気づかないうちに意識を失う「一酸化炭素中毒」は怖い
冬になるとキャンプが億劫になって、なかなか外出するのも腰が重い。
そんな時の救世主が「石油ストーブ」「ガスストーブ」「薪ストーブ」だ。
でも注意しないといけないことがある。それは「一酸化炭素中毒」。
みんなでワイワイ、一人でしっぽりキャンプをしている中、準備不足で発生してしまう悲惨な死亡事故。
キャンプ付きなら必ず知っておかなければいけない知識の一つ。
じゃあ早速「警報器を購入しよう!」と思っても、実際いろんな種類がいろんなブランドから発売されているので、一体どの警報器を購入していいのか迷った方も多いのではないだろうか。
ということで、今回は俺なりの警報器の選び方を記事にする。最後に俺が使用している一酸化炭素警報器も紹介するから参考にして欲しい。
商品を選ぶ基準
①価格
価格は大きく分けて3種類あると思う。
経験と調べた結果によると、まず4000円以下、次に5000〜8000円、次に9000円〜20000円、最後に3万円以上で大きく分類することができる。
価格が上がるにつれて機能や信頼性は上がっていき、最後は自分の予算と商品の性能の狭間で悩むことになるので、とりあえずは価格の目安を知っておく必要がある。
②信頼性
センサーが国産かどうかに注目しよう。センサーが国産であるものは非常に信頼性が高いと言える。
ただ、ネットで販売されている警報器のセンサーが本当に国産のセンサーを使用しているかどうかは、実際のところわからない。
ネット通販では日本製と装って販売している場合が少なくない。
見分ける方法の一つに、ブランドホームページ、問い合わせ方法、保証や返金対応、センサーの使用期限等が明記されているかどうか、そういった情報を元に信頼性を判断しないと、一生情弱のままだ。
最近はレビューも装っている場合があるので、簡単にレビューを信頼しないように注意したい。
もし、サクラかどうかわからない場合は、「サクラチェッカー」というサイトを利用しよう。
③耐久性
さっきセンサーは日本製と言ったけれど、そもそもこのCOセンサーには寿命(使用期限)がある。
検出方法もいろいろあって、それらを細かく話すと専門的すぎるので省略する。
大体はセンサーのCO検出方法によって使用期限が決まっていて、格安は約1〜2年、日本製で品質の高いものは約5年、高級な業務用は約5〜10年くらいが目安。
また、センサー以外の制御基盤にも注意が必要で、センサーは日本製だけれど、基盤は海外生産がほとんどだ。
ブランドによっては品質や検品の質が悪いのもあって、初期不良や、すぐに壊れてしまうものがあるのは現実に起こりうる真実。そのリスクも前もって理解しておこう。
④自分の性格
これを聞いた読者の皆さんは「は?性格?」と思うだろう。でも、繊細な人と、おおらかな人では大きく異なると思う。いや、絶対そうだ。
繊細な人は、一酸化炭素中毒が怖くて、換気をこまめに行い、体調の変化にも敏感で常にネガティブに判断する人が多いのではないだろうか。
逆に、おおらかな人は些細なことは気にせず、換気などもしない場合が多く、何事もポジティブに判断しする可能性が高い。
それこそ一酸化炭素はしっかり換気さえすればそこまで怯えなくても良い。しかし、この自分の性格をよく理解して、「換気」に注意を払えるかどうかが商品選びに非常に重要なポイントとなることを理解しよう。
⑤大きさと重量
キャンプスタイルや使う場所によって、欲しい大きさの商品は違ってくる。
車での移動であれば、ある程度大きなものでいいのだけれど、徒歩や自転車、バイクであればコンパクトで軽量なものが望ましい。
軽くて小さいはキャンプに置いて正義だ。(…と思っている)
車移動や車中泊であれば「住宅用」の警報器も視野に入ってくるが、自身のキャンプスタイルをよく検討したい。
⑥電源
「充電式」にするか、「乾電池式」にするか、これも人によって考え方が変わる。
「充電式」はモバイルバッテリーなどで気軽に使うことができる点、劣化すると買い替えが必要になるし、リチウムイオン電池の場合、熱や衝撃の取り扱いに注意が必要。
一方、「乾電池」の場合は電池切れの心配や交換の手間はあるけれど、バッテリーの劣化を気にする必要がなくなるメリットがある。
選び方一覧表
というわけで、価格帯を中心に全体をまとめてみるとこんな感じだ。
(※個人の主観あり)
この表を参考に、
1、予算は?
2、センサーは国産がいいか?
3、耐久性は?
4、性格は?
5、重量・大きさは?
6、電源は?
この6つを考えて、自分にバランスが良いものを選んでみて欲しい。
最後に2023年現在、俺が使っているものを紹介してみる。
俺が使っている一酸化炭素警報器は
「CO Gas Alarm」
Amazonで購入した一酸化炭素警報器。
これを選んだのは、さっきから行っていた商品の判断基準に沿って選定した。
「価格は1万円程度、センサーは日本製、耐久性は2年くらい持てばいい、性格は繊細、重量と大きさはバイクに積めるコンパクト設計、電源は電池。」
こんな感じ。
過去に格安の警報器をいくつも購入して失敗しているのと、1万円というのは、有名なワークマンやDODで販売されている有名ブランドの警報器もこの価格帯と同じということもあって、信頼度的にもかなりバランスの取れた価格だと思っている。
むしろ、製造工場は同じだろうな・・・と勝手に想像しているんだけれど、実際はどうなんだろう。
購入に関して多少のトラブルは許容できるので、安さをとってAmazonで買うことにした。
ちなみに、Amazonにも似たような製品ページがたくさん表示される。
ほぼ全て同じ工場で生産していると思われるが、とりあえず野生の感で(一番レビューが入っていて購入者の多い商品ページのもの)購入した。
俺と同じのを使ってみたい人はチェックしてみて欲しい。
警報器があるからと言っても、換気をしっかりするのは言うまでもない。
というわけで、本日は以上。
したっけ!