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怖い思いが新鮮なうちに意識しておきたい防災対策

藤原友子小中高4人の母/すぐ片づく暮らし

22日未明に大分県や宮崎県を中心に発生した地震。私は大分県別府市に住んでいます。幸い被害はありませんでしたが、いつ来るかわからない地震はとても不安です。

夜が明け、開店したスーパーでは水を購入する人が多く、水や食料をストックし備えることの重要性は、多くの人が感じていると思いますが、私はもっとシンプルなことで、日常から防災を考え行動することも大事だと考えています。

食器棚が倒れないように、食器が飛び出さないようにはするけれど

今回の地震でも、食器棚が倒れたり、キッチンのスライドレールの引き出しが飛び出してきた映像を見ました。

家具が倒れるのを防いだり、棚の扉が揺れで開かないようにするグッズはたくさんあります。

我が家も、食器棚の扉が地震の揺れでロックがかかるものを活用しており、熊本地震の時には、多くの食器が扉近くに移動していたけど、幸いロックが作動し食器が飛び出すことはありませんでした。

以前、私の母から「大きな地震で食器棚が倒れると怖い。倒れないようにするいい方法はないか」と相談されたことがありました。

しかし、食器棚にはもう何年も使っていない食器たくさん。食器を見直せば、腰高くらいまでの引き出しに食器を収めることも可能です。

そうすると、背の高い食器棚が倒れる心配をせずにすみます。

このようにもう何年も使っていない食器が食器棚に詰め込まれているのに、食器棚の中身ではなく、食器棚が倒れるのを防いだいり、扉が揺れで開かないように対策することに必死になっている家庭が多いのも現実です。

必要なモノを選び抜くことも、防災・減災になる

私たちの生活を助け、暮らしを豊かにしてくれるモノは、時として大きな地震が起きた時に自分や大切な家族の命をおびやかすことがあります。

人が管理できるモノの量は、そんなに多くありません。それなのに多くの人が自分が管理できる数以上のモノを手にし、管理に追われ、手が回らない状況になっています。

だから、今こそ自分や家族の暮らしに必要なモノを選び抜くのが大事なのです。

怖い思いが新鮮な今のうちにできること

モノが多く、高いところや廊下、玄関の床にモノが置かれたり、散らかっている家では、災害時の危険度は増します。

いつ起こるかわからない災害の予測は難しいです。

だから

どうしてコレが家にあるんだろう?
ずいぶん使っていないけど、本当に必要なのだろうか?
これからの安全な暮らしのために果たしてコレは必要か?

というように、日ごろから、毎日の暮らしの中で、必要なモノは何かを考えることを意識するのは、今すぐにできることです。

そして、必要なモノの定位置が決まっていて、出し入れしやすく収納され、散らかってもすぐに整えることができるという状況を作っておくと、

子どもだけが家にいて災害が起こったときにも、「懐中電灯はここ」「電池はここ」などがわかっているので、だれもがパニックに陥りやすい非常事態の中でも、安心できる要素になるのは間違いありません。

地震で怖い思いが新鮮な今だったら、これまでなかなか手放すことができなかったモノでも、手放すことができるかもしれません。

防災対策には、お金と手間がかかります。

何か対策を考えることは大切ですが、何からはじめようと思っている人がいたら、まずは、長い間手放すことができず、あふれかえっているモノを見直し、自分と家族の生活に必要なモノを選ぶことを意識してみてください。

自分や家族が溜め込んだモノが命を脅かすことがあります。

「備える」「蓄える」も大切ですが、命を守るために必要なモノを選ぶ視点もこれからはうまく取り入れていきたいですね。

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選ぶ暮らしラボ 藤原友子(ふじわらゆうこ) 

1975年生まれ 大分県在住 結婚後片づけを始める。長男との片づけバトルでモノを「選ぶ」ことの重要性に気づき、「選ぶ」から始める片づけや暮らし方を伝える活動中。

二男二女の母で「いつもキレイではないが、すぐに片づく家」で暮らしている。著書『片づけられない主婦と片づけ嫌いの子どもを180度変える本』

小中高4人の母/すぐ片づく暮らし

片づけのプロとして活動を始めたのに、自分の家は「片づけても、また散らかってしまう」という矛盾に悩む。家が散らかってしまうことを隠そうとしていたが、「いつもキレイじゃなくてもいい。何かあったときにすぐに片づく家にしておけばいい」と開き直り新たなメソッドを確立。 いつもキレイにしなくちゃいけない、もっと頑張らなくちゃいけない、そんなプレッシャーから解放され、もっと自由に、その人らしく生きるお手伝いを「片づけ」を通して行っている。著書『片づけられない主婦と片づけ嫌いの子どもを180度変える本』(マガジンランド)

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