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【香港】旅のはじまりはエアライン選びから 美食旅のベストパートナー 「香港エクスプレス」で香港へ!

江藤詩文 shifumy旅するフードライター

無料航空券を50万枚!も配布すると、旅好きの間で大きな話題になった香港国際空港のキャンペーン World Of Winners(ワールド・オブ・ウィナーズ)。当選して香港旅行を計画中というラッキーな方もいらっしゃるのではないでしょうか。

このキャンペーンに参加したエアラインの1社が香港エクスプレス。香港を拠点とするLCC(格安航空会社)で、日本からは東京(成田・羽田)、名古屋、大阪(関西)、高松、福岡、熊本、鹿児島、沖縄と香港を直航便で結んでいます。

実は香港エクスプレスは、日本=香港間のフライトの最安値を提示することが多く、近ごろは航空券の価格も落ち着いてきて、円安の今でも比較的行きやすい。つまりワールド・オブ・ウィナーズに落選しても意外とお手軽に香港へ飛べるのです。

そんな 香港 エクスプレスで、香港の最新ガストロノミー事情をアップデートしに旅立ちました。

photo : 香港エクスプレス
photo : 香港エクスプレス

LCCは「危険」で「遅れる」説はほんとうなのか?

さて、香港エクスプレスでのフライトをご紹介する前に。

「LCCで旅行する」と言うとよく寄せられる3つの声への答えを、私なりに考えてみたいと思います。

LCCは危なくないの? という心配について

たとえば香港エクスプレスの場合、すべての飛行機をエアバス社のA320A321に統一しています。これによって整備士は飛行機の機種ごとにメンテナンスの方法を変える必要がなくなるため、少人数でも誰もが同じ構造の飛行機を速やかにメンテナンスできるというわけ。

個人的には、パーソナルスクリーンや電源がなくシート周りがシンプルな分、機内設備の故障によるストレスも軽くなるように感じました。

また、香港エクスプレスは安全性を最優先に考えていて、専門の調査団体であるairlineratings.com により、2016年から2020年まで5年連続で最高ランクである 7つ星 の安全評価を受け、世界で最も安全な格安航空会社 のトップ10の1社に認定されています。

LCCは遅れる という不安について

飛行機のディレイ(遅延)は、天候など自然環境や他のフライトとの兼ね合い、乗客の遅刻(搭乗時間は守りましょう)などさまざまな要因が重なって発生します。つまり必ずしも一社のせいで遅延するわけではないのです。

LCCは何のサービスもない という指摘について

正確に言うと「何のサービスもない」わけではなく「必要なサービスを自分で選べる」のがLCC。

フルサービスの航空会社と比較して「機内食はマスト。無料のドリンクサービスもほしい」という人や「機内エンタメが楽しみ」「充電しながら仕事したい」というような人には残念ながら向いていません。その他にもマイルを貯めたいマイラーや、ビジネスクラスラウンジを使いたい人にもおすすめとは言えません。

一方で「ミール(食事)はいらないけれどドリンクは欲しい」など、自分に合ったサービスを必要なものだけ選び、自分らしく快適フライトスマートに楽しみたい人には、LCCはぴったりです。

▲香港のストリートフードをアレンジした香港スタイル カレーフィッシュボール 20HKD(香港ドル・約372円)と鉄観音茶 20HKD(香港ドル・約372円)。この軽さが嬉しい。
▲香港のストリートフードをアレンジした香港スタイル カレーフィッシュボール 20HKD(香港ドル・約372円)と鉄観音茶 20HKD(香港ドル・約372円)。この軽さが嬉しい。

そんな大人のスマートなトラベラーのための最適解を今回のフライトで見つけました。

ワンランク上のサービスU-Firstはわがままな大人旅の最適解

photo : 香港エクスプレス
photo : 香港エクスプレス

それがエクストラサービスのU-First。専用カウンターでの優先チェックイン、搭乗ゲートでの優先搭乗、預けた荷物の優先受け取りがセットになったサービスです。

ベースの航空運賃にU-Firstを追加して、さらに事前座席指定スイートシートを選び、20kgの預け入れ荷物をプラスして、好みの機内食を選んでも、フルサービスの航空会社のエコノミークラスよりまだ安い。

▲シートポケットには安全ガイド、メニューブック、ショッピングガイドがセッティングされています
▲シートポケットには安全ガイド、メニューブック、ショッピングガイドがセッティングされています

▲スイートシートは1列目および非常口列を事前確約
▲スイートシートは1列目および非常口列を事前確約

▲クラフトビールがブームの香港で人気のブルワリーのビール 45HKD(香港ドル・約837円)こちらはIPA
▲クラフトビールがブームの香港で人気のブルワリーのビール 45HKD(香港ドル・約837円)こちらはIPA

▲ホットミールはちゃんと熱々で提供されます。こちらはポーク生姜焼き丼 65HKD(香港ドル・約1209円)。こちらもボリュームは軽め
▲ホットミールはちゃんと熱々で提供されます。こちらはポーク生姜焼き丼 65HKD(香港ドル・約1209円)。こちらもボリュームは軽め

というわけで機内食を残すこともなく、ほどよいお腹で降り立ったひさしぶりの香港国際空港。いま香港ではどこが一番ホットなレストランか。注目すべきシェフは誰か。最新情報はまたあらためてご紹介します

予約/香港エクスプレス トップ画像提供/香港政府観光局

旅するフードライター

世界を旅するフードライター。ガストロノミーツーリズムをテーマに、世界各地を取材して各種メディアで執筆。著名なシェフをはじめ、各国でのインタビュー多数。訪れた国は70カ国以上。著書に電子書籍「ほろ酔い鉄子の世界鉄道~乗っ旅、食べ旅~」(小学館)シリーズ3巻。

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