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【新潟市南区】6月25日(土)、26日(日)は車両開放デー! 旧月潟駅でノスタルジックな体験を

エムコネ取材ライター(新潟市)

皆さん、こんにちは。

我が家には電車が大好きな子鉄がいるのですが、何やら今週末の6月25日、26日に楽しそうなイベント情報を耳にしたので、ご紹介します!

皆さんは「月潟駅」ってご存知ですか?「懐かしいな~」という方と、「そんな駅知らないな」という方がいらっしゃると思います。

今は新潟市内にはJR以外の私鉄はありませんが、1999年まで、新潟交通が運行していた電車線がありました。市民の中で親しまれていた「電鉄」です。

かつては燕市の「燕駅」と新潟市中央区の「白山前駅」を結んで運行していましたが、残念ながら全線廃止。その際に終着駅となっていたのが新潟市南区にある、この「月潟駅」です。

その後2000年に「かぼちゃ電車保存会」が結成され、ボランティアの方々によって車両と駅舎の保存管理が行われています。

「かぼちゃ電車」というのは愛称なのですが、我が家の子鉄はこの電車が大好きで、定期的に訪れています。先月訪れた際、この日はちょうど車両公開デーでした。

ちなみに、通常、車両や駅舎の外観は見学できますが、駅舎内や車両内は施錠されていて立ち入ることはできません。イベント時や開放デーは、とってもラッキーなんですよ!

かぼちゃ電車(モハ11号電動客車)の中で、客席に座ったり、運転席を覗いたりできます。最近の電車では見かけなくなった、天井の扇風機や網棚も。当時の写真が飾ってあり、まるでタイムスリップしたような気分です。

そして漆黒で迫力のある佇まいの「キ116号ラッセル車」も展示されています。

私はこの中に入ったとき、鳥肌が立ちました。このラッセル車、1932年製造でなんと木造。その車両が現存し、中に入って直で見られるなんて。こんな貴重な体験はなかなかできません。

旧月潟駅の駅舎の中も、当時のまま綺麗に保存されています。鉄道にまつわる本や資料、子供向けに絵本もたくさん置いてあり、駅舎内の椅子に座ってゆっくり読むことができます。

これだけの歴史ある車両を野外で展示保存するのは、簡単なことではありません。かぼちゃ電車保存会の皆さんの、愛と情熱と努力の賜であり、日々手間暇かけてメンテナンスを行っていらっしゃるからこそ、こうやって楽しませて頂くことができます。

今週末は月潟まつりの開催に併せて、旧月潟駅の公開イベントも開催されるそうです。主な内容としては、車両・駅舎内の開放、手押しトロッコの運行(日中のみ、雨天運休)、ビデオ上映、土産品販売と、盛りだくさん!

まるでかぼちゃ電車が走っていた時代に時間が巻き戻ったような、郷愁があります。ぜひ、目で見て肌で体感してみてください。

かぼちゃ電車保存会ホームページ
かぼちゃ電車保存会ツイッター
新潟交通電車線 旧月潟駅
〒950-1304 新潟県新潟市南区月潟
※冬季期間は非公開となります。

取材ライター(新潟市)

夫の転勤で新潟市に住み7年目。グルメな夫、子鉄の長男、肉食の長女、私の4人家族。「おいしいはしあわせ」を大義名分に、美味しいグルメが味わえるお店を日々開拓中!週末は家族でおでかけ三昧。外食費、娯楽費が家計を圧迫しています(笑)。「行ってみたい」と思っていただける、魅力あふれる新潟市のお店・スポット情報を発信していきます。

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