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【松山市】松山三越がまた新しい試み。コープえひめが出店!? 2023年11月オープン予定です。

藤井さこ地域ニュースサイト号外NETライター(松山市)

驚きのニュースが飛び込んできました。松山三越の地下1階のリニューアル工事部分に、生活協同組合「コープ」が出店するそうです。→コープえひめ松山三越出店のお知らせ

松山三越
松山三越

松山三越

1946年にオープンした松山三越。三越にとっては戦後初の新規出店でした。戦後の物資不足の中、松山三越は松山から物資を東京や大阪へ送達する役割を担い、周囲の商店街に刺激を与え、戦災復興にも貢献しました。三越の親会社である三越伊勢丹ホールディングスの地方店舗分社化に伴い、2010年4月1日「株式会社松山三越」として分社化されました。ただ、分社化されて以来赤字が続いています。

そして2020年9月に、松山三越が30年ぶりに大改装を行いました。改装は営業しながら1年以上続き、2021年秋にグランドオープンしました。化粧品店が並んでいた1階が550席を有するフードホールになったり、地元企業と協業するなど…百貨店として新しい試みで再起をかけました。松山三越の2023年3月期連結決算は、売上高は9期ぶりの増収となりましたが13期連続の赤字となりました。

コープ松山三越(仮称)

写真はコープえひめ束本店
写真はコープえひめ束本店

松山三越に入るコープえひめは地下1階のうち、バックヤードも含めて約6割を使用するということで、半分以上がコープになる予定です。オープンは2023年11月予定。売り場面積は松山市内の一般的なコープ程度になる予定だそうです。デパートに生活協同組合のお店が入るのは全国的にも珍しいそうです。

松山三越にコープができて黒字化するか

デパ地下といえば普段買えないような豪華なお惣菜だったり、高級食材を売っているというイメージだったので、松山三越にコープのようなリーズナブルで日常使いするスーパーマーケットが入ることに驚きました。街中にはマンションが建ち並ぶものの、日常的に買い物ができるようなスーパーマーケットがありません。銀天街にフレッシュバリューがありましたが、2020年7月末で閉店しています。

銀天街のGET!の中にフレッシュバリューがありましたが、2020年7月いっぱいで閉店しています。
銀天街のGET!の中にフレッシュバリューがありましたが、2020年7月いっぱいで閉店しています。

街中に住む方にとっては、松山三越の立地にコープが入るのは便利で助かる、という人も多そうです。インバウンドや観光客向けというより、地元民の生活に密着したお店になっていくのでしょうか。近隣にはいよてつ髙島屋もありますし、「百貨店らしさ」のこだわりを捨て、差別化は必要かもしれません。今後どうなっていくのか楽しみです。

【店舗情報】

松山三越

公式HP

住所: 松山市一番町3−1−1

電話番号: 089・945・3111

営業時間: 10時〜19時

定休日: 元旦

地域ニュースサイト号外NETライター(松山市)

2013年に、広島県福山市から愛媛県松山市へ嫁いできました。他県出身者から見た松山市の魅力を発信したい!と思い、号外NET中予のタウンクライヤーとして活動しています。家族は現在マインクラフトにどハマりしている小学生と幼稚園児の2人の男児と、久万高原出身の旦那さんの4人暮らし。

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