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スケボーでやるドリフト技!?初心者でも出来るパワースライドの練習方法

藤井アニプロフリースタイルスケートボーダー

スケボー乗ったことない人は、

「え?スケボーでドリフトってなんなん?そんなこと出来るの」って思った方がほとんどではないでしょうか。

そうですよね。スケートボードは4つのウィール(タイヤ)が地面に接地していて基本はそのウィールの回転方向に沿って進んで行きます。普通に考えて、それ以外の方向に進むとは考えられないですよね。

しかし、この通常の進行方向とは異なる方向にドリフトさせる(滑らせる)方法があるんです。ちなみに正式なトリック名称は「パワースライド」です。パワースライドは通常と異なる方向にスケボーに乗ったまま横にスライドして減速したり方向転換したりできます。様々な方法がありますが、今回はパワースライドの中でも最も簡単に習得できる背中側に180回るやり方を紹介します。
とりあえず下記動画の冒頭10秒くらいをチェックしてみてください!

こんな感じの動きです。
どういうトリックかわかっていただけたと思うのでこのパワースライドの練習方法をご紹介していきます!

このトリックにトライする前に

最低限、スケボーにしっかり乗ってすべれるようになっておきましょう。
プッシュ、チックタックと呼ばれる基本動作でスケボーに安定して乗れるようになっておきましょう。
比較的安全に練習できるトリックですが、さすがに普通に滑れない状態で練習するのは危険なので!

やり方

普通に乗っている状態で少ししゃがんでジャンプするような体勢になります。
この時回転方向と逆に体を振っておきます。そしてジャンプするように体を起こしながら体を回転方向に回していきます。

そしてスケボーから体重が抜けたくらいのあたりで後ろ足でつま先立ちするようにしながらつま先でスケボーの縁を引っ掛けるようにして後方にずらします。

後方のウィール(タイヤ)は一度滑り出すと勢いついて流れ出すので体をスケボーの上からズレないようにコントロールしながら回っていきます。

下半身が進行方向に流れてしまうと転んでしまうので路面のグリップ状況を確認しながらどのくらいの力を後ろ足にかけてスライドさせればいいのかを試しながら調整していきます!
このまま逆向きに滑っていければ他のトリックにつなげることも出来るし、スピード遅い状態からやれば止まる目的でも使える、なかなか使いやすいトリックなので複雑なトリックを練習する前ぜひ習得してみてくださいね。

ということで、スケボーを横に滑らすトリック、パワースライドの概要をご紹介させていただきました。
もし本気で練習してみようという方は上記動画で詳細解説していますのでそちらもチェックしてみていただければと思います!

プロフリースタイルスケートボーダー

フリースタイルスケートボード歴35年を超え、国内外のコンテスト受賞歴も多数の藤井アニ。国内最高レベルのトリックを武器に活躍する息子のYutaと共に普及活動しています。近年は多くのネクストジェネレーションを育てるべく情報を公式HPのFscomやYouTubeで発信中!練習会やスクール、コンテストも開催。子供はもちろん、大人になってからでも取り組みやすいフリースタイルスケートボードに是非チャレンジしてみてください!!

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