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小学校入学4回の経験から考える、学習机の準備について

藤原友子小中高4人の母/すぐ片づく暮らし

あと1か月ほどで小学校の入学式です。保護者の方は、準備に追われつつも、我が子のかわいいランドセル姿を楽しみにし、成長の喜びを感じているののではないか思います。

今日は、この時期に私がよく聞かれる入学前の学習机の準備についてです。

ちなみに選ぶ暮らしラボ調べでは、入学前に準備した人と、しなかった人のそれぞれの数は半々で、その理由は以下のようになっています。

■入学前に準備した派

祖父母が必要だろうと買ってくれた。
学習机を買った方が勉強する気になると思った。
宿題や勉強する習慣をつけるため。
自分のスペースがあるとやる気がアップするのではと考えた。

■入学前に準備しなかった派

我が子が使うとは思えなかった。
家に置く場所がない。
とりあえずリビング学習で乗り切りたい。
私自身が自分の机で勉強をする子ではなかったので。
転勤族で、次に住む家で子ども専用の部屋が確保できるかわからないので。

また、入学前に準備をしなかったけれど、下の子に宿題の邪魔をされるようになり、急遽購入したという家庭もあります。

基本的に、準備をする、しないのどちらが正解ということはありません。

「我が家の答え」として、とりあえず、入学前に準備をするのかしないのかを考えてほしいと思っています。

準備する派も準備しない派も、やるべきことはある

さて、「我が家の答え」はどちらでもよいのですが、どちらにせよ、考えなくてはいけないことがあります。

準備する派は、学習机の使い方を教えなくてはいけないし、準備しない派も、では学習道具をどこに置くか、どこで勉強をさせるかを考えないといけません。

学習机を準備する人は、子どもに使い方を教えよう

子どもの学習机は、棚といくつかの引き出しが併用されています。残念ながら、学習机を与えるだけでは子どもは使えるようになりません。棚と引き出しのそれぞれの使い方を親が子どもに教える必要があります。  

例えば、棚。座ったら正面にあり、モノを出し入れしやすい場所なので、一番使用頻度の高い、教科書やノートを収納するのが理想です。

そして、大小さまざまな大きさの引き出しは、中に入っているモノが一目見たらわかるように、モノを重ねないように入れます。文具などを収納するのであれば、仕切りが必要です。

既存の仕切りが使いにくい場合は、ティッシュペーパーの空き箱を使い、引き出しぴったりの仕切りを作ることも可能です。

また、足元のほうにある深い引き出しは、ついモノを上から重ねしまいいますが、この深さは、本や書類などを立てて収めるためです。 

重ねないで、引き出しを開ければ中身が一目でわかるようにモノを立てて収納しましょう。ちなみに使い方は、会社などで使う事務机と基本は同じです。しかし、大人でも使い方がわからず、モノを適当に押し込んでいるもいます。

子どもに使い方を教える前に、大人も使い方を理解しておく必要があります。

学習机を準備しない人は、どこで勉強をするのか考えよう

そして、学習机を準備しない派の人が最低限考えることは、どこで宿題などの学習をするのか(学習道具の置き場)です。

我が家では、ダイニングテーブルのそばに、教科書やランドセル、鉛筆削り、文房具の置き場となるたなを設置しています。

ダイニングテーブル周りに、子どもの学習道具を置くことにになると、スペースの確保が大変な場合もあります。しかし、勉強する場所と、道具の置き場所が離れていたら、後片付けがめんどうくさくて、散らかることが考えらます。

たった数年間だけのこと、と考えるでしょうが、散らかることは大人にとってかなりストレスになるので、学習道具の置き場は、慎重に考える必要があります。

ダイニングテーブル学習で学べること

私自身が子どもにダイニングテーブルで勉強をさせていた感じた効果は、

大人がすぐに質問に答えることができ、子どものつまずいている箇所に気づく、宿題をする習慣も身につくということです。しかし一方で、散らかりやすいという声も聞きます。

でも、ここは考え方で、散らかりやすいということは、後片付けを教えるチャンスがあるということ。

例えば、子どもが自分の部屋で宿題をしていたら、確かにダイニングテーブルは散らかることはありません。しかし、自分の部屋だと、散らかっていても誰にも迷惑が掛からないため、極端な話散らかしっぱなしでもよいのです。

しかし、ダイニングテーブルで勉強をしていると、そうはいきません。いくら宿題の途中でも、食事の時間になれば、一旦テーブルをきれいに整えないといけません。消しゴムのカスも、取り除かないといけないのです。

また、家族の中で保護者や年上の兄弟などの夕飯の時間がずれることがあります。そんな時、宿題をダイニングテーブル一面に広げていては困るので、

家族が食事するスペースも確保しながら、勉強道具を省スペースで広げるという工夫も考えないといけません。

つまり、ダイニングテーブルでの学習は、使ったらリセットする必要があり、家族のことを考えて使わないといけないので、公共の場でのマナーも学べるという一面もあります。

「我が家の答え」通りに行かなくても大丈夫。

入学前に学習机を準備するかしないかは、それぞれの家庭の考え方次第です。「我が家の答え」として決めたあとは、

学習机を準備する派は机の使い方を教え、準備しない派は、どこで勉強させ、どこに道具を収納するのかを考えてください。

私の4人の子どものうち小学生が二人(小3・小5)いますが、まだリビング学習です。けんかも多くなるし、にぎやかで、とても散らかりやすいですが、そのうち子ども部屋に籠る時期が必ず来るので、今の時期だけと割り切っています。

そして、実際のところは小学校生活が始ってみないとわからないことも多いです。入学前に学習机を準備していない人は、焦る必要はありませんし、

せっかく準備しても親の理想の通りに使ってくれない状況になっても残念に思う必要はありません。

子ども自身が必要だと思ったときに、自然と使うようになるので、その時に親としてサポートができるよう、小学生になったのだから勉強の習慣をつけないと!と肩の力を入れすぎず、

まずは子どもの小学校入学という、素敵な成長を祝うイベントを親子で楽しんでほしいと思います。

小中高4人の母/すぐ片づく暮らし

片づけのプロとして活動を始めたのに、自分の家は「片づけても、また散らかってしまう」という矛盾に悩む。家が散らかってしまうことを隠そうとしていたが、「いつもキレイじゃなくてもいい。何かあったときにすぐに片づく家にしておけばいい」と開き直り新たなメソッドを確立。 いつもキレイにしなくちゃいけない、もっと頑張らなくちゃいけない、そんなプレッシャーから解放され、もっと自由に、その人らしく生きるお手伝いを「片づけ」を通して行っている。著書『片づけられない主婦と片づけ嫌いの子どもを180度変える本』(マガジンランド)

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