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【松山市】2024年3月13日から路面電車で大手交通系ICカードが利用可。ICい〜カードは廃止の方向

藤井さこ地域ニュースサイト号外NETライター(松山市)

松山市内の路面電車と松山空港リムジンバスが、2024年3月13日より大手の交通系ICカードが利用できるようになります! →伊予鉄HP

イメージです
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利用できるカード

利用できる交通系ICはICOCA、Kitaca、Suica、PASMO、manaca、TOICA、PiTaPa、はやかけん、nimoca、SUGOCA。

全国交通系ICカードは各地のJRや私鉄で相互利用できていましたが、愛媛県内では対応していませんでした。今回対応することになり、県外から訪れるビジネス客、観光客は大変便利になると思います。カードタイプのほか、モバイル端末(モバイルICOCA for Android、Apple PayのICOCAなど)も利用できるそうです。

2025年3月には郊外電車や路線バスも対応、ICい〜カードは廃止へ

とはいえ、対象は路面電車と空港リムジンバスなので、やはり既にSuicaやICOCAをお持ちの観光客やビジネス客向けだなぁという印象。松山市在住の私としては、伊予鉄グループが2005年から導入している独自の交通系ICカード「ICい~カード」がまだまだ手放せないと思っていました。

ICい〜カード
ICい〜カード

それが、2025年3月には郊外電車や路線バスも対応できるようになるんだとか! そのため、「ICい〜カード」は2025年9月にサービス終了だそうです。オンラインで購入できる定期券システムの導入も検討予定で、窓口に並ばなくても良くなりそう! ICOCAやSuicaで統一できたらカードを何枚も所有していなくてよくなるので、松山市民にとっても便利になりそうです。

ただし、チャージは駅などではできない!

気をつけなければいけないのは、チャージは駅や電車、バス内ではできず、事前にコンビニなどでチャージが必要なこと。交通系ICカードは基本的に端末でのチャージかクレジットカードによるチャージに対応しているのですが、伊予鉄ではチャージ専用端末の設置の予定はないそうです。とはいえ、ICい〜カードのように専用端末を探す必要はないので、それはそれで問題なさそう。モバイルICOCAはスマホで、いつでもチャージ可能です。

伊予鉄の台所事情と、今後私たちにできること

2023年10月1日、エネルギー価格の値上がり、長期的な人口減少に伴う減収への懸念のため伊予鉄道と伊予鉄バスが値上げしています。また、2023年11月1日から、伊予鉄道と伊予鉄バスが減便のダイヤ改正を行い、坊っちゃん列車が当面全便運休に。そんな中での設備投資。これらが無駄にならないようにするために、愛媛でICOCAなどのICカードが普及して皆が利用していく必要があります。ICOCAは駅のコンビニ、飲食店、 飲料自販機などで使えます。松山市でいうとマクドナルドやガストなどでも使えるし、くすりのレデイでも使えます! →ICOCAが使える店一覧

本州から気軽に愛媛に旅行に来てもらえるようにもなると思いますし、松山市民にとっても買い物や他県に旅行などする時カードが1枚で済むようになるので便利ですね。

地域ニュースサイト号外NETライター(松山市)

2013年に、広島県福山市から愛媛県松山市へ嫁いできました。他県出身者から見た松山市の魅力を発信したい!と思い、号外NET中予のタウンクライヤーとして活動しています。家族は現在マインクラフトにどハマりしている小学生と幼稚園児の2人の男児と、久万高原出身の旦那さんの4人暮らし。

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