愛犬がタオルや毛布をかじるのはなぜ?やめさせるべき?
「うちの子、毛布大好きで与えるとひたすら噛んでる。これって大丈夫?」
「タオルを与えるとしわしわになるほど噛む。ストレスでもあるのかしら?」
といった愛犬が毛布やタオルを噛むことで、少し心配な飼い主さん。
タオルや毛布を執拗に噛むのは、良くありません。
この記事では、タオルや毛布を噛む理由と対処法を解説します。
犬がタオルや毛布を噛む理由
犬がタオルや毛布を噛む理由は、いくつかあります。
- 生地の素材が好きだから
- 歯がかゆいから
- 発散するため
- 飼い主に心配されたいから
- おもちゃ代わりに遊んでいる
- 寂しさによるもの
- 噛んで良い対象のものと思っている
生地の素材が好きだから
毛布やタオルの素材が好きだから噛んでしまうことが考えられます。
- もふもふ
- ふわふわ
- やわらかい
これらのように毛布は、素材が特徴的で噛みやすいです。
噛むことが楽しくて、噛んでいると考えられます。
毛布を毛布として見ているのではなく、柔らかい噛むおもちゃとして考えている可能性もあります。
歯がかゆいから
歯がかゆくて、毛布を使って痒さを緩和させようとしている場合もあります。
犬には、歯がかゆくなる時期があります。
かゆくなる時期は、生後4か月以降から生え変わり完了まで。
乳歯から永久歯に生え変わる時期は、かゆくなります。
ムズムズしてかゆいので、毛布やタオルを噛んでいるのです。
発散するため
何かのものを噛んで、発散したいと考えいるから噛んでいると考えられます。
ストレスがたまっており、何かの行動で発散したいのです。
毛布以外にも、「引っ掻く」や「振り回す」、「執拗になめる」などの行動が見られていたら、ストレスの可能性が高いです。
飼い主に注目されたいから
- 注目して欲しい
- もっと自分を見て欲しい
- 構って欲しい
といった時に、あえて注目されるような行動を取っていると考えられます。
飼い主さんが大好きがゆえにとってしまう行動です。
物を噛んで見せて「もっと僕をみて」とアピールしている場合もあります。
おもちゃ代わりに遊んでいる
毛布をひとつのおもちゃとして認識している可能性があります。
座る時や寝る時に活用するものではなく、噛んだり・咥えたりして遊ぶものと考えているのです。
おもちゃを咥えて遊ぶのと同様で、毛布も咥えて遊んでいることがあります。
他に噛めるおもちゃや噛みやすいおもちゃがなければ、噛む用のおもちゃを用意してあげると良いでしょう。
寂しさによるもの
寂しさを落ち着かせるために、噛んでいる可能性があります。
- 遊んであげる時間が前より少なくなっている
- お留守番の機会が増えた
- 家族のひとりが親離れした
など、いずれかの寂しさで噛んでいる可能性あります。
今までより、一緒にいる時間を増やしたり、たくさん遊んであげましょう。
噛んで良いものだと思っている
タオルや毛布を「噛んではいけないもの」という認識がない可能性があります。
薄くて、柔らかくて、噛みやすいものとして捉えているのです。
「毛布は噛んではいけないもの」と教えられていないのが原因です。
執拗に噛むようなら噛むのをやめさせるべき
「遊びの一環で少し噛んでいる」のなら無理にやめさせる必要はないですが、執拗に噛んでいるならば止める必要があります。
噛んで、破壊してしまうようなら誤飲による事故が起こる可能性があるので絶対NGです。
噛むのをやめさせる方法は、噛む原因によっても違います。
先述で紹介した原因のどれに当てはまるのかを、愛犬のそのほかの行動から特定しましょう。
次の見出しで解説しているので、ご確認下さい。
毛布を噛むのをやめさせる方法
毛布を噛むのを辞めさせるには、以下の方法が有効です。
- 噛めるおもちゃを与える
- 遊んでストレスを抱えないようにしてあげる
- 散歩で運動をさせてあげる
- 毛布の素材を変える
- 一緒にいる時間を増やす
噛めるおもちゃを与える
噛む用のおもちゃがないのであれば、噛んでもいいようなおもちゃを与えましょう。
噛むのは犬の習性です。
習性なので、噛んでも良いものを与えて、それを噛ませましょう。
噛んではいけないものを噛んでいたら、「ダメ」と短く叱って、取り上げるだけでOKです。
噛んでいいおもちゃについて、YouTubeで解説していますので動画をご覧ください。
遊んでストレスを抱えないようにしてあげる
ストレスが原因なら、ストレスを抱え込まないようにしてあげることが重要。
ストレスの原因を特定して、取り省きましょう。
・騒音がうるさいのであれば、音が静かな部屋で過ごさせてあげる
・犬が過ごしやすい気温に、室温を調整してあげる
など、愛犬のストレスに応じて、正しいアプローチで解決してあげて下さい。
散歩で運動をさせてあげる
運動不足もストレスの原因となり、毛布を噛むことに繋がっている恐れがあります。
散歩の頻度が標準より少ないのであれば、頻度を増やしてあげましょう。
頻度や散歩時間を増やすのが難しいのであれば、室内での遊べる時間を増やしてあげてください。
毛布の素材を変える
素材が好きで噛んでいるのであれば、毛布の素材を変えましょう。
- 麻
- ウール
- 綿
- シルク
- カシミヤ
- ポリエステル
など毛布の素材もたくさんあります。
一緒にいる時間を増やす
寂しさが不安につながっている場合は、一緒にいる時間を増やしてあげましょう。
また、離れると悲しむ子であれば、徐々に離れる時間を増やすトレーニングをしてあげてください。
まとめ
この記事では、ブランケットやタオルを噛む理由を解説しました。
噛む理由にも複数通りあることが、分かりましたか?
ブランケットやタオルを執拗に噛むのであれば、直す必要があります。
噛む原因を特定して、適切に対応しましょう。