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梅雨に子どもに協力してほしいのは、実はとてもシンプルなコトだった

藤原友子小中高4人の母/すぐ片づく暮らし

私の住む九州北部地方の梅雨入りは、6月はじめだと言われています。

梅雨がやってくると、洗濯物が乾かないし、カビは生えるし、いつもの家事だけでも大変なのに、さらにやることがプラスされます。

しかも、湿気があるからヘアセットは決まらず、おしゃれもできず憂鬱になるばかり。

そこで、今日は梅雨ですることが増え大変になる時期に、子どもに協力してほしいことについて。

「くつが濡れた報告」だけは忘れないでほしい

雨の中の登下校は、傘は持ったか、靴下や服、持ち物が濡れないか、雨で増水して危険な箇所はないか、いろいろなことが気になりますが、

私は帰宅後はまず、くつが濡れたことの報告が大事だと思っています。

次の日の朝、濡れていたことに気づいても遅いからです。

ウチは替えの靴があるから良いと思う家庭もあるかもしれませんが、濡れたくつを放置しておくと菌が繁殖して嫌な匂いも発生します。

報告さえしてくれれば、次のことが指示できる

帰宅後に、靴が濡れたことを報告さえしてくれれば、

くつの中に丸めた新聞紙を入れてもらったり、洗うためにバケツに入れたり、乾燥機にかけたり、次の行動を子どもにお願いすることができます。

子どもができることは、年齢や性格によって変わりますが、自分のモノの管理は少しずつ子どもに教えたいです。

まずは、濡れたことの報告からスタートし、洗いや乾燥については子どもができることを少しずつ増やしていくのはいかがでしょうか。

その他にも

濡れた傘やレインコートはどこに置くか決める
玄関で濡れた足をしっかり拭く
濡れたくつ下は洗濯機に入れる
雨の日はタオルや靴下などを持っていく

など、雨の日の我が家の決まり事を一度確認しておくとよいでしょう。

困ったことに気づき、対策ができる子に育てたい

日本に住んでいる以上、梅雨は毎年やってきます。一年のこの時期は雨が多く、洗濯、掃除などの家事が大変になります。

少しのことでもいいから、子どもは何をするか明確にしておくことは家族の一員として大切なことです。

これから大人になり自分で生活をするときに、何か困ったことがあれば、すぐその状態を改善したり、予防したりすることが必要になるからです。

また、梅雨に限らず雨の時は湿気が多く、濡れたものが乾くのには時間がかかるし、濡れた状態が続くと匂いが出てくるということを知っておくことも大事です。

我が子には、掃除、洗濯、料理、片付けなどのあらゆる家事をできるようになってほしい思いますが、

靴が濡れて明日の朝困るかもしれないと気づき報告することは、とても地味なようですが、この報告が「じゃあ次はどうしたらよいか」を親子で考えることのできる一歩なのではないでしょうか。

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選ぶ暮らしラボ 藤原友子(ふじわらゆうこ)

1975年生まれ 大分県在住 結婚後片づけを始める。2012年整理収納アドバイザー1級。CTB生放送102回9年間出演。セミナー回数100回、受講生2000人以上で片づけの概念が変わると高い評価を受けている。長男との片づけバトルでモノを「選ぶ」ことの重要性に気づき、モノや暮らしを「自分軸で選べる人」を増やすために活動中。

二男二女の母で「いつもキレイではないが、すぐに片づく家」で暮らしている。著書『片づけられない主婦と片づけ嫌いの子どもを180度変える本』

小中高4人の母/すぐ片づく暮らし

片づけのプロとして活動を始めたのに、自分の家は「片づけても、また散らかってしまう」という矛盾に悩む。家が散らかってしまうことを隠そうとしていたが、「いつもキレイじゃなくてもいい。何かあったときにすぐに片づく家にしておけばいい」と開き直り新たなメソッドを確立。 いつもキレイにしなくちゃいけない、もっと頑張らなくちゃいけない、そんなプレッシャーから解放され、もっと自由に、その人らしく生きるお手伝いを「片づけ」を通して行っている。著書『片づけられない主婦と片づけ嫌いの子どもを180度変える本』(マガジンランド)

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