松山のソウルフード「ひぎりやき」をご存知ですか？　私は松山に来て初めて知りました。いわゆる今川焼きや大判焼きのようなもの。松山市民にとってはひぎりやきがお馴染みの呼び方ですね。バス停や松山市駅目の前にお店があり、ついお土産に買って帰ってしまいますよね。

ひぎりやきの歴史と由来

誕生は1912年。松山市駅前の日切地蔵の境内で売られていたことに由来します。

善勝寺に安置されている「日切地蔵尊」から名をいただき「ひぎりやき」となり、市民のおやつとして親しまれてきたそうです。以前は大街道やまつちかタウンなどにもお店があったのですが…現在は善勝寺隣に店舗があるのみ。今回はそちらのお店でひぎりやきを食べてみました。

ひぎり茶屋

松山市駅前にある「ひぎりやき本店・ひぎり茶屋」。バス停や松山市駅からも近く、お土産に買いやすい立地。

澤井本舗では昭和36年頃から、店頭での実演販売を続けられているそうです。鉄板がぱたん、ぱたんと重ね合わされて焼かれる様子、「日切焼」の焼印が小気味よく押される様子は楽しくて、延々と見ていられます。

ひぎりやきだけじゃない！？　多彩なメニュー

定番の小豆や白あんのほか、限定のあんなどもあります。

そしてひぎり茶屋では、ひぎりやきだけでなく、鍋焼うどんや飲み物もイートインできます。

ソフトクリームの上にどん！　と乗った日切焼きの存在感が凄い、おひぎりパフェも可愛い。

• ひぎりやき　あずきあんなど…120円〜
• 鍋焼きうどん…600円
• おひぎりパフェ…400円

（2023年10月来店時、税込価格）

2023年10月来店時の限定はカマンベールチーズと栗あずきでした。定番も美味しいのはわかっているんだけど、限定も魅力的…！

ひぎりやきの美味しい食べ方

1階でちょっと座ってイートインすることもできましたし、2階にも席があるそうです。一番美味しいのはやはり焼き立てを頬張ること！　周りの生地は、愛媛県産の卵を使っていて、気温や湿度によって、毎日生地の配分や時間を調整しておられるそうです。

持ち帰りの場合、澤井本舗公式Instagramによると、ラップをして、600wの電子レンジで約15秒温めて頂きその後オーブントースターで表面だけを焼くと焼きたてに近いひぎりやきが食べられるそうですよ♪

小豆あんの小豆は北海道産で季節によって炊き上げ方を変えているそう。程よい上品な甘さがお茶やコーヒーと合いそうと思いました。限定のカマンベールチーズも食べてみましたが、甘さ控えめでねっとりしたあんが美味しかったです。ひぎりやきが食べられて、ゆっくりお茶ができるカフェはここだけ。是非行ってみてくださいね。

【店舗情報】

ひぎりやき本店・ひぎり茶屋

澤井本舗公式HP

公式Instagram

住所: 愛媛県松山市湊町5-4-1

電話番号: 089・933・0915

営業時間: テイクアウト9時半〜18時、イートイン10時〜14時