画でお話ししています。

犬のしつけ教室【ドッグキャッチ】

「犬のしつけは絶対に楽しい!」を合言葉に、東大阪市でドッグキャッチしつけ教室を運営しています。愛犬と一緒に頑張る犬のしつけ教室です。ドッグトレーナー歴20年以上の経験を活かし、愛犬との暮らしがさらに楽しくなるような情報を発信していきます。YouTube【犬のしつけチャンネル/金倉高志】では、犬のしつけや犬との暮らしについて動画配信していますので、そちらもぜひご覧ください。TV東京{テレビチャンピオン犬通選手権で優勝}を始め、テレビやラジオ出演も多数あり。

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