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子どもに片づけに興味を持ってもらうために、夏休みに家庭で体験させたい3つのこと

藤原友子小中高4人の母/すぐ片づく暮らし

私は片づけを通じ、誰かのマネをするのではなく「暮らしを選べる人」を増やす活動を始めて9年目。小中高の4人の子どもを育てる親です。

さて、夏休みが始まり子どもが家で過ごす時間が増えると、散らかって大変!という声を聞きます。

私も4人の子どもを育ててきたので、「このおもちゃを全部捨ててしまったら、私はどんなに楽になるだろう」と思ったことが何度もあります。

確かに、家で過ごす人が増えると、散らかるのはやむ負えないですが、せっかくの夏休みです。子どもに自分の身の回りを整えることに興味を持ってもらいたいと思いませんか?

「片づけ」と言う言葉のイメージは、キレイにするとか、収納するというイメージがありますが、自分の大切なモノや空間を管理することも含まれます。

そこで、今日は、子どもに自分の身の周りのモノや自分の空間づくりに興味を持ってもらうために家庭で体験させてほしい3つ紹介します。    

1.2学期に、気持ちよく使えるかチェック

夏休みが始まる時に、学校からお道具箱、絵具セットや習字道具などの学習道具を持ち帰ったと思います。そのまま新学期が始まるまで、置きっぱなしにするのではなく、

まずは、中身を見直して、安心して新学期を迎えましょう。

チェック項目は

①足りないモノはないか
②壊れているモノはないか

チェック表があると、子どもも何をチェックすればよいかわかります。

自分の身の回りの管理は自分でさせたいものです。部屋全体を管理するのは難しくても、たった数個の学習道具のチェックなら、一度やり方さえ教えればすぐにできるようになります。

兄弟がいるのであれば、上の子が下の子にやり方を教えることも可能です。

モノを管理するということは、使える状態にしておくこと。新学期が始まり、学校に絵具道具を忘れずに持って行ったとしても、中身が揃っていなかったら意味がありません。

子どもが、自分でチェックすることで、自分のモノの管理に責任を持って関わってもらうのです。

是非、一度やり方を教え、長期休みに入った時のルーティンにして欲しいと思います。

2.机の本立てにある賞味期限切れ情報をチェック

次にして欲しいのは、子どもの教科書やノートを置く場所に、賞味期限切れの情報が混じっていないかのチェックです。

使い終わったノートや教科書、プリント類がいつまでも、学習机の正面の本立てに置かれている家庭があります。

家庭により考え方の違いはあるかもしれませんが、ノート、教科書、プリントの紙類は、情報が掲載されているモノです。その情報が賞味期限切れではないか、または、その情報にどれだけの価値があるのかが重要です。

1.プリント類

プリント類は、丸つけが終わった学習プリント、保護者用のお知らせプリントの2種類があります。

丸付けが終わったプリントは、家庭でやり直しをさせるのであれば、保管する必要があるし、子どもの出来を確認するだけでよいのであれば、確認したら捨ててもよいです。

いずれにせよ、丸付けの終わったプリントを家庭ではどのように扱うのか、家庭の方針を決めておけば、保管するのか、処分するのか方法が明確になります。

また、保護者向けのプリントも、行事の連絡など情報が掲載されていますが、その情報が古いモノであれば、処分するのが一番でしょう。

穴をあけプリントとじに、綴じていく作業は、一見ちゃんとプリント類を管理しているようですが、その後、その情報が活用されることがなければ無駄な手間かもしれません。

プリント綴じに綴じることで、処分するタイミングを失うことも考えられるので、古い情報はどんどん手放し、最新の情報に更新する必要があります。

2.使用済みのノート

たくさん漢字を書き、計算もたくさんした、役目が終了した使用済みのノートが、現在使っているのノート類と交じって収納されていないでしょうか。

使用済みのノートを溜め、これまでの頑張りを目で見える形にしたい、という考えの家庭もあるかと思いますが、現在使用中のノートと一緒に収納するのはお勧めしません。

なぜなら、同じノートでも使用目的が違うから。

子どもが頑張った証として、保管したいノートと、現在使用中で漢字を書いたり計算をしたりアウトプットしていくノートは全く使用目的が違います。

この使用目的の違う2種類のノートが、交じった状態で保管されていると、探し物や忘れ物の原因になるのです。

子どもに自分のモノの管理をしてもらいたかったら、まずは今、必要なモノにのみにするというのは、意識したい最低のラインです。

3.去年、使用した教科書

教科書は、そこから新しい知識や情報を子どもたちが得るものです。

だから、一つ前の学年の教科書は、今はそこから情報を得ることがないのであれば、現在使用中の教科書と別に保管しないといけません。

本来は、春休みに使い終わった教科書をまとめて保管する場所を決め、そこに保管するののが理想ですが、今からでも大丈夫!

ちなみに、使用済みの教科書を保管するときは、賞味期限を決めておくとよいでしょう。

小学校6年間分を兄弟数人分保管することになると、かなりの量になります。だから、使用後何年か保管するかを決めるのです。

我が家はその学年が終わり、その1年後に賞味期限が来ます。各家庭で考え方は異なっても構いません。これまで教科ごとに賞味期限が違う家庭もありました。

どれが正解と言うことではないので、とりあえず一度賞味期限を決めて実行してみてください。不便を感じたら修正すればよいのです。

3.子どもの好きなモノに注目する

子どもに片づけをして欲しいと思うと、散らかっている状態を解消することに目が向きがちです。でも、大人も後片づけは嫌いな人も多いと思います。

毎日生活をしていると、後片づけは必ず必要ですが、いつもそればかりでは面白くありません。

そこで、子どもには夏休みの間に、自分の一番大切なモノを収納する場所や方法を考えたり、飾ったりして楽しんでほしいのです。

例えば、子どもが大事にしているおもちゃ。

大人にとっては散らかる原因にしか見えないかもしれません。

でも「片づけて!」と言ったところで、解決するわけではないので、そのおもちゃの最適な収納を子どもと考えてみましょう。ポイントはあくまでも、親主導ではなく、子どもに決定権を与えること。

ネットで検索ができる子どもであれば、

おもちゃの種類や名前・収納

と検索してもらえば、たくさんの情報が出てくるでしょう。

100均グッズで考えたいというのであれば

おもちゃの種類や名前・収納・100均

などと、追加で情報を入れましょう。

そうやって出てきた方法の中から、どれが一番子どもが好きで、出し入れなど管理がしやすいかを親子で考えます。子どもと最善な方法を探し、実行すると子どもは、意外と喜び、そのおもちゃだけでも後片付けをしてくれるものです。

お気に入りの収納を見つけ、サイズが大丈夫か確認する長男(当時小4)
お気に入りの収納を見つけ、サイズが大丈夫か確認する長男(当時小4)

棚全体の収納や、部屋全体の収納を考えるのは、大変なので、まずは子どもの一番大切なおもちゃの収納からが一番です。

絵を描いたり、工作など何か作品を作るのが得意な子であれば、作品を飾るコーナーを作ってあげてください。

飾るコーナーは、ここだけ!とルールがあれば、その中で最高傑作を飾るよう、子どもに選ばせてあげると、子どもは一生懸命作品を選びます。

また、洋服が好きな子は、洋服の収納を、髪留めをたくさん持っている子は髪留めの収納を、マンガの好きな子は、マンガの収納を考えたり、おもちゃである必要はないので、是非子どもの大切にしているモノの収納から始めてほしいと思います。

「部屋をきれいにしないさい」なんて子どもに言ったところで、子どももどうしてよいかわかりません。

だから、まずは部屋全体という漠然としたものではなく、子どもの好きなモノ、大切なモノに注目し、まずはそこから整えていくのが一番良いです。

散らかった状態を解消しようとしてもうまくいかない

子どもがいる夏休みは、家が散らかることが多く、親もイライラすることが多くなるでしょう。

散らかった状態を解消したくなる気持ちはよくわかります。だけど、子どもは散らかった状態に困っていない場合が多いです。

それよりも、効果的なのは、親が子どもの身の回りのモノ、そして学校で使うモノ、大切なモノに注目すること。

自分の大切なモノを大切にするのが片づけです。

せっかくの夏休み、普段は散らかっていることが気になる大人も、夏休みは子どもの必要なモノ・大切なモノを普段より大切にする時間にしてはいかがでしょうか。

小中高4人の母/すぐ片づく暮らし

片づけのプロとして活動を始めたのに、自分の家は「片づけても、また散らかってしまう」という矛盾に悩む。家が散らかってしまうことを隠そうとしていたが、「いつもキレイじゃなくてもいい。何かあったときにすぐに片づく家にしておけばいい」と開き直り新たなメソッドを確立。 いつもキレイにしなくちゃいけない、もっと頑張らなくちゃいけない、そんなプレッシャーから解放され、もっと自由に、その人らしく生きるお手伝いを「片づけ」を通して行っている。著書『片づけられない主婦と片づけ嫌いの子どもを180度変える本』(マガジンランド)

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