猫たちを家に迎えたての頃は、私が猫と遊びたくて仕方なくていろんなおもちゃを買ってきては試していたんだけど、猫側は意外に何でもいい。遊べそうなら何でもいい、なんならおもちゃじゃなくてもいい。ヒラヒラやフワフワが付いてなくても、ただチラシを丸めただけの棒でも遊べるしダンボール箱に入るだけでも楽しいらしい。

そんな日々を過ごしているうちにおもちゃは買わなくなり、そこら辺にあるもので遊ぶようになったんだけども…時々遊んでほしくない物にも挑戦されてしまう。

靴下の片方というのが遊ぶのにはちょうどいいらしく、すぐ盗まれる。我が家のランキングでは夫の靴下が人気がある。何だか不名誉な感じがするけど。何でしょう、洗っても染みついたニオイは消えてないって事なんだろうか。

そういえば確かに、夫の枕はなぜか猫たちに人気がある。いや、人気があると言うと語弊があって、気になるニオイだから自分の匂いで上書きしておこうとか埋めておこうっていう意志を感じる。同じオスとして敵視してるのかもしれない。

とは言え夫の靴下は持っていかれる。多分「くさや」とかと同じ扱いなのかなぁ…一般的にいい匂いの部類ではないけどなんかクセになる、クサイけどもう1回、でもやっぱクサイ！でもこの臭さをもう1回あーんクサイやめられない…って言う変なループに誘われる魅力があるのかもしれない。オキシ漬けにしたら匂いが消えて持っていかれないのかなと思わんでもないけど、楽しそうだから今日も普通の洗濯で済ませている。