早春の日光、寒さの中にも春の気配が嬉しいこの季節、いよいよ待ちに待った『日光桜回遊』が始まりました！ 「えっ？なにソレ、知らない」と言っているあなた、 コレ、めっちゃステキで美味しい、行かなきゃソンな春のイベントなんです。日光の老舗、人気店がアイディアを絞って提供する期間限定のランチやスイーツ、商品を、お花見をしながらゆっくり巡ってみませんか？

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■日光の春恒例の人気イベント「日光桜回遊」

日光の春を楽しむ「日光桜回遊」が今年も4月下旬（お店によって終了日が異なります）まで開催中。

「日光には、樹齢200年を超す桜の名木が多数あります。そんな桜を感じてほしくて、老舗や銘店がおもてなし商品を開発しました。」・・・桜回遊のパンフレットにある言葉です。

その言葉通り「日光桜回遊」は、艶やかな桜や可憐な桜を見て、趣向を凝らしたおもてなし商品を食べたり飲んだり、アートを見たり、ゆっくり歩きながら写真を撮ったりスケッチしたり。春の喜びを5感で楽しめるイベントです。

26カ所の桜スポットを巡ろう！

日光市街では、日光山輪王寺の国指定天然記念物の「輪王寺金剛桜」をはじめとし、門前町に、路地裏に、山に、川沿いに・・・様々な場所で、桜の名木を楽しめます。日光桜回遊では「いろは～の」までの26カ所の桜スポットが紹介されています。

日光桜回遊で紹介されている桜の名木は、ヤマザクラ、オオヤマザクラ、カスミザクラ、オオシマザクラ、エドヒガン、イトザクラ、ヤエベニシダレ、オカメ、ソメイヨシノ、コンゴウザクラの10種。

■ソメイヨシノだけじゃない！いろいろな桜を楽しもう

日本では桜と言えば、明治時代以降接ぎ木によって全国に植えられたソメイヨシノが主流ですが、日本古来からある様々な品種の桜もあります。樹齢200年を超す名木が多い日光では、ソメイヨシノのみならず、日本古来からあった様々な桜も楽しめます。ここからは26カ所の桜スポットの中から、

・華麗なるイトザクラ（しだれ桜）

日光桜回遊には11本のイトザクラがエントリーされていますが、中でも華麗なるイトザクラ「高田家のしだれ桜」と「虚空藏尊のしだれ桜」の2本は、夜ライトアップされます。

こちらは日光市の天然記念物に指定されている、「高田家のしだれ桜（mapれ）」。推定樹齢は370 年～380 年。かなり後ろへ下がらないと桜が全部入らないほど、大きくて見事な桜です。

こちらは栃木県指定文化財の虚空蔵尊の境内に咲く、推定樹齢350年の「虚空蔵尊のしだれ桜（mapsそ）」。虚空蔵尊の鳥居とのコラボがまた神々しい桜です。

・山肌を彩るヤマザクラ

日本の野生のサクラの代表的な品種「ヤマザクラ」は、多くの場合、葉と花が同時に開きます。山肌をふんわりと彩るヤマザクラの咲く風景は、郷愁を誘う懐かしい風景。日光桜回遊では神ノ主山の桜（mapぬ）、泣虫山・大谷川の山桜（mapた）志度淵川の桜（mapむ）などで楽しめます。

・桜餅のにおい？オオシマザクラ

桜というと「桜餅」の匂いを連想する方もいると思いますが、実は香りがする桜はそう多くありません。その中でもオオシマザクラは花にも葉にも芳香があり、やわらかな新葉は塩漬けにして桜餅に用います。オオシマザクラの花も桜餅に似た香りがするので、見かけたらぜひ匂いを嗅いでみてくださいね。

・長寿の桜 エドヒガン

後藤家の桜（mapち）、石屋町の桜（mapる）、龍蔵寺の桜（mapか）、上鉢石の桜（mapう）などで見られる「エドヒガン」は、葉より先に花が咲く可憐な桜。長寿の種類のため、全国に名桜が数多く残る桜です。日光のエドヒガンも、これから先、私たちが知らない日光の未来を長い長い年月、見つめていくのでしょうね。

◆まだまだ名木がいっぱい！
今回は日光桜回遊にエントリーされている桜を、ほんの少しご紹介しましたが、まだまだ美しい桜がたくさんあるので、ぜひ、皆さん、ご自分の目で楽しんでくださいね。日光桜回遊・グルメ編は、明日（明後日？）ご紹介する予定ですのでお楽しみに！