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犬のしつけは、ふたつのスキルをマスターするととっても簡単にできますよ!

ドッグトレーナー/金倉高志犬のしつけ教室【ドッグキャッチ】

愛犬とコミュニケーションが取れるようになることは、しつけを早く簡単に進めるポイントです。

ただ、犬は人の言葉が分かるわけではありません。言葉ではないコミュニケーションをとるために今からお話しする二つのスキルを意識してみて下さい。

犬とのコミュニケーションで特に大切な二つのスキルは、タイミングとメリハリのふたつです。

この二つをマスター(極める)するとしつけが楽しく簡単になりますのでぜひ参考にして下さい。

【犬とのコミュニケーション】タイミングについて

飼い主さんはしつけに困ると、犬が何を考え、行動するのか、色々と知りたくなると思います。

もちろん、困った行動の原因を探ることはとても重要です。本を読んだり、動画を見たり、この記事を読まれているのも、勉強が大切だと思われているからだと思います。

ただ、難しく考えるほど、自分の心を犬に伝えるタイミングを逃すことになってしまうので気を付けてください。

犬は、自分の取った行動をすぐに忘れてしまいます。残念ながら、1秒から3秒で忘れてしまいます。

なので、飼い主さんが何かを伝えたいときには「タイミング」が重要になります。

例えば、お座りを教えたいとき、お座りが出来たら「出来るだけ早く」ほめる必要があります。

練習中「お座りを指示したら、お座りができたように見えた。」とみなします。

その時「あれ?おしりがちゃんとついていないかな?」「ちょっとまがっているけどこれでもOKかな?」と飼い主さんが悩んでしまうと、犬はそれにつられて迷ってしまいます。そして「おすわりをした」という行動を忘れてしまいます。

うまいタイミングでほめるためには、成功の形をイメージしてからトレーニングに取り組むことも重要になります。

教える前に、人がルールを決めてイメージしておいてください。この場合のおすわりでいうと「犬が、後ろ足の膝を曲げて、お座りの意思が見えれば、とりあえずOK」というルールを先に作っておきましょう。

成功した瞬間にしっかりとほめてしまうのがベストです。「できたね!お座り!」と、自分が喜べばOKです。

「ああでもない、こうでもない」「ああかもしれない、こうかもしれない」と考えるのは人間だけです。犬はその状況に置かれると、複雑には考えず、ただ迷ってしまいます。競技会などに出場したい場合は、徐々に精度を上げればいいわけで、まずは飼い主さんが「いいタイミングでほめることができる人」になることが重要です。

【少し大げさに、とっても素早く。】

タイミングのコツは、早すぎるくらいのタイミングでほめることです。自分のトレーニングだと思って、試しにやってみてください。すでに覚えているコマンドで、コミュニケーションの練習をされるのも良いですよ。

犬が指示に従うのと、自分がほめるタイミングの勝負をしても良いかもしれません。出来るだけ「早いタイミング」をつかんでください。

それから、生活の中で、時には「叱ること」が必要になるかと思います。その時も、一緒です。

「この場合は、叱ったほうが良いかなぁ?」「ホントは叱ったらダメなんだよね?でも、叱ろう」と、迷ってしまうくらいなら叱らないでください。迷っている間に、完全にタイミングを逃しています。タイミングを逃した場合は、叱ってもまったく意味がありません。

しつけは、犬の行動が自分にとって、困るか?困らないか?なので、叱る時に迷ってしまうということは、もしかしたら困っていないのかもしれないですね。様子を見ても良いことなのかもしれません。

少し話はそれますが、ぼくは、こういう理由もあって、叱ってしつけをすることはやめた方が良いですよ。とお話しすることが多いです。

それでも、理想と現実はありますから、どうしても叱らなければならないことになった場合は、

出来るだけ低い声で、短く、簡潔に。だらだらお説教する必要はありません。お説教は、犬にとっては完全に無意味です。

お留守番をさせておいたら、家の中を荒らしていたずらをしていた。などの場合も、いたずらの最中でなければ叱っても意味がありません。

お留守番が必要な犬の場合、しつけと同時に管理が必要不可欠です。

いつもお留守番中にいたずらをしてしまう犬というのは、いつも危険にさらされているということです。

誤飲や転落などでけがをする場合もあります。

目の届かない状況では、タイミングの取りようがありませんので、犬の飼育に適した環境・生活の管理には十分に留意してください。

【犬とのコミュニケーション】メリハリについて

さて、もうひとつの「メリハリ」についてですが、ほめる・叱るのタイミングと合わせ、メリハリがつけられれば最高です。完璧にできるようになったら、もう、半分あなた自身が犬になれた!みたいなものです。

【オーバーに。】メリハリです。メリハリの「ハリ」の方ですね。こちらが大切です。

ほめるときは、心から一緒に喜ぶ。大げさにほめる。ボディーランゲージで表現しても構いません。声色は高い方が良いですね。ただし、怖がりのわんちゃんの場合には、ほどほどに調子を合わせてください。

ほめる場合は、どんなに長く上機嫌でいてもらっても構いません。家族全員で浮かれても問題ありません。

叱るときも、心から叱る。自分は怒っている。許さない!と、オーラを一瞬に出してください。

ただ、感情的に怒りをぶつけるのは違います。ヒステリックな対応は絶対にいけません。

声色はできるだけ低めに。注意は短く、犬が叱られているとわかっているようならそこまでです。

長く説教をするのはやめて下さい。

※怒ることが苦手な人は、とにかく飼育環境をばっちり整えて、叱る機会を減らすことが何より重要です。

叱ることの方が難しいので、このメリハリがよく分からない方は特に気を付けてください。中途半端なことは、意味がないと考えてください。気持ちがザワザワするだけになってしまいます。

【犬とのコミュニケーション】まとめ

うまいタイミングでほめ、うまいタイミングで叱る。ルールが決まっていれば、それだけで犬はどんどんいろんなことを覚え、成長します。コミュニケーションの取り方が分かった飼い主さんは、犬と過ごす時間がさらに楽しくなるはずです。

人とのコミュニケーションは、少し違ったコツが必要です。頭の中のスイッチを切り替えつつ、うまくやってみてください^-^

犬と心から接するというスキルが身につくと、犬のしつけはとっても簡単です。

「タイミング」と「メリハリ」これだけで、日常生活に必要なしつけはほとんどクリアーできます。

愛犬と、コミュニケーションがばっちりとれるようになって、さらにもっと、仲良くなれますので、ぜひ参考にしてみて下さい。

少しでも参考になれば嬉しいです。

YouTubeでは、愛犬のししもと一緒に動画でお話ししていますのでぜひご覧ください。

動画を見られない環境の方へ。
音声配信も行っていますので、こちらからお聴きください。

犬のしつけ教室【ドッグキャッチ】

「犬のしつけは絶対に楽しい!」を合言葉に、東大阪市でドッグキャッチしつけ教室を運営しています。愛犬と一緒に頑張る犬のしつけ教室です。ドッグトレーナー歴20年以上の経験を活かし、愛犬との暮らしがさらに楽しくなるような情報を発信していきます。YouTube【犬のしつけチャンネル/金倉高志】では、犬のしつけや犬との暮らしについて動画配信していますので、そちらもぜひご覧ください。TV東京{テレビチャンピオン犬通選手権で優勝}を始め、テレビやラジオ出演も多数あり。

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